トヨタ シエンタ 徹底調査
スペイン語で「7」を意味するsieteと、英語で「楽しませる」を意味するentertainを混ぜ合わせた造語が車名の由来であるシエンタ。
一度生産が中止されたものの、復活を望む声の多さから再び生産が開始されたという逸話を持つ人気モデルです。
今回はそんなトヨタのシエンタについてまとめました。
■シエンタ基本情報
シエンタは2003年に初代がデビューしたトヨタ最小ミニバンで、2015年にはフルモデルチェンジを行い新たにハイブリッドモデルが追加されました。
スペックは全長が4,235mm、全幅が1,695mm、全高が1,675mmで、他メーカーのミニバンと比較して最も小さいサイズです。
燃費は1.5リットル、109psのアトキンソンガソリンエンジンモデルで最高20.6km/Lという他社のミニバンにも迫る数値を示しており、ハイブリッドモデルは27.2km/Lと他メーカーのミニバンを遥かにしのぐ燃費性能を実現しています。
■インテリア・ラゲ―ジは?
快適な車内空間もまた、シエンタの大きな魅力の一つです。
通常は格納してラゲージを拡大されることの多い3列目席もタンブルシートの開口幅を広げて乗り降りしやすいようにしたり、ひざ回りスペースを充分に確保することによって大人でも快適に乗れて座れる空間にしています。
2列目席の居住空間も中型ミニバンに匹敵する広さです。
またGグレード車には両側にワンタッチスイッチ付パワースライドドアが装備されており、両手がふさがっている状況でも運転席側のドアから簡単に荷物を載せることができます。
◆手軽にシートアレンジ可能、人も犬もくつろげる広さ
それにしても、シエンタの室内環境、シートアレンジ性は充実している。2列目席は2/3人掛けが用意されているけれど、2人掛けの6人乗りタイプでもベンチタイプ(中央のトレイ&カップホルダーの有り無しだけ)なのが肝。6人乗りでもマットを敷けば座面の凸凹なしで犬がくつろげる。犬の乗車場所も多彩だ。6/7人乗りを問わない2列目席、3列目席(中小型犬)、3列目席を2列目席下に斜めダイブイン格納し拡大したフラットな荷室フロア部分(幅1100~1260mm、奥行き960mm)…だけではない。
実は、2列目席を片側または両側タンブル格納したゆとりの2列目席足元フロア(幅1420mm、奥行き510~700mm)もマットを敷くことで中大型犬を乗せられるほぼフラットスペースになるのだ。その状態で3列目席に人間が座れば、ひざ回りスペースは580mm前後と足元はまるでリムジンのように広々。
さらに2列目席の片側だけタンブル格納すれば、犬は飼い主の真横のフロアに座れ(最大5名乗車が可能)、あるいは3列目席片側だけ格納しラゲッジを縦方向に拡大した場合もそれは同じで(フロア幅450mm、最大6名の乗車が可能)、人と犬、荷物の数、量によって多種多彩にアレンジできるのがシエンタの賢さ、魅力でもある。
■安全装備
シエンタは安全装備も充実しています。
トヨタ最新の先進安全装備であるTOYOTA safety Sense Cが採用されており、レーザーレーダーと単眼カメラを併用した検知センサーとそれに基づいた統合的制御によって、事故の回避や衝突被害の軽減を支援してくれます。
またTOYOTA safety Sense Cには車線逸脱による事故を防ぐレーンディパーチャーアラートや夜間の歩行者を早期に発見することができるオートマチックハイビームなどの機能もあり、自動車アセスメントの予防安全性能評価において最高ランクの評価を得ています。
■試乗感想
responseの試乗記録によると、シエンタは市街地や郊外路においてスムーズな乗り心地を実現しているようです。
◆商品性向上への並々ならぬ気合
まずはトータルな印象から。旧態化が進んでいるトヨタのBセグメント用プラットフォームを使って1.4トン近いモデルを作らざるを得ないという制約から、乗り味はあまり良くないのではないかと事前に予想していたが、実車のフィールはその予想を裏切る良さであった。出色なのはサスペンションチューニングで、ハンドリングと乗り心地のバランスが取れたきわめて丁寧なものだった。燃費もミニバンとしては良好。また、素材の質感は大衆車レベルながら、細部までみっちりとデザインされた造形でユーザーの満足度を上げるインテリアなど、商品性向上への並々ならぬ気合が随所にうかがえた。
では、項目ごとに性能を見ていこう。ハードウェア面で最も素晴らしいと思えたのは、シャシーチューニングだった。前述のように、シエンタのプラットフォームは旧世代のもので、最新のライバルに比べるとサスペンションストロークが不足している。が、シエンタの開発陣は、その制約の中で新型を章男社長の標榜する“もっといいクルマ”にすべく、おそらくこれ以上はないというくらいに良い仕事をした。
また山岳路においても、それほど道が悪くない場所であれば安定感のある運転ができるとのこと。
フロントシートが長時間のロングツーリングには向いていない部分があるものの、家族の送り迎えやちょっとした買い物など、市街地での使用の多いファミリー層にとっては使い勝手の良いミニバンであると言えるでしょう。
また山や海などの近場の自然に出かける際にも充分な運動性能があるようです。
◆市街地運転なら必要十分のパワー
次にハイブリッドパワートレイン。アクアと同じ1.5リットル直4ミラーサイクル+2モーターで、システム統合出力も100psと変わらない。最終減速比のみ、アクアより格段に重いボディに合わせて大幅にローギアードに変更されている。
市街地や郊外路など、出力をあまり上げないですむような環境では、この100psユニットで何の不満もない。今回は終始2名乗車だったが、4名+貨物でも過不足はないだろう。燃費も周囲のクルマの動きや信号など交通環境をちゃんと見て走れば、極端なエコランをしなくてもロングランでは20km/リットル台前半、混雑した市街地でも17km/リットルくらいは十分に走りそうだった。
アトキンソンサイクルを採用した1.5リットルのDOHCエンジンも非凡な実力だ。高回転になるほどハイブリッド車を凌ぐ力強い加速を見せ、素直にパワーとトルクが盛り上がる。ゴー・ストップの多い都市部でもフレキシブルな走りを披露し、扱いやすかった。燃費はハイブリッド車にかなわない。だが、アイドリングストップを導入したこともあり、街中でも15km/リットルを超える燃費をマークした。価格を考えると、1.5リットルのガソリンエンジン車はお買い得な印象だ。
ハンドリングは素直で、コントロールできる領域は大きく広がっている。正確な操舵フィールを身につけ、速いスピードでコーナリングしたときでも接地フィールがいい。剛性の大幅な向上は、安心感のあるハンドリングだけでなく乗り心地のよさにも貢献している。一体感のある挙動を見せるのは16インチタイヤ仕様だが、日常の速度域で扱いやすいと感じるのは15インチタイヤ仕様だ。長く付き合える、使い勝手のいいコンパクトミニバンである。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
おすすめ度:★★★★★
トヨタ ノア 徹底調査
トヨタのミニバンのノアは、ファミリーカーとして使用するにも最適な車です。
子どもが居る家庭では1台あると便利で、購入する人もいると思います。そのノアの特徴を紹介していきますので、購入を検討する際の参考にして下さい。
■ノア基本情報
ノアの発売日は2016年4月で、ヴォクシーの兄弟車種になっています。
価格は特別仕様車で3,321,000円になっていて、燃費は23.8Km/Lで他の型と比べると比べものにならない程の低燃費を実現しています。
ノア 特別仕様車「Xディライト プラス」
多彩なシートアレンジが出来て7人乗りですが、RELAXにすると3列目を倒して2列目を少し後ろにして1列目との幅を広げられます。
後ろに座っていても、他の車のように狭く感じる事がないです。FlatSofaにすると、車の中で寝転がる事が出来るようになります。
■乗り降りラクチン
家族に優しくステップの高さが360ミリと低いため、乗り降りがしやすい設計になっています。
助手席でも390ミリなため、段差がどこからでも低くなっていて小さい子どもでも楽に車に乗れます。
サイドリフトアップシート装着車なら座ったまま座席が車の外に動くため、車椅子を使用している人には大変便利です。
1列目と2列目の幅が810ミリと広いですので、2列目の人は足を伸ばしても十分座れます。
シートもワンタッチで折り畳めるため、自転車等の大きな荷物でも楽に入れる事が可能です。
■走行性能・安全性能
オート格納機能付きドアミラーになっているため、他の車種と比べると広い視界ですので後方確認もしやすいです。
エアロスタビライジングフィン搭載で、安定した走行を実現しています。
室内を静かにさせるためにノイズ対策が万全で、静粛性で進化している車です。
TOYOTA safety Sense Cも搭載されていますので、前方の障害物にぶつかりそうになると衝突を回避してくれます。
エコな運転であるものの、室内の環境は蓄冷エバポレーターを搭載する事で夏場でも快適です。
■試乗感想
responseの試乗記録によると価格は高いが燃費はいい事を売りに、ミニバンとしては最高の燃費を誇っているようです。
ハイブリッド車でありながらも、使い勝手はガソリン車と同じだということです。
これはウォークスルーが出来たり、ニッケル水素を使用した事で室内に影響を受けないものになってます。
1.8リットルガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムも、実際の走りっぷりは自然で好感がもてた。EV走行も条件次第では、駐車場を出て、街中を走り出すようなスピードまで実行される。“ECOモード”もストレスがなく、反対に“POWERモード”での加速などは十分に力強いほど。重厚でなめらかな乗り味も含め、ガソリンの2リットル車を上回る走りのよさが印象的だった。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
ファミリーカーとしても理想的な車で、3列目はニースペースが拡大しているためリラックスモードが兼ね備えられていると言われています。
乗り心地を改良していて、ユーザーの声を取り入れて設計されているそうです。
ゆえに、新型ノア&ヴォクシーのハイブリッドモデルは先進感を望み、街乗り中心、エコな走りを身上とするユーザーに向いている。
一方、高速走行の機会が多いなら全域の動力性能に余裕ある、クラス最高の152psを発揮するガソリン車を薦めたい。また、乗り心地、扱いやすさ、コストパフォーマンスで選ぶならガソリンの標準車、15インチタイヤ装着車になると思う。
もちろん、新開発の低床プラットフォームの採用でフロアはスライドドア、荷室部分ともにごく低く、段差がなく、大型犬などのペットの乗降は極めて快適。乗せ場所も自在で、ドッグフレンドリー度の高さは文句なしである(人間の乗降性、荷物の積み下ろしのしやすさも同様)。ハイブリッド車ならではの滑らかかつ静かで穏やかな走行感覚は、犬とドライブするのにもふさわしい。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★
ペットフレンドリー度:★★★★★
トヨタ エスティマ 徹底調査
トヨタのエスティマは、「ハイブリッド」と「ガソリンエンジン」という2種類のパワーユニットが選べ、それぞれに多くのグレードが用意されている選択肢の多い車種です。
この記事ではそんなエスティマの特徴や性能、実際に試乗した方の感想までまとめていきます。
■エスティマ基本情報
トヨタのエスティマは、改良を重ねつつ10年のロングセラーを誇る人気モデルです。
価格帯はグレードによって定められていて、エスティマハイブリッドが435万円から493万円、エスティマが331万円から370万円となっています。
装備としては、先行車発進告知機能や緊急ブレーキシグナルなどの安全面に配慮した機能が全車標準装備となっているのがポイントです。
ハイブリッドの場合、車両接近通報装置が全車種に装備されています。
滑らかな流線形を描くボディは、街中で目を惹く2トーンカラー3種の他、7色がラインナップされています。
■上質な室内空間がここに
シートとフロントドアアームレストはグレードによって配色・素材が異なり、洗練されたモダンデザインのインテリアとなっています。
セカンドシートは最大800mmのスライドが可能で、後端までスライドさせると車内とは思えない広々とした空間へと変化します。
運転席は8ウェイパワーアジャスト機構によってシートの4ヶ所の高さや傾きなどが調節でき、より快適な着座姿勢での運転を実現。無段階で調節できるので、一人ひとりの体型や好みの姿勢にマッチングし、長距離運転でも疲れにくくなるのが魅力の一つです。
■走行性能・安全性能
エスティマの全車種には、TOYOTA safety Sense Cという安全装備が標準装備されています。
TOYOTA safety Sense Cとは、異なる2種類のセンサーを用いたプリクラッシュセーフティシステム、車線逸脱を知らせるレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームという3つの機能のことです。
これらの機能によって、事故回避や衝突被害の軽減がサポートされます。
走行性能としては、フロントパフォーマンスダンパーが走行中の微振動を吸収することにより、より上質な乗り心地と操縦の安定性が確保されています。