ダイハツ「ムーヴ」、11年ぶりの全面刷新で7代目へ
《画像提供:Response》《写真提供 ダイハツ工業》 ダイハツ ムーヴ 新型
ダイハツ「ムーヴ」は、1995年に誕生した軽トールワゴン。登場以来30年にわたり低燃費・良心的な価格はもちろん、基本性能や先進装備などのユーザーが軽自動車に求める普遍的な要素を進化させ続け、次代を切り開いてきたダイハツの基幹車種でもあります。
累計販売台数は340万台を超えており、老若男女を問わず幅広いユーザーから支持をい得ています。
直近まで販売されていたモデルは初代から数え、6代目に当たるモデルで、「次世代ベストスモール」を目指し開発。軽の本質である低燃費・低価格をベースに、新開発の軽量高剛性ボディ骨格構造や足回りの改良などにより、基本性能を大幅に向上していました。
さらに軽初採用となる数々の先進装備を搭載し、軽の本流を一層追求しており、軽量高剛性ボディ骨格構造は、高剛性化による基本性能向上のみならず、軽量化による低燃費や、低コスト化にも貢献しています。
そんな6代目ですが、2023年に販売を終了しており、同年にフルモデルチェンジを予定していたとの噂が流れましたが、件の認証不正により実現しなかったのか、そこから2年の歳月が流れてしまいました。
そんな中、2025年6月5日、ダイハツは、2年ぶりの復活、そして11年ぶりの全面刷新を遂げた7代目となる新型ムーヴが正式発表されました。
《画像提供:Response》《写真提供 ダイハツ工業》 ダイハツ ムーヴ 新型
新型ムーヴは、多くの消費カルチャーを経験してきた目利きの世代、中でも合理性とこだわりをもって商品を選ぶ「メリハリ堅実層」をターゲットに設定。
「今の私にジャストフィット 毎日頼れる堅実スライドドアワゴン」をコンセプトに、全方位で軽自動車の魅力を大きく向上させています。
近年ニーズが高まっているというスライドドアをムーヴとして初採用しながら、スタイリッシュなデザインを実現、「もう一度、心が動き出す。MOVE ON.」というキャッチコピーのように、心を突き動かすクルマとしています。
ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,655mm‐1,670mmと、全高を拡大し、広い車室空間を実現しています。
内外装のデザインコンセプトは、「ムーヴらしい“動く姿が美しい”端正で凛々しいデザイン」。合理性とこだわりのメリハリをもって、“良いものを見極める方々”に選んでもらえるような、機能とスタイルを両立させた質感高いデザインが追求されています。
エクステリアは、フロントからリヤに吹き抜けるキャラクターラインやウィンドウグラフィック、動きのある表情を持たせたフェンダーやリヤピラーにより、躍動感を表現。フロント周りはグリルとヘッドランプをシームレスにコンビネーションさせ、 大胆かつ先進的なデザインとしています。
《画像提供:Response》《写真提供 ダイハツ工業》 初めてスライドドアを採用したダイハツ ムーヴ 新型
また、ムーヴらしさのポイントとして、初代から受け継がれてきた縦型リヤコンビネーションランプを採用しています。
カラーはホワイト、ブライトシルバーメタリック、ブラックマイカメタリック、スカイブルーメタリック、シャイニングホワイトパール、レーザーブルークリスタルシャイン、サンドベージュメタリック、グレースブラウンクリスタルマイカ、コンパーノレッド、クロムグレーメタリックの10色のモノトーン色に加え、ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール、ブライトシルバーメタリック×スカイブルーメタリック、スムースグレーマイカメタリック×グレースブラウンクリスタルマイカのツートーン色3種の計13色用意という、豊富なラインアップです。
インテリアでは、インパネは、軽自動車らしくインターフェイスをシンプルにまとめ、オーディオの位置を低く設定することで走行視界を広く確保し、安心して運転できるすっきりとした見晴らしの良さを追求。
《画像提供:Response》《写真提供 ダイハツ工業》 ダイハツ ムーヴ 新型(アナザースタイル ノーブルシックスタイル)
シートは、上品で落ち着いた色合いや素材で“仕立ての良さ”を表現し、毎日を快適に過ごせる居心地の良さを演出したほか、ドアアームレストにシートと同様の色・素材を使用することで、インテリア全体の統一感を出すだけでなく腕への負担を軽減しています。
上位グレードとなるRS、Gグレードではシルバーステッチ付きのネイビー表皮、シルバー塗装やメッキ加飾によりさらに魅力的な上質空間を演出しています。
走行性能においては、DNGAによる高い基本性能をベースに、ムーヴ専用のチューニングを施し、歴代ムーヴで好評だった、きびきびした軽快な走りを継承。バランスの良い走りを追求しています。
パワートレインは、DNGA開発でつくり込んだアクセルのスロットル特性を最適化し、ストレスのない軽快な走りを実現した最高出力52馬力、最大トルク60Nmを発揮する直列3気筒エンジン、もしくはこれにターボを組み合わせ最高出力64馬力、最大トルク100Nmとしたターボエンジンの2種類。組み合わされるトランスミッションはD-CVTで、それぞれ駆動方式は2WDと4WDが展開されます。
足回りでは、ばね、ショックアブソーバーおよびステアリング特性をムーヴ専用に設定しており、動き出しから振動感が少ないすっきりした乗り心地や、きびきびと思い通りに曲がれる操縦安定性により、ムーヴの真骨頂である走る楽しさを演出しています。
《画像提供:Response》 《写真提供 ダイハツ工業》 ダイハツ ムーヴ 新型(RS)
また最上級グレードのRSグレードには15インチタイヤと高性能ショックアブソーバーを採用し、トップモデルらしいさらに上質な乗り心地と動力性能に見合った高い操縦安定性を確保しました。
先進安全装備には、17種類の予防安全機能を採用した「スマートアシスト」を搭載。最新のステレオカメラの搭載により、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能を夜間歩行者検知と追従二輪車検知に対応させるとともに検知距離、対応速度の向上を実現したほか、ブレーキ制御付誤発進抑制機能の採用により、万が一の踏み間違い時に急発進を抑制するなど、様々な機能を搭載しています。
また、緊急時以外の様子の見守り機能も充実した、最新のダイハツコネクトも採用。スマートアシストの作動回数を過去7日分表示し、安全運転を促進する「スマアシレポート」、ドアロックやハザードランプ消灯忘れ等をスマートフォンに通知する「うっかりアシスト」を新設定したほか、ディスプレイオーディオやコネクト対応ナビ、スマートフォンに車両のメンテナンス時期を通知する機能や、リコール開示日10~18ヶ月後時点で未実施のお客様のスマートフォンに通知する機能を追加するなど、機能がたかめられています。
価格は、スライドドアの採用や、すぐれた基本性能・燃費、充実した快適で便利な機能・装備など様々な項目を進化させながら、135万円からという良心的な価格を実現。
量販グレードのX(2WD)でも、150万円を切る価格に設定されたほか、最上位のターボグレードRSでも189万7,500円となっています。
実際の発売は発表と同日から、開始されています。
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