トップへ戻る

ホンダ・トゥデイの概要や歴史・歴代モデル|燃費や中古価格から評価ほか

ホンダ・トゥデイの概要や歴史・歴代モデル|燃費や中古価格から評価ほか

80~90年代、軽自動車の大人気モデルであった「ホンダ・トゥデイ」の歴史や燃費・中古価格などをまとめてみました。お手頃な軽四があるといいなとお考えの方はぜひ参考にしてください。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

ホンダ トゥデイ について知りたい

ホンダ・トゥデイ

ホンダ・トゥデイ

ホンダ トゥデイ 初代モデルは

ホンダの軽ハッチバック車トゥデイの初代モデルは、1985年9月に発表されました。これは実に11年ぶりのホンダの軽自動車となりました。

4ナンバーの商用モデルとしてデビューしたトゥデイは、ホンダ独自の「M・M思想(Man-Maximum、Mecha-Minimum:人間-最大限、機械-最小限)」に基づいて開発され、エンジンの置き方、タイヤの位置、サスペンションのあり方など新しい手法で追求したパッケージングとなっていました。

当時の軽自動車は全高1400mmオーバーとすることで広さの演出をしていましたが、トゥデイはあえて1315mmと低くしていました。

全高は低かったもののフロント1225mm、リア1230mmと当時の軽自動車としてはワイドトレッドとされ、サスペンションは最大限の居住スペースを確保するためにシンプルな構造になっていたことで、室内の居住スペースを確保していました。

1988年には5ナンバーが登場!

また1988年2月には5ナンバーの乗用モデルが追加されました。ボディタイプは3ドアハッチバックのみの設定で、スタイリングは短いノーズと大きな面積を持つフロントガラス、ボディの四隅に配置されたタイヤなどが特徴となっています。

また初期型は丸形2灯式ヘッドランプ採用によるファニーなフロントマスクが特徴となっていました。

エンジンはほぼ水平横置きにして、エンジンの下にデフを配置され、これによりエンジンルームはコンパクトに仕上げることができ、独特な勾配のついたショートノーズデザインが可能になりました。

ホイールベースは当時の軽自動車としては長い2,330mmで、初期型の車両重量は550kgから560kgになっていました。

そして1988年2月にマイナーチェンジが実施され、乗用タイプが追加されたほか、エンジンが新設計の0.55L直3SOHCのE05A型に置換されました。

エクステリアではヘッドランプやリアコンビネーションランプの意匠変更、リアウィンドウの拡大などの変更と、インテリアではインパネのデザイン変更などが行われました。

ホンダ トゥデイ 2代目

ホンダ トゥデイ

ホンダ トゥデイ

1993年にトゥデイは2代目JA4(4WDはJA5)にモデルチェンジされ、先代のハッチバックとは異なり、独立した荷室となるトランクを採用したセミノッチバック形状となりました。そしてこの独立トランクのおかげで開口部が小さく、剛性が高まったボディは走りにはうってつけだったのです。

【参考】ホンダ ビート

【参考】ホンダ ビート

しかもビートと同じツインマップ燃料噴射制御&3連スロットル「MTREC」を搭載した高回転高出力型エンジンが、トゥデイにもラインナップされていました。

ビート用の64馬力エンジンから実用回転域を重視して58馬力へデチューンされたとはいえ、ビートより80kgも軽量だったJA4トゥデイはNAのFF軽自動車として最速マシンになったのです。それで高性能のセカンドカーとして使用されることが多くなりました。

ホンダ トゥデイ 基本スペック

スペックについては
ボディタイプ:2/4ドア セミ・ノッチバック (前期型)、3/5ドア ハッチバック (後期型)、
エンジン:E07A型:直列3気筒 SOHC 656cc(58/48PS)
駆動方式:FF/4WD
変速機:5速MT/3速AT
サスペンション:前:マクファーソンストラット、後(FF):車軸式、後(4WD):マクファーソンストラット
全長3,295mm全幅1,395mm全高1,350-1,370mm、ホイールペース:2,330mm
車両重量:680-760kg

となっています。

ホンダのトゥデイ 1998年惜しまれながら販売中止に

トゥデイは初代よりロゴは英小文字を使用したデザインでしたが、1993年に発売された2代目モデルではさらに変更され、より女性向けのおしゃれな感覚を表現したものになりました。

そしてより乗用車らしい乗り心地に進化して、利用者に喜ばれました。

エンジンは先代から継承するE07A型で、キャブレター仕様の廃止に伴い全グレードがPGM-FI仕様となっています。

さらにビートに搭載されたMTREC仕様のエンジンをデチューンし(58PS)搭載したモデル(前期「Xi」、後期「Rs」)もラインナップされています。

また1996年2月のマイナーチェンジでは、トランクのスペースが非常に小さく、使い勝手が悪かったことから市場には不評だった点を、オーソドックスなハッチバックに変更しました。

しかし軽自動車規格が変更される直前の1998年9月に、3代目「ライフ」に事実上統合されるかたちで、惜しまれながら製造・販売が終了となりました。

モータースポーツでも大活躍!

トゥデイは全モデルが軽自動車イベントで活躍しましたが、中でも660cc化されたJA2以降のモデルはクラスを超えた活躍を見せました。

2気筒550ccのアクティ用EHエンジンを搭載した丸目の初期型は、パワーこそありませんでしたが、その軽さと低重心を武器にして、軽快なコーナリングから軽自動車のサーキット走行会でも非凡なところを見せて周りを驚かせていました。

しかしそれだけではなく3気筒550ccのE05Aを搭載してからは、軽自動車レースの550ccクラスではE07AからMTRECを移植したマシンが活躍しています。

そして660ccとなったJA2でも、MTREC版E07Aを搭載したマシンがJA4より上位に来ることすらありました。エリーゼやポルシェなどスーパーカーを抜いて有名になったトゥデイも、JA2のE07Aターボチューン(250馬力)でした。K4GPでは長年の活躍が認められていることから、このモデルを選ぶ段階で相当本気なチームと判断することができます。

つまりターボ車顔負けの速さを見せていて、今でもNA・FFの軽自動車では、「MTRECトゥデイに勝てるかどうか」というひとつのベンチマークになっていることは間違いありません。またJAF登録車両である必要の無い競技会では当然のごとく活躍していて、JMRC西日本フェスティバルのN1クラスで優勝した実績もあります。

「ホンダ・トゥデイ」の性能や評価はどうなってる?

特別にローギヤードなため5速60km/h・3000rpm、100km/h・5000rpmと回転数が高い。自然と短時間加速になっていたのか郊外バイパス主体の一般道では初心者の下手糞が運転しても案外簡単に20km/Lのカタログ値を達成できた。

このようにスピーディな運転ができると好評なようです。

重要なポイント!「燃費」はどのくらいなの?

「トゥデイ」の燃費ですが、初代モデルの10・15燃費が16,2km/Lから22,5km/Lで、実燃費が12,2km/Lから18,02km/Lとなっていて、2代目モデルは実燃費が18,53km/Lとなっています。

中古車価格はいくらくらいからあるの?

中古車価格ですが、初代モデルの場合13,0万円から89,9万円となり、2代目モデルは10,0万円から89,9万円となっていて、セカンドカーとしてはお手ごろ価格になっています。

※中古車情報サイトカーセンサー調べ(2019年1月現在)

おわりに。

トゥデイは、主に女性が利用するセカンドカーにもぴったりです。

家族の送迎やお買い物など幅広い用途に使える強い味方になることは間違い無いでしょう。なのでお手ごろ価格で購入できる中古車のトゥデイを、家庭にもう一台いかがでしょうか?

キュートでコンパクトなトゥデイを手放せなくなる方が続出するのではないでしょうか。

  • カービュー査定

関連するキーワード


ホンダ 車種情報

関連する投稿


【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

最近では年々その数を減らしながらも、スポーティな走りや「車との一体感をより感じやすい」「運転感覚を楽しみやすい」として、一部のユーザーから熱烈な支持を受けるMT車(マニュアル車)。そんな根強い人気もあってか、各メーカーにはわずかながらにMT車(マニュアル車)のラインアップが残っています。この記事では、新車で購入可能な現行車種のMT車(マニュアル車)をメーカー別に紹介します。スポーツカーや、SUV、軽自動車など、意外とバラエティ豊富な車種が生き残っていますので、お気に入りの1台を見つけてみてください。


ホンダ新型SUV「エレベイト」が世界に先駆けインドで発表!日本への導入は?

ホンダ新型SUV「エレベイト」が世界に先駆けインドで発表!日本への導入は?

2023年6月6日に、ホンダのインド法人「ホンダ・カーズ・インディア」は、新型ミッドサイズSUV「エレベイト」を世界初公開しました。これまでにその名前が登場することはなかった、全く新しい車名の車ですが、どのようなモデルなのでしょうか。また日本導入はあるのでしょうか。


【2023年】ホンダの現行スライドドア車まとめ!人気のミニバンと軽に注目

【2023年】ホンダの現行スライドドア車まとめ!人気のミニバンと軽に注目

日々のカーライフで便利に使えるスライドドア。ファミリーだけでなくビジネス向けの車でも人気の装備となっており、その便利さはお墨付きです。ホンダのスライドドア車は、乗り降りのしやすさや荷物の積み下ろしのしやすさはもちろんながら、ホンダらしい細やかな工夫もたくさん詰まっています。魅力的なホンダの現行スライドドア車をまとめましたので、ぜひ車選びの参考にしてみてください。


釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣り人の「足」として欠かせないアイテムが「車」!車釣行派であれば愛車にさまざまなグッズを備えておくことで、快適かつ便利に釣行を楽しむことができますよね。そこで今回は、そんな釣行車に備えておきたい「おすすめグッズ5商品」と「釣り用におすすめの10車種」を紹介します!


【スライドドアのコンパクトカー】おすすめ車9選!使い勝手良く家族も喜ぶスライドドア車、厳選しました

【スライドドアのコンパクトカー】おすすめ車9選!使い勝手良く家族も喜ぶスライドドア車、厳選しました

軽自動車~コンパクトカーに至るまで、スライドドアが搭載されている車種は幅広く存在していまう。値段も大抵は200万円以下、スライドドアでユーティリティが高くて…。今回はそんなオススメのコンパクトカーのスペック&価格を一挙ご紹介いたします。


最新の投稿


自宅の空き駐車場を貸し出すなら特P|費用ゼロで始めるスマホ駐車場経営

自宅の空き駐車場を貸し出すなら特P|費用ゼロで始めるスマホ駐車場経営

自宅の空き駐車場や、使っていないちょっとした空きスペースを「そのまま収入源」にできるサービスとして、特P(とくぴー)が注目を集めています。特Pは、月に200万人以上が利用する駐車場シェアサービスで、スマホから簡単に登録でき、初期費用や月額費用も一切かかりません。外出中の空き時間も収益になるため、「副業として始めたい」「ただ眠らせているスペースを活用したい」というユーザーに最適です。この記事では、自宅の空き駐車場・空きスペースを貸し出す特Pの仕組みやメリット、実際の収益例、始め方までをわかりやすく解説します。


自動運転を搭載した車に期待することは主に「交通事故の減少」と「運転負担の軽減」【株式会社トータス調べ】

自動運転を搭載した車に期待することは主に「交通事故の減少」と「運転負担の軽減」【株式会社トータス調べ】

株式会社トータスは、運転免許を保有する20代~50代の男女を対象に「自動運転搭載車の利用意向に関する調査」を実施し、結果を公開しました。


スズキ新型「キャリイ」初公開!デザイン刷新で登場へ

スズキ新型「キャリイ」初公開!デザイン刷新で登場へ

2025年11月10日、スズキは、軽トラック「キャリイ」および「スーパーキャリイ」、の新たなマイナーチェンジモデルをスズキホームページ内専用サイトで初公開しました。具体的な発売時期については報じられていません。


【軽自動車販売台数ランキング】ついに「N-BOX」が王座陥落!?大人気国民車を抑えて1位になった「ダイハツ車」とは?

【軽自動車販売台数ランキング】ついに「N-BOX」が王座陥落!?大人気国民車を抑えて1位になった「ダイハツ車」とは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年10月新車販売台数ランキングによると、不動の人気を誇っていたホンダ「N-BOX」が突然4位まで陥落したほか、3位でくすぶっていた6月にも新型となったダイハツ「ムーヴ」が1位に躍り出ました。また、同じくダイハツのスライドドアを備える軽スーパーハイトワゴン「タント」も上昇し3位になりました。このほか13位だったダイハツ「ミラ」が7位になるなどダイハツの攻勢が目立ちました。


日産新型「NV200バネット」公開!サンドベージュ×ブラックの専用カラーを新設定

日産新型「NV200バネット」公開!サンドベージュ×ブラックの専用カラーを新設定

日産は2025年11月7日、同社の商用バン/ミニバン「NV200バネット」の一部改良モデルを発表しました。実際の発売は2025年12月15日となる予定です。