広く感じられるという事で、長時間座っていても疲れにくようです。3列目のシートを折り畳むとフロアがフラットになるため、大人3名に愛犬と言った乗り方も可能になっています。
足回りはやや柔らかめで乗り心地重視の味付けながら、操縦安定性のレベルも高い。ワインディングなどを走らせても軽快感のあるフットワークを見せた。
重心高が低い分だけ走りのバランスが良く、背の高いミニバンとは異なる走りの感覚なのだ。ミニバンタイプのクルマでも、これくらいの操縦安定性が欲しい。
試乗車は車両本体価格が213万円で、販売店装着のエクシードナビのほか、スマートエントリー、10スピーカー、ETCユニットなどが装備されて246万円強の価格になっていた。全車ともオーディオレスが標準なので、オーディオかカーナビなどを装着する必要がある。
横滑り防止装置のS-VSCやSRSサイド&カーテンエアバッグなどが全車に標準となるほか、2列目の中央にも3点式シートベルトやヘッドレストレイントが装備されるなど、安全装備の充実度も高いので、これくらいの価格は妥当なところだろう。
『プリウス』の価格帯とオーバーラップするので、環境性能重視ならプリウス、いざというときの多人数乗車重視ならウィッシュを選べば良い。走りの楽しさはガソリン車であるウィッシュが上だ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★