新型タントはどんな車?
大幅に進化したダイハツ タント
ダイハツタントは、軽自動車の中でも特に人気の高く、全高が1,700mmを超えるスライドドアを備えた車種です。
このタイプでは、先駆者ともいえるダイハツタントが2019年7月フルモデルチェンジされ発売されました。
従来と同じく標準ボディと、エアロパーツを備えたタントカスタムが用意されています。
特にファミリーにはうれしい利便性を兼ね備えており、例えばドアの自動オープン機能や大開口ドア、低床のステップなど子供からお年寄りまでの乗り降りをサポートしてくれます。
タントカスタムについて詳しく知りたい方はこちら
■使い勝手の良い車、タント
ダイハツ・タント新型
ミラクルウォークスルーパッケージ
小さいお子さんを持つママなどには、後部座席のチャイルドシートに子供を乗せてそのまま後部から運転席へと移動ができるため、外へ出る必要がありません。
ドアの開閉
自動オープン機能や予約ロックが可能となっています。子供を抱っこしていたり、荷物で両手が塞がっていても大丈夫です!
■安全機能
スマートアシストとして15の安全機能が搭載されています。(一部メーカーオプション)
いくつかご紹介していきましょう。
加減速サポート
高速などで先行の車両がいない場合は、ドライバーが設定した速度で定速走行します。
先行車を認識すると減速し、先行車に合わせて走行停止するのをサポートしてくれます。
センターラインサポート
レーンキープコントロールというシステムで、車線の中央を安定して走行するようにハンドル操作をサポートします。
また、車線からはみ出して走行するとブザーとメーター内の表示で警告します。
踏み間違え
ブレーキ制御付誤発進抑制機能が前後に搭載されています。
障害物を認識後、踏み間違えを判定しエンジン出力を抑制してブザー音とメーター内表示で警告します。さらに、障害物に衝突する危険性があるとシステムが判断した場合は、ブレーキ制御機能が作動します。
ハイビーム
対向車のヘッドランプなど前方の明るさを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えます。
衝突回避
走行中に前方の車や歩行者をステレオカメラが検知し、衝突の恐れがあると判断した場合はブザーとメーター内表示で警告します。また、衝突の危険が高まったとシステムが判断した場合、弱いブレーキをかけます。
また、事前ブレーキが作動している状況でブレーキペダルを踏み込むとブレーキアシストが作動しブレーキの制動力を高めます。
Aピラー
Aピラーを細くすることで、運転時の視界を確保しています。
左右の死角が少ないことから歩行者などの見落としにくく安心して運転が可能です。
安定性
VCRは、急なハンドル操作や滑りやすい路面などでのコーナリング時に横滑りが起きた場合、ブレーキとエンジン出力を自動的にコントロールし、車両の安定性を確保します。
TRCは、発進や加速時にタイヤの空転を抑えてアクセル操作を容易にします。
また、ABSは滑りやすい路面での急ブレーキ時に車輪ロックを防ぐ機能です。前後左右輪にブレーキ力を最適に配分し、常に安定した制動力を生むEBD機能も搭載されています。
パノラマモニター
車両の前後左右に搭載された4つのカメラによって車を真上から見ているような映像が見られるのが、この「パノラマモニター」です。
これによって運転席からでは確認しづらい車の周囲の状況や死角も確認することができます。
新型タントの燃費
ダイハツ タント 新型 2019年
新型タントの燃費も気になるところです。
新型タントのカタログ燃費は、
2WDの場合、JC08モード:27.2km/L
4WDの場合、JC08モード:25.4km/L
ターボ2WDの場合、JC08モード:25.2km/L
ターボ4WDの場合、JC08モード:23.8km/L
※公式サイトより。情報は2020年2月現在のもの
となっており、ターボの場合と差は大きくありません。
また、e燃費で実燃費を調べてみたところ、実燃費は、4WDで12.40km/L〜12.66km/L、2WDで15.28km/L〜16.42km/Lというデータも見られました。(2020年2月現在 e燃費より)
新型タントの内装
新しいタントの内装はシートやシートアレンジ、収納など細かい所まで気配りの利いた造りとなっています。
前席だけでなく後席も便利な機能や、ファミリーや主婦(&主夫)にとって、あるとうれしい機能が揃えられています。
■新型タントのインパネ・コックピット周り
新型タントのコックピット
標準モデルのインパネはグレーを基本として助手席のインパネトレイとドア部分が明るめのグレーでコーディネートされています。
また、ボディカラーがブルーミングピンクメタリック、マスタードイエローマイカメタリック、アイスグリーンのものは、エアコン吹き出し口とダッシュボードのストライプがペパーミントグリーンとなり、ポップなイメージになっています。
■新型タントのシートは?
新型タントの内装
標準シートはザックリとした明るいトーンのファブリックシートとなっており、撥水加工が施されています。
リビングモード
シートアレンジは多彩となっており、フロントシートのヘッドレストを外すと後席と合わせてフラットになり、リビングのように足を伸ばしてくつろげます。
長尺モード
左右の分割でのシートアレンジを活用して、助手席とその後ろの席を倒すことで長い荷物(絨毯やフロアマットなど)を載せることが可能です。
後席ラゲッジ
後席を折りたたむと、なんと、26インチの自転車を収納することができます。
■新型タントの多種多様な収納スペース
新型タントのインパネトレイ
日常生活に役立つ改良を重ねているタントですので、今回の新しいタントも収納スペースはかなり充実しています。
大きなインパネトレイ
助手席側のインパネトレイは、ティッシュのBOXがすっぽり入るぐらいの大きさになっており使い勝手も抜群です。
カップホルダー
運転席のカップホルダーは、普通の缶などはもちろんですが牛乳パック(500ml)でもピッタリと入るようなサイズ感になっています。
また、後席のドアポケットにはボトルホルダーとティッシュBOXをおける程度大きさになっており、500mlのペットボトルが入ります。
シートバックポケット
運転席側は、上部に2つウェットティッシュが入るほどの収納と格納式シートバックテーブルが備え付けられており、ドリンクホルダーとちょっとしたお弁当やお菓子などがおけるスペースとなっていますので、車内での軽い食事や荷物を置くのにとても便利です。
サイドにはコンビニの袋などの軽い荷物を掛けて置くことができ使いやすくなっています。さらにテーブルを格納している場合でも荷物を掛けられる形状になっています。
荷室
新型タントの荷室
荷室は開口幅1,007mm、開口高1,061mmとなっており、背が高くスクエアなタントならではの広さとなっています。
荷室のフロア高は580mmと大人の膝ぐらいの高さなので、重い荷物も高い位置まで持ち上げることなく積むことができます。
■新型タントのスペック
ボディサイズ全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,755 m(mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 880kg | |
燃費 | JC08モード:27.2km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | |
最高出力(kW(ps)/rpm) | 38(52)/6,900 | |
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) | 60(6.1)/3,600 | |
駆動方式 | FF・前2輪駆動 | |
トランスミッション | 3要素1段2相形(ロックアップ機構付) |
■新型タントの価格
■新型タント
L(スマートアシスト非装着車)
2WD:1,243,000円 4WD:1,369,500円
L
2WD:1,331,000円 4WD:1,457,500円
X
2WD:1,490,500円 4WD:1,617,000円
X“セレクション”
2WD:1,490,500円 4WD:1,617,000円
X ターボ
2WD:1,589,500円 4WD:1,716,000円
X ターボ“セレクション”
2WD1,544,500円 4WD:1,765,500円
■新型タントカスタム
カスタム L
2WD:1,578,500円 4WD:1,705,000円
カスタム X
2WD:1,699,500円 4WD:1,826,000円
カスタム X“セレクション”
2WD:1,721,500円 4WD:1,842,500円
カスタム RS
2WD:1,782,000円 4WD:1,908,500円
カスタム RS“セレクション”
2WD:1,853,500円 4WD:1,974,500円
※2020年1月現在
新型タントで車中泊!
ダイハツ 新型タント(X)
新型タントでは、座席を前に倒し、荷台を使用しフラットにすることも可能で、広々とした室内空間を活かして車中泊を楽しむ事も可能です。
また、助手席側を前に倒して長さを確保することで大人1名、子供1名ぐらいであれば余裕で車中泊が可能です。
知ってる?愉しい!面白い!新型タントのテレビCM
ダイハツ タント 新型 2019年
いくつかあるテレビCMの中でも、「次世代スマートアシスト」篇では6人の大泉洋さんが登場し、タントの15個ある次世代スマートアシスト機能の中から6つの安全機能を紹介しています。
6つに分割されたシーンでは、大泉さんがそれぞれ異なる表情とキレのあるポーズで登場し機能を紹介するという面白い演出となっています。
撮影現場もスタジオにクレーンを入れ、照明をつるしてクレーン型のカメラで撮影するなどの珍しい現場となったようです。