マツダデミオ 概要・走行性能
■特徴
マツダデミオは最も優秀な車に選ばれる2014-2015のカーオブザイヤー14に輝きました。コンパクトカ―のクラスの概念を打ち破るブランニューなデザインとテクノロジーを持ち、スタイリングはカッコ良く、内装も高級感があり軽快な走りを実現しています。
しかもリーズブナルな価格設定になっていますので購入しやすいでしょう。そしてガソリンエンジンを採用しているモデルの他にクリーンディーゼルエンジンを採用しているモデルがあります。またMTモデルもあり多彩なニーズに配慮しています。
■デザイン・ボディカラー
外観のデザインはマツダが提唱する車を鉄の塊ではなく命あるものだという「魂動」をテーマに作られており、生命感あふれるフォルムを表現しています。若者はもちろん中高年の方もこの姿を一目見れば惹きつけられることはまちがいないでしょう。
マツダ デミオ 改良新型(左は特別仕様車の「Tailored Brown」)
ボディ9色のカラーバリエーションがあり、まるで熟練した職人の手塗のような塗装技術である「匠塗」により美しく仕上がっており、外観の質感は国産コンパクトカーの中では随一でしょう。またデミオは日本ではハッチバックのみです。新興国ではセダンのタイプも販売しています。
■燃費性能
デミオはクリーンディーゼルエンジンとガソリンエンジンの2つのタイプのモデルがあります。
クリーンディーゼルエンジンの燃費性能は2WD AT車で26.4km/L、2WD MT車で30.0km/Lまた4WD AT車で22.8km/Lです。ガソリン車も2WD AT車で24.6km/L、2WD MT車で21.8km/Lまた4WD AT車で20.6km/Lであり、どちらのエンジンも高い燃費性能を実現しています。
また蓄えたエネルギーを即座に装備品の消費電力に充てることができるi-ELOOPシステムを搭載しているタイプなら、より燃費が良いです。
■エンジン
デミオに積まれているディーゼルエンジンであるSKYACTIV-Dは燃費性能はもちろん有害物質が発生しにくく作られており、ガソリンエンジンのように高域まで軽く回るように設計されています。ができます。
ディーゼルエンジンがもともと持つ低速域の強いトルクがありながら、中、高速の運転でもよりよい走行性能を実現しています。またDE精密過給制御によりアクセル操作に対する車の反応がよりダイレクトになり車との一体感が良く、スムーズな加速感を実現し軽快に気持ち良く運転を楽しむことできるのです。
マツダデミオ 車内空間・収納
■快適性能
マツダ・デミオに搭載されている「マツダ コネクト」では、インターネットラジオを聴くことやハンズフリーでの通話ができます。
カーナビなどの機能も付いており、車内での快適性を高めています。デミオ全車種に搭載されている「オルガン式アクセルペダル」は、アクセルを踏む時に床からかかとがずれにくく、ペダルをコントロールしやすくなっています。
オートライトシステム&レインセンサーワイパー(フロント)感度調整式により、ヘッドランプなどの自動的な点灯/消灯、および、自動的に状況を判断してワイパーをコントロールしてくれることも可能になっており、ドライバーの快適な運転をサポートしています。
■インテリア
デミオのインテリアについても見ていきましょう。L Packageグレードには色が異なるピュアホワイトとブラックの2種類があります。ピュアホワイトは無駄を削ぎ落としたミニマルな上質さが表現されています。
ブラックはブラックレザーの内装でシックさが際立つインテリアとなっています。Touringグレードは黒を基調としたクールかつスポーティなインテリアとなっています。XDと13Sについてはブラックの洗練さとデミオらしい遊び心を併せ持っています。
チケットホルダー付きのサンバイザーやカップホルダーなど実際の使われ方がよく考慮された収納スペースもついています。
■ラゲッジスペース
デミオのラゲッジルームは荷物の積み下ろしがしやすく、使いやすさが実感できるものとなっています。後部座席にも乗車している場合でも、VDA方式で280リットルの荷物容量が確保されます。
リアゲートを開けた際の開口幅が広く、大きな荷物でも積み下ろしがしやすくなっています。リアシートには6:4分割可倒式シートバックが採用されており、使い方によって、快適な乗車スペースにすることもできれば、非常に大きな荷物を積むことができる荷物スペースにアレンジすることも可能です。
■シート
特別仕様車のTailored Brownにおいては、「Effortless Chic」というコンセプトのもと、ほどよく肩の力を抜いた洗練された大人のシックさが表現されています。シートに柔らかいライトブラウンのグランリュクス® (スエード調人工皮革)を使用し、特別仕様車ならではの贅沢な仕上げになっています。
また、特別仕様車以外のグレードにおいても、フロントシートはゆったり座れるサイズになっています。シートバックと座面に振動吸収ウレタンが採用されていることにより、シートに包み込まれるような心地よさを実感できるでしょう。
マツダデミオ 装備・安全性
■予防安全性能
走行するクルマの安全性を考えた時、マツダが出した1つの答えが「危険を未然に防ぐこと」でした。一般的には事故を未然に防ぐために開発されたテクノロジーが多いのですが、マツダが開発したi-ACTIVSENSEに代表される数々の安全システムは、危険を未然に防ぐことに役立ちます。
例えば、ドライバー・アテンション・アラート(DAA)は、時速が65km/hを超えるとドライバーの運転状況をクルマが学習します。その上で、普段と異なる運転を行うと警告を出して休憩を促します。
さらにアダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)は、光量をコントロールすることで、視野認識率を高めることでドライバーの危険を回避します。
■衝突安全性能
危険を未然に回避することが出来なくなった場合を想定して、デミオはSKYACTIV-BODYを採用しています。ボディーの中で強く変形し難い部分と変形することで衝撃を吸収分散する部分に分けることで安全性の向上させました。
ユーロNCAPのマツダ デミオ 新型の衝突テスト
またSRSエアバッグシステムを採用し、正面からの衝撃を軽減する効果が期待できます。さらに衝突時後席乗員滑り込み防止機構は、衝突時に後部席に乗車する人が前方に投げ出されたりすることを防ぐ機能です。デミオには、他にも衝突時の安全性を向上させる装備が付いています。
【ユーロNCAP】マツダ デミオ 新型、4つ星どまり…最高評価を逃す | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/article/2015/04/24/249717.html欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは4月22日、新型『マツダ2』(日本名:『デミオ』)の衝突安全テストの結果を発表した。最高5つ星のところ、4つ星と評価している。
■試乗記
デミオは従来車に比べてさらにATとの関係が緻密になったと言われます。内装の上質感は従来から引き続き好評価が続いていて、同クラスの中でも一二を争うほど人気のようです。
気になる乗り心地は、サスペンションに腰と粘りがあるので、走行時に安定感があるともっぱらの評判です。またパワーアシスト機能がついたハンドルを採用していて、速度の変化に合わせて手応えを自在に変えることができるようです。
つまり駐停車を行う場面では女性でも軽く扱えて、また高速走行時には手ごたえをしっかりと残す設定が支持を集めています。
■バリエーション・価格
マツダ デミオには、パワーユニットの違いで1.3Lのガソリンエンジンか1.5Lのディーゼルエンジンが搭載されます。また内装装備の違いからベーシックモデルとツーリングパッケージモデル、さらにツーリングレザーパッケージモデルと3つのグレードが用意されています。
さらに特別仕様車が加わり、売れ筋になるツーリングパッケージモデルをベースにブラウン系のシートが落ち着いた印象のプレミアムカーにまとめられました。売れ筋のディーゼルエンジンを搭載したツーリングパッケージモデルで、税込み車両価格が1,965,600円からです。
特別仕様車なら1,998,000円と装備だけでなく価格設定もかなり魅力的です。