トヨタ ノアとはどんな車?
■主な概要
ノアは、車内スペースがとても広く今やファミリー層に大人気のミドルサイズミニバンでトヨタの定番となってきている。ヴォクシー・エスクァイアと兄弟車種であり、ヴォクシーが男性寄りならノアは優しい雰囲気のデザインから女性にも運転しやすく、さらに運転サポート機能も充実した作りになっている。
また、開放感にあふれ躍動的なスタイルは男女問わず人気で、近年ではハイブリッドタイプも発表され、箱型で使いやすさを継承しつつ日々進化をしている車種だ。車体だけでなく車内もとても広々としており、特に子育て家族の方々には非常に使い勝手の良い車である。
■性別、年齢を選ばないエクステリアデザイン!
デザイン部分の特徴として、フロントフェイスは親近感と誠実さが表現され、アンダーグリルと連続する大型フロントグリルの採用などによって、堂々とした佇まいとなっている。尚、カラーは全部で7種類あり、どれも男女ともに納得のいく色合いを取り揃えていて、グレードや内装だけでなくカラーを選ぶのも苦労してしまうかもしれない。
セルフリストアリングコートを採用しているので、小さなすり傷が出来てしまった場合にも自己修復をし新車の時に光沢とカラーを長い期間保持することに一役買ってくれる。こういう細かな気遣いがノアが人気たる所以となっているのではないだろうか。
■トヨタ ノアの優れたエンジンシステム
エンジンシステムには2LのガソリンエンジンとクラスNo.1の低燃費を実現したハイブリッドが用意されている。ガソリンエンジン・ハイブリッドともに走行性能はかなり優れており、燃費の良さだけではなく運転中の静かさについてもミニバンでは味わった事のない静かさにきっと驚くだろう。
また、アイドリングストップ機能なども付いており、環境に配慮した部分が多くあるため、意識をせずにただ普段通りに走るだけで自然にエコ運転が出来てしまう家計にも地球にも優しい車となっている。
■エンジンによって実現可能となった燃費
燃費については、ガソリンエンジン燃費は16.0km/L、ハイブリッド燃費は、23.8km/LというこのクラスNo.1で他社を寄せ付けないほどの圧倒的な低燃費を実現した。さらには環境性能・エコカー減税もしっかりその恩恵を受けることが可能だ。
ミニバンは今まで燃費が悪いと言われ続けていたが、ノアの登場によりそのイメージが払拭され、日々の移動や長距離の移動など公共の交通機関を使いづらい子育て家族に人気になる足がかりになったと言っても過言ではない。
トヨタ ノアの車内空間
■大人数の家族でも余裕!広々とした車内
室内空間は、移動をともにする家族との大切な時間を快適に過ごせるようゆとりある空間になっている。家族だけでなく、搭乗人数に応じてシートを動かせば少数でも多人数でも必要に応じて多彩な使い方が可能だ。
また、天井にはツインムーンルーフが設置してあるので昼は日光を浴びながら車内を明るくし、夜は星空を見上げながらのドライブとその時の気分によって普段とは違った室内空間が演出でくる。静寂性も高くミニバンでありながら揺れもさほど感じずこちらもまた移動のストレスを軽減してくれるだろう。
■座り心地、機能性が高いシート
シート材質はファブリックを使用。さらに消臭機能付きシート表皮になっているので、食べ物やタバコ、ペットなど車内にこもりがちなほとんどの臭いを吸着・分解し室内を快適に保ってくれる。また、シートアレンジもお手の物。
セカンドシートはロングスライドが出来るので後部座席のお子様のケアが出来るような形にしたり、運転に疲れゆっくりしたい時などはシートをフラットにして非常にリラックス出来る。ウォークスルー(7人乗り)に関してもガソリンエンジン車はもちろんハイブリッド車もセンターコンソールトレイを200mmと低くしているので問題なく可能だ。
■乗降性が半端ないドアセクション!
車の乗り降りに関しては、子育てファミリーの需要が多いだけあって低床フロアを設置するなど今までのミニバンと違って非常にスムーズに出来る。ドア横にはお子様用に乗り降りを助けるチャイルドグリップや大人も掴みやすく大型アシストグリップを付けるなど老若男女問わず安全に乗降が可能だ。
また、パワースライドドアの開口部のスライドが805mmと広くワンタッチで開閉も出来るため、小さいお子さんやペットを抱えたままの乗り降りも楽に出来そうだ。
■ラゲッジスペースも広い!
ラゲッジスペースもかなり広く使える。ラゲージモードはサードシートを跳ね上げると充分なスペースが確保出来るのでスーツケースなどを収納する際に便利だ。さらに、ビッグラゲージモードというのがあり、ラゲージモードからセカンドシートを前にスライドさせると後部座席全般がラゲージスペースになり自転車などもそのまま積める。
広い開口部で出し入れもしやすいので、アクティブな方にはピッタリだ。また、床下収納もたっぷりあるため、こちらも併せて活用するとかなりの荷物を運ぶことが出来る。人を運ぶだけでなく趣味やお買い物にも非常に優れた車となっている。
トヨタ ノアの装備はどうなのか?
■トヨタ自慢のToyota Safety Sense C!!
ノアには先進技術の安全装備が備え付けられている。「プリクラッシュセーフティシステム」進路上の先行車をレーザーレーダーと単眼カメラで検出し、衝突が予測される場合には警報を発して回避操を促してくれる。その際ブレーキを踏むと強力なアシストが作動し、仮にブレーキが踏めなくても自動ブレーキが作動する。
「オートマチックハイビーム」夜間の歩行者などをいち早く発見出来るようハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる。切り替え忘れを防いでくれるので非常に便利だ。また「先行車発進告知機能」によって付帯機能渋滞や信号待ちなどで先行車に続いて停止し、先行車の発信に気付かない場合にブザーとディスプレイでお知らせをしてくれるのだ。
■事故を予防する「レーダークルーズコントロール」
ノアは予防安全の対策にもしっかり力を入れている。先行車との車間距離を保って追従走行をしてくれるレーダークルーズコントロールを搭載。これにより先行車が突然停車しても追突を未然に防ぐことが出来る。また、万が一の衝突事故の際の衝突安全にも余念がなく、エアバッグは運転席・助手席だけでなくサードシートまでしっかりと守れるよう7個のエアバッグを設置。
さらに衝突した際の乗員や歩行者の被害を最低限に抑える性能を配したボディで中にも外にも配慮しているのだ。このように様々な状況を想定して事故を未然に防ぎつつ、万が一事故が起こっても被害を最小限に抑える努力をしている。
■トヨタ ノアのバリエーションと価格
ノアの価格についてだ。ガソリンエンジン車で220円台~270万円台、ハイブリッド車で290万円台~330万円となっている。各パッケージとグレードによって差は出てくるが、他社の同クラスのものとは大きな差はなく、むしろ燃費の部分を考えると長く乗れば乗る程お得感が出てくるのではないだろうか。
■乗ってみた感想
実際の乗り心地についてですが、試乗した方の感想としては「実際の走りっぷりは自然で好感がもてた(島崎氏)」とミニバンでありながらスムーズに進みやはり静寂性も高いようです。
また、もう一つの意見として、「床が低いことは人の乗降性のよさだけでなく、バックドアからの荷物の積み下ろしもやりやすくしてくれる。(島崎氏)」やはり特徴である乗り降りのしやすさ、開口部の広さは実際に触れる事でより実感できるようです。
また、アレンジが出来るシートについて良かったのがスーパーリラックスモード(青山氏)との事です。セカンドシートを後ろにスライドさせ、まるでリビングのようにくつろげる空間が人気のようです。