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【マニュアル車の運転】忘れた人は思い出して!運転のコツと練習方法

【マニュアル車の運転】忘れた人は思い出して!運転のコツと練習方法

MTの仕組みや坂道発進、曲がり方といったマニュアル車操作の仕方は覚えていますか?急に代車になりマニュアル車だったら絶望的ですね。荷物の搬入でトラックを使う場合もマニュアルです。今回はマニュアルの運転の仕方を詳しく紹介していきます。


マニュアル車とは

マニュアル車とはマニュアルトランスミッション(Manual Transmission, MT)もしくは手動変速機と呼ばれています。運転者が減速比(ギア)を選択して操作をしていく変速機(トランスミッション)自動車だけでなく、オートバイ・農業用の機械に装備されていますが、操作が容易なオートマチックトランスミッション(自動変速機:AT)が普及して現在は少なくなってきているのが現状です。

現在は趣味性が強いスポーツカーや業務用の大型車に搭載がとどまっており、スポーツカーでも価格帯が高いものはAT車が主となっており、フェラーリやマクラーレンといった代表的なスポーツメーカーもマニュアル車を廃止しています。

一方で低価格帯では需要が残っており、マツダのロードスターなどにはMTが搭載されていることが多いです。

マニュアル車の特徴は

マニュアル車の特徴としましては、オートマ車のようにパーキング(P)やドライブ(D)のシフトレバーはついていません。オートマ車であれば「D」にシフトレバーを動かしたら、あとはアクセルとブレーキで運転することができますが、マニュアル車は自分でシフトレバーでギアチェンジしていきながら車を動かして速度を調整してくのが特徴となっています。

通常のマニュアル車のギアは5段階までの搭載になっていますが、最近は7段階までのも存在し、車の種類によって速ギアの数が変わってきます。ギアにはそれぞれ呼び方がありますので、下記の表にいて紹介します。

 
ギア呼び方
1いっそく、ロー
2にそく、セカンド
3さんそく、サード
4よんそく、トップ
5ごそく、ハイトップまたはオーバートップ
Nニュートラル
Rリバース、バック

マニュアル車にメリットはあるの?

マニュアル車はオートマ車と比べると運転が複雑なので「怖い」と思われているのは事実です。しかし、オートマ車にはできなくて、マニュアル車だからできることやメリットがありますので1つずつ紹介していきます。

マニュアル車はオートマ車と比べると安い

車種にもよりますが、マニュアル車の方が新車の車体価格が安い傾向があります。オートマ車と比べるとマニュアル車は必要な部品が少ないため「5万~10万」ほど安くなることが多いです。とくにヨーロッパ車は、同じ車種ならオートマ車よりもマニュアル車の方が安いのでお買い得となっています。

エンジンの回転域を人の意思で選べる

車はエンジンの回転数が上昇していきトルクが盛り上がり、ある回転に達すると、トルクがしぼんでいきます。エンジンによってその一番力を発揮し気持ちよく走れる回転数(トルクバンド)が決まっていて、マニュアル車なら回転数を離さない、気持ちよく走ってくれる回転数を維持してくれるのが魅力的です。

速度調整が細かくできる

マニュアル車はアクセルを戻したときのレスポンスも良いですよね。

前の車に追いつきそうになったもアクセルを微妙に戻せばブレーキを踏む必要がなくなる場合も多いです。

オートマ車はアクセスを戻しても車速への反応が遅いのでブレーキの出番が多くなってしまいます。坂道を下るときも、エンジンブレーキを上手く使えるマニュアル車のほうがメリットが大きいです。

マニュアル車は安全で長持ち?

マニュアル車の方が運転が複雑なので事故が多いと思っている人もいるかもしれませんが、実はオートマ車と比べるとマニュアル車のほうが安全といわれています。

その理由としましては「オートマ車は運転を楽にする結果、ドライバーの運転する注意力が減って事故を増やしてしまう」からです。

ブレーキとアクセルの踏み間違えの事故もマニュアル車であれば起きにくいと言われています。

また、作りもオートマ車と比べると部品数も少なくシンプルな構造となっています。その為、基本的に丈夫であり、仮に修理が必要だとしても古い車でも修理できることが多いです。オートマ車の場合は中身が複雑でデリケートなのでディーラーや町工場では直せないことも多く、車ごと買い替えをおすすめされてしまいます。

何より、運転してる実感がある !

自分でギヤを選択することができ、エンジンの性能をどドライバーが引き出していると実感させてくれます。

ギヤの選択がイマイチだったり、シフトミスをしたりすることも、ドライバーのスキルがそのまま車に反映されるのも魅力の一つです。シフト操作を手間だと考えずにドライビングに必要な要素として楽しんでいけるならマニュアル車を検討するのも一つではないでしょうか。

【マニュアル車の運転】エンストしないスムーズなスタート

マニュアル車は運転が苦手な人だとエンスト(エンジンストップ)などを起こす可能性があります。次はマニュアル車を検討しているけど、まだ運転に慣れていない方や操作の仕方を忘れてしまった人向けにエンストしないスムーズなスタートの方法を紹介します。

クラッチ操作

エンジンをかけるときはクラッチをしっかりと踏んでからキーを回します。その後、エンジンがかかった時はクラッチペダルをいっぱいまで踏み込み、半クラッチまでペダルを上げて、少し止めます。最後はゆっくりペダルを離しましょう。

また、発進時に軽くアクセルを使いながらクラッチを上げていくとエンストしにくくなります。

クラッチの注意点は

クラッチペダルをしっかりと踏んでキーを回さないとエンジンがかからないのが注意点です。

仮にクラッチペダルを踏まずにエンジンをかけてしまいますと、短い距離ですが車が突然動き出し、死亡事故に繋がってしまうことも…。

最近の車には「クラッチ・スタートシステム」と呼ばれている安全装置が開発されました。これは、誤発進防止のためにクラッチペダルを踏みこんでおかないとエンジンがかからない仕様になっています。

クラッチの仕組み

クラッチペダルを踏みこまないとなぜエンジンはかからないのでしょうか。

それは、クラッチはエンジンとタイヤの間にあり、2枚の円盤のようなものがあります。エンジンがかかる前は、そのクラッチの円盤がピッタリとくっついています。

この状態でキーを回すとエンジンとタイヤが繋がっているので負担が大きくなりエンストしてしまいます。そうならない為にクラッチペダルを踏みこんで、エンジンとタイヤを切り離す必要があるのです。

【マニュアル車の運転】坂道発進のコツは

マニュアル車の坂道発進は難しいイメージを持っている方も多いかもしれませんがクラッチ操作ができれば坂道発進でもエンストを起こさずスムーズに車を動かすことが可能です。

まず、上り坂の途中で止まる場合は、ブレーキを踏むだけでなく、サイドブレーキも最後まで引いておきます。このとき、クラッチペダルも踏み込んでおくことで車は後ろに下がることなく、その場で止まってくれます。

次に坂道発進をする場合はクラッチを踏み込んだまま、右足はアクセルに乗せて、少しずつ踏み込んでいきますと(この状態を吹かせといいます)あるところでエンジン音が小さくなります。これが半クラッチの状態となります。

この状態をキープすると、車は前へと進んでいく態勢が出来たので、次にサイドブレーキを少しずつ緩めていくと、車が前へと進んでいきます。それと同時にクラッチを少しずつ離していきアクセルを踏み込んでいけば、坂道発進ができるようになります。

【マニュアル車の運転手順】ギアの選び方は?

マニュアル車で悩むのはギアの選び方でしょう。どうすればスムーズにギアチェンジすることができるのか、バックをするときはどうすればいいのかを説明していきます。

ギアチェンジのコツは

ギアチェンジで失敗する例としては、クラッチを踏むよりも先にアクセルを離してしまう ことです。 アクセルを先に話してしまうと、エンジンブレーキがかかってしまい、加速してきた速度が落ちてしまいます。1速、2速の低速ギアは特にエンジンブレーキが強いので注意が必要です。クラッチを踏むと同時にアクセスを一度緩めましょう。

バック時は

バック時でスピードを出しと危険なので、速度の調整が必要です。ギアをR(リバース)に入れて、アクセルを踏んで半クラッチで車進みます。その状態で細かく踏んだり、戻したりすることを断続クラッチといいます。クラッチを切れば速度が遅くなり、クラッチを繋ぐと速度は速くなります。またバックをするときは顔を出来るだけ出しておくことで死角がなくなり、安全に運転することができます。

停車時は

マニュアル車を停車させるときは、ブレーキをしっかりと踏み、調節するとスムーズに停車することができます。 車を止めるときは、サイドブレーキをしっかりと引いて、ギアはR(リバース、後退)に入れて止めておくといいでしょう。ニュートラルで止めるかたもいるかもしれませんが、万が一サイドブレーキを引く力が弱かったり、経年劣化によって制御力が落ちていると車が動いてしまう危険性があるからです。ギアはRにしておけば、クラッチで繋いである車はそう簡単に動くことはないでしょう。

まとめ

今、マニュアル車の数は少なくなっており乗る機会もないと言っても過言ではありません。しかし、マニュアル車にはマニュアル車の魅力があることが伝わったでしょうか?オートマ車限定の免許しか持っていない方は、この機会に是非、限定解除をしてマニュアル車の魅力を感じてみてください。

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