キャンピングカーとは?
オリックス自動車 レンタルキャンピングカー
日本でキャンピングカーと言えば、一般的には寝泊まりを可能とする設備を備えた車のことを指します。
その名の通り、気軽にオートキャンプ場などでアウトドアライフを満喫することができる車になります。市販の乗用車をベースにしたものから、マイクロバスの内部を改造したもの、トレーラー型の個室を牽引するものまでさまざまな種類が存在します。
一方日本国内では、キャンプ場やRVパークにてピクニック・バーベキューなどを楽しむのが主な用途になります。
ソファや就寝設備の他に、水道や炊事のための設備が搭載されている車もありその形態は多種多様となっています。
キャンピングカーの種類
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キャンピングカーは、設備を車体に内蔵した自走式とトレーラーに装備された牽引式の2種類に分かれます。
自走式には、ベースとなる車が存在しておりその車種によってそれぞれ呼び名が変わります。
ここからはキャンピングカーの種類とベースとなる車、そしてその特徴について詳しく見ていきましょう。
■軽キャンピングカー
名前が示す通り、軽自動車の貨物車や乗用車をベースとしてキャンピングカーに改造した車や、軽トラックの荷台に居住空間を搭載したものになります。
日本の環境にマッチした種類であり、価格も比較的リーズナブルで導入しやすく人気があります。
室内空間は小さめではあるものの、一人旅や夫婦水入らずの旅行であれば十分に実力を発揮するモデルとなっています。
■バンコン
バン・コンバージョンの略称であり、ハイエースやキャラバンをベースに作られたモデルとなっています。キャンパーバンとも呼ばれており、乗車定員は10名以下でなおかつ普通免許で運転できる車が多くみられます。
一般的なバンのサイズのまま改造されることが多く、普通の駐車場にも停車可能であり、日常的な街乗りにも使える汎用性の高さも大きな特徴となっています。加えて外部加工していなければ、他の車より目立つことも少ないという点も多くの人に選ばれる理由となります。
手軽なサイズであるがゆえに室内空間が制限されるため、FRP加工など内装に工夫が施されています。
ハイルーフ仕様やワイドボディ仕様のバンをベース車両に使えば、室内の高さや幅も十分に確保できます。
ベース車の走行性の良さや、ガソリン車や4WDなどボディ形状の選択肢の豊富さも人気の一因になります。
■キャブコン
キャブ・コンバージョンの略であるキャブコンは、トラックをベースに改造されたモデルを指します。運転席(キャブ)の部分を残して、車体を改造したのちにキャビン部分を取り付けていることが由来となっています。
ベース車がワンボックスカーであっても、Bピラーより後ろの部分をカットして専用のキャビンを架装したものはキャブコンとされ、近年多く見られます。
アウトドアに明るくない一般の人がキャンプカーと聞いてイメージする、典型的な形状をしています。日本国内では改造ベースとなっている市販車の車種とは、異なった車名を与えているパターンもあります。
もともとの車両総重量が大きく、改造後まれに準中型自動車に分類されているキャブコンもあります。2017年以降に普通免許を取得している場合、別途準中型免許も必要となることを覚えておきましょう。
室内空間が広い理由は、キャビンの部分を専用で作り上げることで有効寸法が大きくなります。大きめの駐車場の確保が必要なものの、その居住性の高さや装備の充実ぶりは非常に魅力的と言えます。
■バスコン
バスコンは改造ベースとなる車が文字通りバスであり、室内空間はキャブコンよりも大きいのが特徴になります。
ベーシックとなるのは主にマイクロバスであるため、高い運転席や横幅の広さなど運転に慣れが必要となります。
駐車場所の考慮が必要など留意点はあるもの、バス自体のファンが多く根強い人気を誇る車でもあります。
■キャンピングトレーラー
専用のトレーラーに宿泊設備を搭載して、それを別の車で牽引する形態がキャンピングトレーラーになります。
これまでの他のキャンピングカーとは異なり、牽引する車両自体には寝泊まり用の設備を備える必要がありません。
箱型の居室に窓やベッド、キッチンやトイレなど生活に必要な設備を一通り揃えていることが条件となります。この特殊な形状のため車両とは見なされず、その分他のキャンピングカーより価格はリーズナブルになります。
また、750kg以内であれば牽引免許も必要なく、サイズの種類も豊富で選びやすいモデルとなっています。
欧米ではキャラバンという呼び名もあり、旅行手段の1つとして日本よりも圧倒的に普及しています。その大きさから旅先や目的地によっては、2台分の駐車場を確保する必要がある点を覚えておきましょう。
キャンピングカーレンタルとは?
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普通自動車や軽自動車のレンタルがあるように、キャンピングカーにもレンタルサービスが存在します。中には、取り扱う車両をキャンピングカーのみに限定しているレンタルサービスの会社もあるほどです。
購入すると初期費用や維持費がかかって厳しいという方は、キャンピングカーのレンタルをおすすめします。
年に数回しか利用しなかったり、大きい車種を使いたい時はレンタカーがお得な場合も少なくありません。
もちろん購入を検討している方が、実際の使用感や操作性を確認するために利用するのも賢い方法となります。
キャンピングカーレンタルの値段
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利用料金はその地域やショップによって異なりますが、土日・祝日と平日の2つで区切るのが一般的となっています。
車種の大きさや収容人数、車両の種類や付随するオプションサービスによって料金が変動していきます。
これに加えて、繁忙期とそれ以外の時期といったようにシーズンごとに料金を区切る場合もあります。5月のゴールデンウィーク前後や、春休み・夏休みの時期をハイシーズンに設定していることが多くみられます。
■軽キャンピングカーレンタルの値段
サイズが最も小さい部類となる軽キャンピングカーは、その分料金もリーズナブルに設定されています。
3月や7〜8月のハイシーズンで1日あたり10,000円前後、それ以外の時期なら9,000円前後とお手頃となっています。
■バンコンレンタルの値段
ほど良い居住スペースと装備、取り回しに優れたバンコンはレンタル料金も比較的利用しやすくなっています。
シーズン中に利用する場合、平日料金なら1日あたり15,000円前後のショップもあります。
一泊二日なら30,000円ほどで利用できるため、浮いた予算で色んな計画を立てることも可能になります。
■キャブコンレンタルの値段
ハイシーズンにキャブコンを借りると、1日あたりのレンタル料金が25,000円前後となります。
上手に利用するなら、オフシーズンの平日に借りると15,000円前後まで下がるのでおすすめとなります。
■バスコンレンタルの値段
根強いファンが多いバスコンタイプの場合、荷室・収容人数の多さから料金はさらに上がります。ハイシーズン中であれば、平日の1日あたりのレンタル料金は35,000円前後となっています。
額面を見れば確かに高いものの、乗車人数で頭割りをすると仮定すれば決して利用しくい額ではありません。
■キャンピングトレーラーレンタルの値段
日本国内ではキャンピングトレーラーがまだまだ少ないため、レンタル業者もあまり多くありません。
近隣にレンタル可能な会社がない場合、トレーラーハウスに宿泊できる施設を探すのも1つの方法となります。
宿泊費も含めて一泊20,000円前後のキャンプ場などもあるので、試しに宿泊してみると良いでしょう。
まとめ
オリックス自動車 レンタルキャンピングカー
キャンピングカーには自走式と牽引式の2種類があり、レンタルの場合は自走式タイプが圧倒的に多くみられます。
購入を検討している方や、夏休みにしか利用しないという方はレンタルサービスの利用をおすすめします。
ショップによっては、土日利用の際に少し料金を上乗せすれば金曜の夜から貸し出す所もあります。他にも屋外用のイス・テーブルなどのレンタルが無料の場合もあり、ショップ選びもかなり重要となります。
利用人数や目的に見合ったキャンピングカーを選んで、アウトドアライフ・レジャーを満喫しましょう。