ホンダのハイブリッドカー!インサイト新型!実際の乗り心地はどう?試乗評価まとめ
2018年12月に発売された新型インサイト。インサイトはホンダのハイブリッド専用車です。3代目となる新型インサイトは、約4年9か月ぶりのフルモデルチェンジとなりました。
インサイトを購入しようかしまいか迷っている貴方のために、本記事では試乗評価をまとめています。
■ホンダ インサイト新型の試乗評価・感想まとめ
ホンダ インサイト 新型
セダン嫌いの人でもイイと思えるデザイン
セダンと言ってもクーペライクなリヤセクションを持つ新型インサイトのスタイリングは流麗。セダン嫌いの人でも「これならOK…」の存在感ある好デザインだと思える。
インテリアはさらにいい。シートやダッシュボードの表皮には精密なダブルステッチが施され、7インチマルチインフォメーションディスプレーを備えるフルデジタルメーター、全グレードに標準装備される8インチナビゲーション周りのデザインも先進感、高級感たっぷりだ。
ホンダ インサイト 新型
トランクルームの容量は?
トランクルームは519リットルの容量(プリウスは502リットル)。具体的にはゴルフバッグ4セットをのみ込むスペースがある。ハイブリッド車の場合、バッテリーなどの大きく重いユニットをどこに置くかがパッケージングの肝になり、それがトランクスペースに入ってくると、容量、シートアレンジなどに影響を与えてしまうのだが、新型インサイトはハイブリッドシステムの一部、IPUを後席下に配置することで、トランクスペースを最大限に使うことができるのだ。
残念な点もある
新型インサイトはセダンボディ化することで、先代では宿敵だったプリウスと直接のライバルではなくなった。とはいえ、日本の路上にぴったりなハイブリッドカー、ファミリーカーという共通点はそのまま。
選択はもはや好みにまかせるしかないが、インサイトで唯一残念なのは、せっかく2モーターになったにもかかわらず、プリウスや、自社のオデッセイハイブリッドなどにある、ハイブリッドカーならではの安心便利機能、AC100V/1500Wコンセントがアクセサリーでも用意されないこと。災害時に威力を発揮するだけに、ぜひオプションリストに加えてもらいたいものだ。
ホンダ インサイト新型
乗り心地は優れた部類に入る
乗り心地は、時速40km以下では若干コツコツするが、速度が少し高まれば快適になる。同サイズのセダンの中では優れた部類に入る。
カーブを曲がる時は、乗り心地を重視した足まわりによってボディを少し大きく傾かせるが、後輪の接地性を高めて挙動の変化も穏やかに進むから不安を感じない。スポーティとはいえないが、走りが全般的に滑らかで快適に運転できる。
ホンダ インサイト新型
オススメグレードは中級のEX?
安全装備のホンダセンシングやカーナビは、全車に標準装着した。グレードはベーシックな「LX」(326万1600円)で十分と考えたいが、この仕様は後方の並走車両などを検知して警報するブラインドスポットインフォメーションを省いてしまった。安全装備は公平に設定すべきだが、LXではオプションでも選べない。そこでこの装備を標準装着した中級の「EX」(349万9200円)を推奨する。
ホンダ インサイト新型
走りはシビックよりもスポーティー
2代目まではコンパクトモデルベースだったシャシーは『シビック』ベースになっているし、エンジンも1.5リットルのi-MMDハイブリッドに。さらに5ナンバーから3ナンバーへと、もう“ハイブリッド専用車”という括り以外は、全くの新型車の様相を呈している。
その結果、もたらされたのはカッチリと上質なハンドリング。ハイブリッドならではのモーターの立ち上がりは、ズバッと爽快なモーターのトルクから始まって1.5リットルエンジンにシームレスに繋がり、そして高速域までスッキリとクリアに加速させていく。そう、アクセルを踏んで走らせる、という自動車の醍醐味がぎゅっと凝縮されているのだ。結果、走りはシビックよりも断然スポーティー。
まとめ ハイブリッド車が欲しかった人にはとりわけオススメ
いかがでしたか。
ホンダのインサイト新型は、ハイブリッド車としての性能はもちろん、走行性能も問題なく期待できる車だと言えます。
もっとハイブリッド車を見てみたいという方は下記記事も参考にしてみてくださいね。