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【知っ得!】タイヤのサイズの見方やタイヤサイズを変えるメリット

【知っ得!】タイヤのサイズの見方やタイヤサイズを変えるメリット

車によりほぼタイヤサイズは決まっていますが、車種によればそのタイヤサイズを変更することは出来ます。タイヤサイズを変更することにより何が変わるのでしょうか、また標準タイヤとは何なのでしょうか。今回はタイヤサイズについて解説します。

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愛車のタイヤのサイズ、知ってますか?

適正空気圧の50タイヤ

適正空気圧の50タイヤ

自動車に付いているタイヤは、車体の大きさや車の用途・性能に応じてメーカーが指定のサイズを定めています。

新車を購入すると、純正ホイールに指定サイズのタイヤが取り付けられた状態で納車されます。

車種・グレードごとにタイヤサイズは指定されていて、摩耗したり冬用タイヤに交換する際には、事前に愛車のタイヤサイズを把握しておく必要があります。

マイカーをお持ちの方は、自分の愛車の指定タイヤサイズを確認しておくようにしましょう。

タイヤサイズの見方、意味をご紹介

自動車用のタイヤには、大きさ(サイズ)・断面高さ・空気圧などの規格が決まっています。

タイヤサイズの表記方法は全世界共通で統一されていて、カタログやタイヤ本体に記されています。

タイヤサイズの表記方法ですが、数字/数字R数字(スペース)数字(アルファベット)です。

自動車用のタイヤで、175/65R14(スペース)82S、などと表記されているとします。

数字と記号には意味があり、順番にタイヤ幅・偏平率・構造(Rはラジアルタイヤ)・内径・最大荷重(負荷能力)、を表わします。

最後のアルファベットは最高速度を示していて、Sであれば180km/hで、Hであれば210km/hとなります。

タイヤサイズって自分で変えてもいいの?

エアゲージ

エアゲージ

一般的に自動車は、車種ごとに標準のタイヤサイズがメーカーによって定められています。

ドレスアップをしたり走行性能を高める目的で、大きなサイズのタイヤに変更する場合があります。

タイヤのサイズは、一定の基準を満たしていれば自分で選ぶことができます。

ただし、タイヤのサイズを変更すると車検が通らなくなってしまう場合があるので注意が必要です。

ホイールを大きくするインチアップ、小さくするインチダウン

ホイールサイズを変更する際に、サイズをインチアップまたはインチダウンする方法があります。
タイヤサイズ変更で多いのは、ホイールのインチアップです。

インチアップでタイヤのサイドウォール部を薄くするとタイヤ自体のたわみが減るため、走行安定性・ブレーキ性能・コーナリング性能がアップします。

タイヤサイズを変更するために、ホイールサイズを小さくするインチダウンするケースもあるようです。

インチダウンはタイヤの外径を変えずにホイールを小さくすることで、タイヤ代が安くなります。
冬用タイヤを使用する際に、出費を抑える目的でインチダウンをする人が多いです。

タイヤサイズを変えてはいけないとする法律はない

公道を走行する自動車や軽車両(自転車など)は、道路運送車両法と呼ばれる法律を順守する必要があります。
道路運送車両法では、多くの保安基準や法律が定められていて、タイヤのサイズについても一定の基準が存在します。

ただし、一定の基準をクリアしていれば、標準サイズからタイヤサイズを変えてはいけないという法律はありません。

タイヤサイズを純正から変えるメリット

車のタイヤを純正の標準サイズから変えることには、いくつかのメリットがあります。

見た目や走行性能を向上させる目的で、より大きなサイズに変更するケースが多いようです。

やっぱりかっこいい、見た目の向上

ホイールを大きなサイズに変更することで、見た目がスポーティーでかっこよくなります。

少しだけサイズを変えるだけで、見た目が大きく変わります。社外品でサイズの大きなホイールは装飾が施されているので、個性的な車にすることができます。

標準サイズで選べないタイヤが選べる

タイヤサイズを変更すると、標準サイズでは販売されていないような高性能のタイヤを選ぶことができるようになります。

グリップ力の高いタイヤに変更したり、コーナリング性能を高めたタイヤを装着することもできます。

ラインナップが増えることで、自分に合ったタイヤが自由に選べるでしょう。

加速・燃費性能や乗り心地が変わる

純正タイヤを社外品に交換することで、加速や運転感覚を変えることができます。

インチアップすればハンドルの操作感覚を高めて、機敏なハンドル操作が可能になるでしょう。

転がり抵抗の小さな低燃費タイヤに交換すれば、最大で5%程度の燃費性能の向上が期待できます。

グリップ力を高めたタイヤに交換することで、雨の日でも安全運転ができるようになります。

ノイズを抑えて路面の凹凸の吸収能力を高めることで、乗り心地を良くする社外品タイヤもあります。

もしかして違法?!極端なタイヤサイズ変更はトラブルのもと!

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タイヤサイズ変更は気をつけないといけないことも

ある程度の範囲内であれば、タイヤのサイズを変更することができます。

ただし極端なタイヤサイズ変更をすると車検が通過できなくなったり、走行時に問題が発生する恐れがあるので注意が必要です。

タイヤに関する法律(保安基準)は、主に4つの項目が存在します。

タイヤサイズに関係する保安基準ですが、はみ出し禁止・荷重指数(負荷能力)確保・干渉禁止・メーター誤差を起こさないの4つです。

タイヤはボディの内側に収まっている必要があり、外側にはみ出してはいけません。

標準タイヤと同等かそれ以上の荷重指数(負荷能力)を確保する必要があり、車体のフェンダーなどに接触させないことが求められます。

タイヤや車体を支えるという大切な役割を果たしており、荷重に耐えることが求められます。

荷重係数(ロードインデックス)に関して、保安基準が定められています。

タイヤの外径を変えるとスピードメーターの値が変わってしまうので、標準タイヤと同じ外径にしなければなりません。

ロードインデックス(LI)とは?不足するとどうなる?

タイヤは耐えられる荷重の最大値が定められていて、ロードインデックス(LI)と呼ばれます。

ロードインデックスは指数で表されているので、kg単位で計算するには換算が必要になります。また、ロードインデックスはそのタイヤの適正な空気圧における耐荷重値なので、タイヤの適正空気圧を保つことも必要になります。

LI値が不足すると車体の荷重を支えることができず、走行中にバーストする危険性が高まります。

安価なタイヤだとLIが小さくなりますが、車検を通らない恐れがあるので注意が必要です。

スピードメーターがズレる、アライメントがズレる!

自動車のスピードメーターは、車軸の回転速度を測定する仕組みになっています。

タイヤの外径を大きくするとメーターに表示される速度の数値が小さくなり、正しい速度を計測することができません。

自動車のタイヤは走行安定性を向上させるために、僅かに内側に向けられている場合があります。

これに加えて、コーナリング時はスムーズに曲がれるように地面に対する接地角度(キャンバー)が付いている場合があります。

車輪の外径を極端に変えることで車高が大きく変わってしまうと、これらのアライメントにズレが生じてしまうことがあり、燃費の悪化や走行安定性の低下につながります。

純正が最高のバランス?!性能が悪化してしまうかも

自動車メーカーは、車種ごとに最高の性能が出るようなサイズ・規格の純正タイヤを定めています。

このため、車が持つ本来の性能を引き出すためには純正タイヤを装着する必要があります。

タイヤサイズをインチアップすることで、コーナリング性能を向上させることができます。

そのかわりに、燃費や乗り心地が悪化してしまう恐れがあります。

標準サイズの純正タイヤは各性能のバランスが考慮されており、社外品に変更することで性能が悪化してしまう場合があるので注意が必要です。

サイズを変更せずに、安価なタイヤに交換するユーザーも少なくありません。

安いタイヤだと交換費用を抑えることができますが、耐久性が低かったり燃費性能が低下する可能性があります。

安物のタイヤを装着しても、燃費が悪化してトータルでコストが高くなってしまうかもしれません。

タイヤを変更することで、一部の性能を向上させたり交換費用の節約ができるというメリットがあります。

ただし別の面で何らかの問題が生じる恐れがあるので、デメリットを考慮した上で判断するようにしましょう。

まとめ

タイヤ交換

メリット・デメリットをしっかり理解しよう!

自動車のタイヤは、一定の基準をクリアしていればサイズ変更したり社外品に交換することが可能です。

タイヤサイズを変更することで、性能を向上させたり見た目を変えることができます。ただし、タイヤサイズを変更することにはデメリットもあるので注意しましょう。

タイヤサイズに関するFAQ

タイヤサイズって、どうやってみればいいの?

タイヤのサイドウォールに、世界統一の基準で書いてあります。215/55R 18 であれば、215mmの横幅に55%の扁平率、18インチのホイール内径となります。

タイヤサイズのインチアップって、どこまでやっていいの?

215/55R 18のタイヤを、215/45R 19という同じ口径ではあるけれども、よりホイールの大きいタイヤにかえる事をインチアップといいます。インチアップをすれば、多くの場合タイヤグリップの向上が見込めます。また、インチアップをすると見た目の高性能感も増します。
一方、乗り心地重視やタイヤ交換費用削減のために、インチダウンを選択する場合もあります。

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