車中泊ブーム到来
車中泊が流行っているのをご存知ですか? 旅館やホテルではなく車の中で泊まるタイプの旅行が、ここ数年の人気となってます。 その理由の一つが「キャンピングカー」です。
キャンピングカーの売上は年々増加の一途をたどっています。 他には、キャンピングカーを自分で作る「自作派」や通常のSUVを利用する人も。 RVパークと言われる「車中泊専用キャンプ場」では、設備が充実していることも人気の秘密のひとつです。
■いま車中泊する人が増えている
車中泊の人気の理由の一つに、SUVなどの市販の自家用車でも、気軽に泊まれるようになってきたということが挙げられます。 車中泊専用のキャンプ場も増え、内容も充実してきました。 もちろんキャンピングカーの売上が上がっていることも関係しています。
今までのような大型のキャンピングカーだけでなく、軽自動車のキャンピングカーも増えてきました。 こうしたキャンピングカーだけでなく、市販のSUVでも十分に楽しめるのがその人気の秘密だと言えますね。
中でも、エクストレイルは車中泊ができるSUVとして注目を集めています。 さらに、こうした市販車で車中泊するためのグッズが充実しているのも「車中泊ブーム」の理由となっています。
エクストレイルは車中泊に大人気なSUV
エクストレイルは日産のSUVで、200万円程度の価格帯から購入することができるので非常に人気のある車種です。
ウィンタースポーツの足として、オフロード、雪山などを走行することを目的に作られているので、アウトドアで用いるにはもってこいの車種となります。
中も広く設計されており、乗り心地だけでなく、フラットになる後部座席によって、「車中泊」にも使えるとして人気です。 防水されたシートや、広いスペースを設けた内部空間など、アウトドアで車中泊するために使いやすく作られています。
■車中泊におすすめの車ランキング
車中泊をするなら、やはり空間が広く使える車種でなくてはいけません。 これは快適性だけの話ではなく、エコノミー症候群など、身体への影響から考えても外すことのできない条件となります。 その上で「車中泊におすすめの車」をランキングで紹介しましょう。
第3位 ダイハツ ウェイク
ウェイクは軽自動車とは思えない広さがあります。 1140mmと天井も高く、シートはすべてフラットにすることができます。 大人二人が充分に横になれる広さがあるので、車中泊でも全く問題ありません。 価格は150万円を切る安価で、気楽に車中泊旅を楽しみたい方にはおすすめの車種となります。
第2位 トヨタ アルファード
アルファードは、三列目までシートをフラットにできるので、その空間はかなりの広さとなります。 家族四人でも十分に横になれるスペース。 また、100Vの家庭用電源を備えているので、ちょっとした電化製品なら使用することが可能で、これは車中泊にはうれしいオプションです。
第1位 日産 エクストレイル
そして、最もおすすめなのが日産のエクストレイルです。 車中泊経験のある方はお分かりかと思いますが、「シートがフラットになる」というだけでは「良い睡眠」にはつながりません。
やはりそこは自動車のシートなので、「座り心地がいい=フラットにはなりきらない」という矛盾点があるからです。
エクストレイルに関しては、シートの背面をつかうことで限りなくフラットな空間を作り出すことに成功しており、まさに車中泊にぴったりの車種と言えます。
■エクストレイルは車中泊の大人気車種!
日産のエクストレイルは、アウトドアに特化した設計と、フルフラットになるシート、防水加工された室内など、車中泊に適した車種です。
オプションが充実していたり、グッズが豊富に用意されていることも、人気の秘訣ですね。
エクストレイルが車中泊におすすめな理由
エクストレイルが車中泊におすすめの理由は5つです。
まずはその車内空間が広いということ。
やはり、車内泊するには「中が広い」ことが重要です。
なぜなら、無理な姿勢で車中泊をすると、最悪の場合エコノミー症候群で死に至ることもあり得るからです。
そうしたリスクを考えると、きちんと車内スペースのある車種を選ぶのは必須の条件と言えます。
さらに、「フルフラットシート」がおすすめ。
車内泊を想定されて作られた自動車は、「フルフラットシート」が常識になってきました。
「フルフラットシート」とは、すべてのシートをフラットに折りたたみ、車内をフラットな空間にすることです。
ただし、フラットといっても、シートの形状がフラットではないため、多少のデコボコがあるのが普通でした。
ところが、このエクストレイルは、シートの背面を利用することで、ほぼ完ぺきなフラット空間を作ることができます。
これにより、背中が痛くて眠れないといった、「車内泊あるある」も解消されます。
そして「防水された室内」がおすすめです。
エクストレイルは、シートやフロア、ラゲッジスペースが防水加工されているので、マリンスポーツやウィンタースポーツの後、そのまま乗り込んでも、サッと拭くだけで水分を拭き取れるのが特徴です。
これはアウトドアを楽しむ上では本当にありがたい装備ですね。
もちろん、4WDを搭載しており、オフロードや雪道でも馬力を発揮します。
最後は、ラゲッジアンダースペースです。
こちらは、ラゲッジスペースのさらに下側に荷物を収納することができるスペースです。
これがあれば、必要最低限の荷物を常に収納しておくことができます。
■エクストレイルってどんな車なのか
エクストレイルは、総排気量1997ccのSUV(多目的自動車)です。
価格帯は219万円から384万円で、200万円台で購入できるのも魅力の一つと言えます。
ガソリン車とハイブリッド車が用意されており、それぞれの燃費は、ガソリン車が15.6-16.4km/l、ハイブリッド車が20.0-20.8km/lとなっています。
特徴は室内空間が広いこと、防水加工がされた室内、4WDでオフロードもこなせることなど、街乗りとしても、アウトドア用としても活躍できる車となっています。
■エクストレイルはシートがフルフラットに!
特徴として外せないのが「フルフラットシート」です。 シートを寝かせたり、折り畳むことで、フラットにできる車種は沢山あります。 ただし、完全にフラットとなる車種となるとその数は激減します。
エクストレイルの場合、後部座席の背面を利用して、限りなくフラットに近い空間が作れます。 さらに、わずかに付いている傾斜によって、頭側が少し上がっていることも特徴です。 マットを敷いて眠れば、かなり快適に過ごせる空間となっています。
エクストレイルのおすすめ車中泊グッズ
エクストレイルで車中泊するのに欠かせないグッズがいくつかあります。 もちろん、エクストレイルとはいえ、自動車ですので、安眠するためにはグッズを活用して環境を整える必要があります。 幸い、近年は車中泊用のグッズも非常に充実しています。
■エクストレイルで車中泊するのにぴったりのグッズ
車中泊するには、専用のグッズがあればもっと快適です。 必ず必要なものから、あれば便利なものまで見ていきましょう。
マット
まず、必ず用意しておきたいのが「マット」です。 せっかく「フルフラット」となるシートがついていても、そのまま眠ったのでは朝起きた時に背中が痛いということになりかねません。 車中泊専用のマットを利用することで快適に眠ることができます。
車中泊マットで検索すれば商品はたくさんでてきます。 価格帯は1万円以下のものが多いので、車中泊するなら是非とも購入しておきたいアイテムです。 エアマットでは千円代で購入できるものもあります。 これには電動でエアを入れるポンプもあるとさらに便利です。
遮光カーテン
日中、日差しを遮るのに遮光カーテンが便利です。 こちらはエクストレイル専用のサンシェードが1万円前後で販売されています。
モバイルバッテリー
スマホやタブレットの充電には、シガーソケットから充電もできますが、モバイルバッテリーもおすすめです。 こちらも、15000mAh程度であれば5回くらいはフル充電ができるので、一台あると便利でしょう。
LEDライト
キャンプ用のLEDライトも車中泊で役立ちます。 3千円程度で購入できるものも沢山あります。
携帯トイレ
携帯トイレは車中泊には必須のアイテムです。 もちろん、RVパークなど、車中泊専用の施設ではトイレが利用できますが、何もないところでの車中泊では携帯トイレが欠かせません。 車酔いの嘔吐用にも使えるので、備え付けておくといいでしょう。
■他にもあるエクストレイルのオプションパーツ
エクストレイルで車中泊するのに便利なオプションが「マルチアウトレット」です。 こちらは日産純正で3万円程度で取り付け可能です。
助手席側に設置される「コンセント」で、AC100V電源、最大出力100Wとなります。 小型の家電製品なら十分に使用できますので、車中泊には欠かせないオプションです。 空調では、「クリーンフィルター」が便利です。 こちらは花粉にも対応しているので、花粉症の人にはおすすめのオプションとなります。
まとめ
今回は、エクストレイルで車中泊することをテーマに、エクストレイルの機能やグッズ、オプションなどを見てきました。
エクストレイルは、フルフラットシートや防水された室内など、車中泊に最適の車種であり、グッズやオプションを併用することで、快適な車中泊を実現することができます。
乗り心地や馬力の面で批評もありますが、通常のアウトドアでは気になることはありません。
夏はマリンスポーツ、冬はウィンタースポーツと、年中エクストレイルで車中泊を楽しむことができますよ。