世界で最も美しいクラシックカー】1937年型アルファロメオ 8C 2900Bベルリネッタ
BMWグループは、イタリアで開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ2019」(5月24~26日)に出展されたクラシックカーの最も美しい車に授与される「ベスト・オブ・ショー」に、1937年型アルファロメオ『8C 2900Bベルリネッタ』を選出した、と発表しました。
■コンコルソ デレガンツァ ヴィラデステとは?
コンコルソデレガンツァ京都2019
「コンコルソ デレガンツァ ヴィラデステ」(イタリア、ロンバルディア州コモ湖)とは自動車の華麗さを競うコンクールとして名高いコンクールのことです。
ほかにも「ペブルビーチ コンコース デレガンス」(アメリカ、カリフォルニア州モントレー)や、ヴィラデステ、デレガンスの両コンクールの世界観や雰囲気を受け継いだ、「コンコルソ デレガンツァ 京都 2019」が4月に開催されたことも記憶に新しいですね。
■アルファロメオ8C 2900Bベルリネッタってどんな車?
そもそもアルファロメオ8C 2900Bベルリネッタは、1925年にミラノで設立された名門コーチビルダー(=カロッツェリア)の「トゥーリング」が、チャールズ・ウェイマンの羽布張り軽量フレームシステムのライセンスを取得し、その後、独自の「スーペルレッジェーラ」方式を開発したことから始まりました。
1936年に特許が認められたこの方式は、細い銅管で車体の形状を形作り、それを薄い軽金属版で多い骨組みの強度を補強する構造を指します。
アルファロメオ8C 2900Bベルリネッタは、製造が確認されているわずか5台のベルリネッタの中でも最初の車であり、カロッツェリア・トゥーリング社が、スーペルレッジェーラの始まり、と呼んでいる特別な自動車。
アルファロメオ8C 2900ベルリネッタは、イタリアの自動車設計者のヴィットリオ・ヤーノによって設計され、スポーツカーレースに参加する目的で開発されました。とりわけ、イタリアの伝説的なカーレースの「ミッレミリア」において、1935~1938年、そして1947年に優勝を収めています。