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今さら聞けないキャンピングカー! キャンピングカー完全マニュアル!

今さら聞けないキャンピングカー! キャンピングカー完全マニュアル!

2015年には、ついに売れ行きが過去最高の357億を突破したキャンピングカー!(日本RV協会調べ) 旅行に行くにも、車内にいるだけでも楽しく便利なキャンピングカー。2017年、あなたもキャンピングカーを始めてみませんか?

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


そもそもキャンピングカーとは?

キャンピングカーは寝泊まりできる設備が整っている車。実はキャンピングカーというのは和製英語で、アメリカではキャンパーと呼びます。

キャンピングカーの売上は右肩上がり

キャンピングカーの売れ行きは上昇傾向にあります。キャンピングカービルダー、ディーラーで結成された日本RV協会の会員事業者の調査によると、2015年のキャンピングカーの総売上金額は357億1922万円。前年比10.9%増です。また、国産キャンピングカー新車総出荷台数は4968台。これは前年比12%増です。

日本RV協会の広報担当者は「団塊世代の大量定年退職を迎えた2007年以降、キャンピングカーはお金と時間にゆとりのある60代の注目を集めている」と分析しています。

キャンピングカーにも種類がある

キャンピングカーにもいくつか種類があります。
バンなどをそのまま利用した「フルコン」、軽ワゴンなどを架装した「軽キャンピングカー」、ワンボックス車を架装した「バンコン」、乗用車にけん引されるタイプの「トラベルトレーラー」が挙げられます。

大小さまざまなキャンピングカー!

キャブコン

フルコンが一般的なキャンピングカーですが、近年急激に人気が上がってきたのが軽キャンピングカー。軽自動車がベースなので車両の価格が安く、維持費もそれほどかからないのが人気の理由です。キャンプ初心者にも親しみやすいことで知られます。


きめのキャンピングカーとしては、トラックの運転室を残し荷台部分に居住エリアを設けた「キャブコン」、マイクロバスを架装した「バスコン」が挙げられます。

日本の道路事情の観点から、キャブコンにキャンパーの人気が集まっています。軽トラックをベースにしたキャブコンもあり、価格面、過ごしやすさといった面で注目されています。

一方でバスコンは海外のキャンパーに愛されています。駐車に大きなスペースが必要というデメリットはありますが、乗用車が収納できることから「他の荷物と一緒に乗用車も持って行く」という感覚で利用されています。

キャンピングカーの必需品とは?

トイレ、シャワールーム

キャンピングカーに欠かせないのがトイレとシャワールーム。スペースの都合上トイレとシャワーが一体となっているタイプが目立ちます。トイレは汚物タンクが付いており、後で汚物を自分で処理する必要があります。

また、シャワールームがない場合はキッチンからホースをつないで外でシャワーを浴びます。水に関してはタンクに貯めたものを使います。

コンロ、冷蔵庫、テレビ


コンロや冷蔵庫はガスとバッテリーによって稼働します。冷蔵庫はスペースの事情で宿泊施設に備えられているような小さめのものが主流。

テレビはブラウン管式が主流でしたが、近年は小型の薄型テレビが搭載されているケースが増えています。

さあ、キャンピングカーを買ってみよう!

キャンピングカーとは、一言で説明すると、寝泊りできる設備を備えている車のことを言います。しかし、その楽しみ方は人によって様々です。

先に紹介したように、その種類も様々で、専用のシャーシを備えているものもあれば、ワゴン車をキャンピングカー仕様に改造したものもあります。

ファミリーで旅行に行きたいのか、フルカスタムを行いたいのか、恋人とデートで使うのか…。

自分のライフスタイルに合ったキャンピングカーを購入することをおすすめします。

どれを買おう…。迷っている人には軽キャンピングカーがおすすめ

軽自動車の人気が沸騰していますが、その流れはキャンピングカーにも及んでいます。最近では、軽キャンピングカーへの注目度が増してきており、話題を集めています。軽キャンピングカーといっても、その中身は一般的なサイズのキャンピングカーと遜色はありません。

そのスペースについては、若干狭いものの、料理や歯磨き、洗髪なども車内ですることができるなど、家庭での生活をほぼ丸ごと車内でできるなどの快適さがあります。車で観光地巡りができ、車内で足を伸ばして寝ることができるという夢のような空間です。

軽キャンピングカーは、睡眠スペース・収納などの、キャンピングカーとして持つべき必要最低条件を備えています。

さらにその大きなメリットは、小回りがきき、維持費も一般の大きさに比べて安く済むということがあります。価格帯も安く、幅広い年齢層に乗りやすい車です。

軽キャンピングカーおすすめの一台!

ダイハツ クラフト

ハイゼット カーゴ

ダイハツクラフトやアトレー、ハイゼットカーゴなどの軽キャンピングカーのことを知っていますか。

いずれも人気の車種として脚光を浴びています。夫婦でのドライブ旅行や仲間との釣り、家族とのキャンプなどとその使い道は多種多様です。いずれにしても軽自動車があることで、快適な旅ができることになります。

キャンピングカーの良さは、移動手段としての役目だけでなく、旅先での居住空間としても使える点にあります。ダイハツ_クラフトやアトレー、ハイゼットカーゴとどの車をとっても、それぞれに魅力があります。

こいつ、中身がすごいんです。軽キャンパー「ミニチュアクルーズ」

一見、普通の軽自動車に見える外見

シンプルなデザインを突き詰めたことで、低価格を実現したモデル。グッドデザイン賞に選ばれた「ミニチュアクルーズ」です。

無駄なスペースを作ること無く、限られた空間が有効に活用された、大人2人用の軽キャンピングカーです。


デザインは洗練されており、ベッドはリクライニング機能付きです。他の設備としては、伸縮式のシャワーヘッド水栓があり、車内外で使用可能です。また、サブバッテリーがあるので、テレビの使用や充電も可能です。

【番外編】こんな軽キャンパー欲しい!お遍路仕様

軽キャンピングカーは使いやすいということもあり、最近ではお遍路めぐりをターゲットにした仕様の軽キャンピングカーが登場しています。室内は和風の造りになっていますが、シートアレンジをすれば普段使いにも堪えますし、訪れるのに不便な場所にも乗り入れられるので、今後の活躍が期待されます。

香川県高松市に本社を構える岡モータースは、「ジャパンキャンピングカーショー2016」に異色の軽キャンパーを展示した。それは何と「お遍路仕様」。四国八十八カ所の霊場を巡礼するためにつくられたもので、これから受注を取って販売していくという。

お遍路は年々人気が出て、今やそのためのツアーバスが頻繁に出ているほど。もちろん個人で巡礼する人も多く、特に最近は中高年の夫婦が車で一緒にというケースが目立つそうだ。しかし、八十八カ所の霊場は行くのに非常に不便な場所もあり、おまけにその近くには泊まる宿もない。また、あったとしても、なかなか予約が取れない。

そこで、岡モータースは巡礼者の話を聞きながら、今回の軽キャンを製作したわけだ。「お遍路仕様なので、できるだけ和風にしました」と同社関係者。寝る時に使用するマットは畳調で、机や棚、収納ボックスはすべて木目調。そのほか、障子やコタツ(オプション)まである。そして大事な金剛杖はちゃんと上の方に祀るような形で収納できる。もちろん、菅笠も専用のフックで掛けられるようになっている。

みかんまで置く姿勢に岡モータースの本気を感じられる

【番外編2】ここに住みたい!贅沢すぎる軽キャンパー

約330万円の「テントむし」(鹿児島県曽於市、バンショップミカミ)は、ダイハツ『ハイゼット』ベースの乗車定員4名、就寝定員4名の8ナンバー軽キャン。エアコン、給排水タンク、サブバッテリー、インバーター、外部電源、冷蔵庫、二段ベッドなどを標準装備。これに、後部大型扉、19インチテレビ、ポップアップルーフなどが付く。

水回りもクールな仕上がり

キャンピングカーの今昔

キャンピングカーといえば、高収入の人や資産家、会社経営者などの経済力を持った人の贅沢品といったイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。確かに以前にはそのような傾向がありました。

しかしながら、現在では、より身近で誰でも手の届きやすい存在になっています。

背景にあるのが、シニア世代の需要が旺盛さを増している点があげられます。子育てが一段落することで、趣味や余暇の時間を充実させることができるようになるのです。若い頃の夢に再チャレンジすることができる環境が整うのです。

軽キャンピングカーで生活する人も!?

軽キャンピングカーが登場して以来、その取っ付き易さから、今までアウトドアに縁が無いタイプの人達も、キャンピングカーに興味を示し始めました。本場アメリカでは既に、家を持たずにキャンピングカーで生活をしている人もいるそうです。

日本には道の駅という、トイレや水道は勿論、場所によっては温泉やシャワールーム・ランドリー設備が備え付けられている施設が、全国に数多くあります。将来、家を持つことよりも、居心地の良い空間で暮らすことに重きを置いた人々が、キャンピングカーを通して集う日も近いかもしれませんね。

超高齢社会の日本、キャンピングカー市場が盛り上がる!?

キャンピングカーの製造開発を手掛けるのは、大手自動車メーカーだけではありません。キャンピングカーの特徴でもある住まいの部分を作り上げることを得意とする家具メーカーやリフォーム会社なども、その製造開発に乗り出しています。

高齢化社会を迎えた日本では、キャンピングカーのマーケットが、ますます活気づいてくるとして注目されています。定年退職後の楽しみとして位置付ける人の多さが目立っています。時間と資金に余裕があるシニアが、そのけん引役を担うことになります。

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