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【意外と知らない】エンジン警告灯の点滅の原因と対処法を徹底解説

【意外と知らない】エンジン警告灯の点滅の原因と対処法を徹底解説

車を運転している際に突如点灯するエンジン警告灯。そもそもエンジン警告灯とはなにか、正しい対処法としてどうすべきかを知っておく必要があります。エンジン警告灯が点滅している際の原因と対処法をしっかりと把握して焦ることなく対処出来るようにしておきましょう。

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そもそもエンジン警告灯とは?

そもそもエンジン警告灯とは何か。
エンジン警告灯とは、車を運転するにあたって必要な制御機能になんらかのトラブルが発生した際に警告を行う機能を担っています。
エンジン警告灯は、ドライバーの目につきやすいようにスピードメーターの近くに設置されていて、主に赤色の警告灯と黄色の警告灯の2種類でドライバーにサインを送ります。

信号機と同様に、赤は危険、黄色は注意を促すもので、赤色のランプが点灯したら速やかに車を停車して対処する事が必要になり、黄色のランプが点灯した際には速やかに点検を行う必要がある事をドライバーに伝えます。
ちなみに、エンジン警告灯は、エンジンチェックランプなどとも呼ばれています。

エンジン警告灯が作動する原因

エンジン警告灯が作動する原因は大きく分けて3つあります。いくつか要因がありますが、それぞれどのような事態が起きているのかを把握すれば落ち着いて対応を行う事が出来ますので、順を追って解説していきます。

O2センサーの故障

O2センサーの故障は、最も多いトラブルです。O2センサーは、排気ガスの酸素濃度を測るセンサーなのですが、エンジンの温度を測りながら最適な燃焼状況を維持・監視する役割を担っています。
このセンサーが壊れるとエンジンの燃焼性能を把握出来なくなってしまうので、アイドリング回転数が落ち着かなかったり、エンジンの吹き上がりが悪くなったりと、燃費が一番悪い状態で走行せざをえなくなってしまいます。

ただ、車が急に止まったり速度が落ちたりするということはほとんどないので安心してください。
このO2センサーですが、日本車のものであれば約10年もしくは約10万キロまで持つようになっています。異常や故障による交換をする際には、その値段は部品代で25,000円〜35000円程度が相場です。

エアフローセンサーの故障

エアフローセンサーは、空気をエンジン内に送る際の空気の量を測るセンサーです。エンジンは燃料と空気を混ぜて燃焼をさせる事でエネルギーを発生させますが、このセンサーはその燃焼におけるエラーを感知する役割をになっています。

警告が出た際の原因は大きく分けて2つあり、燃焼を行う上で致命的となるエンジン吸気系のトラブルや故障が原因によるものと、単にメンテナンス不足が原因でエアクリーナー・エレメントが汚れている際にも警告ランプ出たりします。これは、エンジンに送る空気の量が減ってしまい、適切な燃焼が行えていないことによる警告です。

エアフローセンサーそのものは非常に丈夫に出来ている装置なので、このトラブルが原因でのエンジン警告灯が点灯する事は非常に稀ですが、放置すればエンジンが止まってしまう恐れもありますので、メンテナンスを行うようにしてください。

イグニッションセンサーの故障

イグニッションセンサーは、エンジン点火系の制御を行う上でエラーが出ていないかを確認する役割を担っています。
基本的には、エンジン点火のタイミングがズレてしまっていると、エンジン警告灯が点灯します。最近の車は全て電子制御でエンジン点火が行われていますが、その点火になんらかの故障が発生している恐れがあります。

警告があるにも関わらずそのまま放置していると、エンジンが止まってしまう事があるのですが、エンジンに故障が発生している際には、警告灯が点灯する前に車の異常をご自身で感じる事が多いので、事前に対処を行える事がほとんどです。

エンジン警告灯が点灯するタイミングとは?

エンジン警告灯が点灯している事を確認出来るのは、どのようなタイミングなのでしょうか。
基本的には2つのパターンに場合分けされますので、事前に把握をして、安全に車を運転出来るように習慣化していきましょう。

エンジンスイッチをONにしたとき

車のエンジンをかけた際に、一瞬メーターパネル内にあるすべての警告灯が点灯します。エンジンをかけると、まずは各警告灯に適切な量の電力が供給されているか、システムに問題がないかを確認している状態です。
システム異常がなければ、各警告灯はエンジン始動後しばらくしてランプが消えます。ただ、ランプが消えずにそのまま点灯している時には、いづれかのシステムに何らかの異常があるので、その点灯しているサインをチェックするようにしましょう。

エンジン制御系センサーが異常を検知したとき

エンジン始動時以外にセンサーが反応するのは、エンジン制御系のセンサーが車のエンジンに何かしらの異常を検知した際です。

エンジン制御系の異常があると、安全な走行に危険を及ぼしたり、車を運転していく上で必要な性能を満足に発揮出来ない可能性があります。
走行中であっても、停車中であっても、センサーが異常を確認した際にすぐにエンジン警告灯が点灯ないしは点滅します。

エンジン警告灯が点灯している際の対処法とは?

もし、エンジン警告灯が点灯した場合はどのように対処すればよいでしょうか。

もちろん、警告灯が点灯しているので少し不安に思うかもしれませんが、基本的には慌てて車を停車させる必要はありません。警告灯の点灯を確認したら余裕を持って車を安全な場所まで運転し、車を停車させた後にディーラーや整備工場へ連絡して対処法を確認するようにしましょう。

エンジン警告灯のサインが目視で確認出来ても、どのような異常かは実際のところドライバーには分からない事がほとんどです。ディーラーや整備工場の担当者が、エンジン警告灯のシステムに専用の端末を繋いでどこにエラーがあるのかを確認してくれます。

エンジン警告灯はドライバーに今後の危険の可能性を知らせる役割を担っているので、落ち着いて行動するようにしてください。

エンジン警告灯が点灯している際のNG行動はなにか?

エンジン警告灯が点灯している際には、慌てる必要なないと記載はしました。ただ、車の故障を予告するランプである異常、そのまま放置することはお勧めできません。
基本的には、速やかに整備場に車を運び点検を行うことが一般的です。放置しても大丈夫という思い込みは禁物です。

エンジン以外の警告灯

エンジン以外の警告灯にはどのようなものがあるでしょうか。それぞれ簡単に解説してみます。

シートベルト警告灯:
目にする機会も多い、赤色のシートベルト警告灯です。シートベルトの着用が義務化されたことでシートベルトの装着がされていない際に点灯するようになっています。また、もし装着せずに走行すると警告音がなる車種もあったりします。

充電警告灯:
充電警告灯はバッテリー警告灯とも呼ばれており、車のバッテリー本体やオルタネーター、ファンベルト等の充電系統に異常があった際に点灯するものです。バッテリー充電の不良が発生しているときは車のエンジン部分に致命的な影響を及ぼす恐れもあります。このランプが点灯した際には、速やかに安全な場所に車を停車させるようにしてください。

半ドア警告灯:
半ドア警告灯は、運転席/助手席/後部座席/バックドアなどの車の開口部のドア開閉が不完全な場合に点灯します。走行中ドアが開いてしまうと乗員や荷物が社外に出る恐れもあり危険です。点灯を確認した際には、すぐに安全な場所に車を停車させるようにしてください。

燃料残量警告灯:
ガソリンの残量を知らせてくれるランプです。車種によりますが、このランプ点灯時には約10リットルほどのガ燃料の残量になります。日頃から燃料警告灯が点灯する前に早めに給油をするようにしましょう。

ブレーキ警告灯:
ブレーキ警告灯はパーキングブレーキが効いている状態などのブレーキ系統に関わる異常があった際に点灯するものです。単純にパーキングブレーキを解除し忘れているといったうっかりミスから、ブレーキの効きに直結するブレーキフルードが不足している時に点灯したりもします。走行中にブレーキが効かなくなるという事故を引き起こす可能性もありますので、ランプ点灯時には走行は控えるようにしてください。

まとめ

エンジン警告灯の概要理解や点灯時の対処について、ご理解いただけたでしょうか?

最近の車は安全設計が今までよりも行われているので、故障が少なくなりましたが、実際に故障が発生するとどうしたらよいのかわからなくなりがちです。車を運転する方にとっては、運転する車の整備も義務の一つですので、この機会に復習してみてください。

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