ハンズフリーとは?ドライブの強い味方!
reproducibleジュエリーのようなハンズフリー・イヤーピース
ハンズフリー機器とは、送受信機を手に持たず、通話が行えるよう設計された通信機器の事をさします。
イヤホン・ヘッドホンやスピーカーを使用する事で、受話器を手で持たなくても会話ができます。
一般的に電話機や無線機は、通話をする際に受話器やマイクを手に持たなければなりません。自動車を運転している時などは、受話器を手で持つと危険です。
また、令和元年の12月1日から、携帯電話やスマートフォンを通話しながらの運転に課せられる罰則が強化される道路交通法が施行されていることもあり、以前にもましてハンズフリー機器が注目を集めています。
■ハンズフリー通話のメリット
reproducibleジュエリーのようなハンズフリー・イヤーピース
ハンズフリー通話の最大のメリットは、手を使わずに会話ができる事です。受話器を操作したり、手で持ち続ける必要がありません。両手が自由になるので、何か別の作業をしながら通話をする事ができます。
最近のハンズフリー機器はスピーカーとマイクのほかに、コントローラーも付いている製品がたくさんあります。スマホ用のリモコンマイクには、切り替えボタンが付いています。そのためスマホのディスプレイを操作しなくても、簡単に電話に出る事ができます。
最近のスマートフォンはディスプレイやバッテリーが大きくなり、本体の重量が重い機種が増えています。ハンズフリー機器を利用すれば、通話中に重いスマートフォンを持ち続ける必要がありません。
■ハンズフリーなら全部適法?「安全運転義務違反」に問われる場合も
2019年12月から施行された改正道路交通法によって、いわゆる「ながら運転」がより厳しく取り締まられるようになっています。これは、携帯電話など操作の際に手に持たなければならないものや、車載のナビなどの操作も対象となっており、この部分だけを見るとハンズフリー機器を用いた通話は問題ないように思われます。
しかし、イヤフォンタイプのハンズフリー機器だと、地域によっては地方条例などで規制がかかっている場合もあり、大音量で音楽を聴いていたなどの状況によっては安全運転義務違反に問われる場合もあるようです。
ハンズフリー機器は片耳タイプが多いとはいえ、外音などの聞こえを妨げてしまう場合もありそうですし、仕方のない部分かもしれません。
スピーカータイプのハンズフリー機器など、耳に装着しないタイプであればより幅広く利用ができそうですが、お住まいの地域の規制情報を前もって調べておくと安心でしょう。
■長電話や白熱の議論なら、停車してからがオススメです
車内での会話もそうではあるものの、電話での通話は、ある程度意識を集中させる必要があるものです。
短時間で軽い通話ならハンズフリー通話で問題なくできるかもしれませんが、込み入った話や長電話などになりそうなら、安全な場所に停車してからあらためて通話をした方が、安全運転にもつながりますし通話相手にも失礼がないかもしれませんね。
ハンズフリー機器の種類はこんなに!目的に応じて選ぼう
reproducibleジュエリーのようなハンズフリー・イヤーピース
携帯電話を手で持たなくても通話ができるハンズフリー機器はいくつかの種類があり、自動車用も開発されています。
いろいろなタイプのハンズフリー機器が販売されていますが、イヤホン型とスピーカー型の2種類に分けられます。イヤホン・スピーカー型があり、コードレスタイプの製品も選べます。
■イヤホン型:お手軽装着!電池持ちに注意
ハンズフリー機器の多くはイヤホン型で、相手の音声をイヤホンを使って聴き取ります。100円ショップに行けば、コード付きのイヤホンマイクが販売されています。
最近はコードレスタイプの機器も販売されていて、小さなイヤホンを耳に装着するだけで通話ができます。
イヤホン型のメリットは、周囲に会話の内容が漏れない事と、騒音や雑音があったとしても相手の声がしっかり聴こえる事です。自動車であればエンジンやタイヤからのノイズなどの騒音があるので、イヤホンを使用した方が聴き取りやすくなります。
■スピーカー型:乗員も含めてワイワイ会話!
スピーカー型は、イヤホンなどを装着しなくても相手の声が聞こえるというメリットがあります。
普通に会話をしているような感覚で通話ができ、同乗者も一緒に会話に加われます。スピーカー型の機器でもコードレスタイプの製品があるので、どこでも取り付ける事ができます。
スピーカー型であればイヤホンやヘッドホンを装着する必要がなく、電話がかかって来た時にすぐに通話をする事ができます。
スピーカー型の機器を使用すれば通話中も周囲の音を聴き取る事ができるので、安全性が高いといえます。
■オープンイヤー型:周囲音も自然に取り込めて安心
近年評価が高まってきているのが、オープンイヤータイプの機器です。耳にイヤフォンを突っ込むインイヤータイプと比べ、オープンイヤータイプなら、周囲の環境音もほどよく取り込めるので、運転中にも安心です。
また、耳の穴を一切ふさがないのに通話がクリアに聞こえる骨伝導タイプのイヤフォンも、より周囲の音がはっきりと認識できて人気です。車内だけでなく、テレワークなどで利用する方も増えているようです。
■【番外編】キャップ型:これで通話!?目立たなさ抜群
スピーカーやバッテリーの薄型化が進んだこともあってか、興味深い商品としてはキャップ型の帽子にスピーカーを内蔵したタイプも見られます。普段使いもしやすそうなその目立たなさや、耳に負担の少ない装着感の良さは、意外なメリットといえそうですね。
つば部分にスピーカーを内蔵したモデルや、こちらも骨伝導によってよりクリアな聞こえを実現したモデルなどもありますので、探してみると面白そうです。
通話だけでなく便利機能も見逃せない!あると嬉しいこんな機能
ひと昔前でいえば、ハンズフリー機器は通話ができるだけといったものも多かったですが、近年のハンズフリー機器は高機能化が進んでいます。
中でも便利なのは、据え付けタイプのハンズフリー機器でよく見られる、ドアの開閉などの振動を検知することで電源が自動でONになる機能。乗り降りのたびにスイッチ操作をする必要がなくなるので、つけ忘れなども防げますね。
また、本体のボタン操作でリダイヤル発信ができたり、スマホのアシスタント機能を起動できたりするものも人気です。アシスタント機能を使えば人名などを使って発信もできますし、天気予報などを聞いたりと便利に使えます。
【2021年最新】おすすめ車載ハンズフリー機器 厳選8選!
車載ハンズフリーキット「400-BTCAR001」
運転中に通話ができる自動車用ハンズフリー機器が多く販売されていますが、その中でも特におすすめの製品を5つご紹介します。
いずれの機器も、電話がかかって来た時にワンタッチで通話をする事ができるように設計されています。ワイヤレスタイプなので、ケーブルが邪魔になる事がありません。
■1. LUFT ワイヤレススピーカー LUFT-HDF
LUFTハンズフリーカーキットは、大手通販サイトの楽天で2020年7月現在、特に人気を集めているハンズフリー機器です。
スピーカー型でイヤホンを装着する必要がなく、ワイヤレス(Bluetooth)なのでコードが邪魔になる事もありません。最初にBluetoothのペアリングをしておけば、以後は使用時に自動的に接続が行われます。
本体は小型・軽量でサンバイザーに取り付ける事ができ、必要最小限の操作で通話ができるように設計されています。
運転中に電話がかかって来たら、ボタンを1回押すか音声入力(YES)をするだけで応答ができます。ちなみに通話を拒否したい場合は、NOと答えるだけで応答が拒否できます。
LUFTハンズフリーカーキットはメーカーの公式サイトや、通販サイトなどで販売されています。価格は税込4,980円で、携帯電話がBluetoothに対応していれば使用できます。USBのほかに、車のシガーソケットから充電する事ができます。
※価格は2020年7月現在のものです
■2. TAXION 車載ワイヤレススピーカーTHF-04
TAXION車載ワイヤレススピーカーTHF-04は、Bluetooth対応のスピーカー型ハンズフリー機器です。Bluetooth対応ドライブレコーダーやFMトランスミッターとの干渉対策済みなので、他の機器と併用する事ができます。
最初にペアリングをすれば、以後は自動的にスマートフォンを検知してスイッチが入ります。
本機は通常の音声通話機能(VoLTE)に加えて、LINE通話などの通話系アプリにも対応しているという特徴があります。SNSアプリに着信があった時も、VoLTEの場合と同じように応答して通話ができます。
親機との距離が離れて通信が切断されると、自動的に本体のスイッチがOFFになります。音声ガイダンスでスイッチのON・OFFを伝えてくれるので、ランプを確認する必要がありません。
TAXION車載ワイヤレススピーカーTHF-04の販売価格は5,980円で、大手通販サイトなどで購入できます。
※価格は2020年7月現在のものです
■3. Glazata ヘッドセット EC200
Glazata(グラゼタ)ヘッドセットH-EC200-1は、運転中に通話をする頻度が高い方におススメのハンズフリー機器です。
イヤホン型なので音声が聴き取りやすく、待ち受け・連続通話時間が長いという特徴があります。充電時間は2時間で、連続通話時間は30時間(待ち受けは約40日)です。
親機(携帯電話)との通信方式はBluetooth4.1で、iPhoneとAndroidの両方に対応しています。小型・軽量なので、長時間にわたり耳に装着し続けても気になる事がありません。
タブレット端末やPCにも対応しているので、運転中以外にも音楽を聴いたりゲームをする時も便利に使用できます。販売価格の相場ですが、大手通販サイトであれば約1万円です。
※価格は2020年7月現在のものです
■4. サンワダイレクト 車載ハンズフリー 400-BTCAR003
サンワダイレクト車載Bluetoothスピーカーは、クリアで聴き取りやすい音質が特徴のスピーカー型ハンズフリー機器です。
他社製品と比べてスピーカーの最大出力が大きいので、走行音や周囲のノイズが大きい環境でもしっかり会話内容が聴き取れます。操作が簡単で、本体の広い範囲のエリアに触れるだけで応答する事ができます。
本機は複数の携帯電話と同時に接続する事が可能で、同時に電話がかかって来たら片方を保留にして通話をする事ができます。
通話時間は最長17時間で、連続待ち受け時間は1,000時間です。サンワダイレクト車載Bluetoothスピーカーは大手通販サイトで販売されていて、価格は4,980円です。
※価格は2020年7月現在のものです
■5. RACE Bluetoothヘッドセット K10C
RACE BluetoothヘッドセットK10Cは、片耳に装着するイヤホンタイプのハンズフリー機器です。イヤホンとマイクが取り付けられており、本体重量が18gと軽量です。
通信方式はBluetooth4.2に対応しているので通信速度が速く、使用可能範囲が広いという特徴があります。本機は片耳タイプなので、装着している状態でも別の携帯電話を使用する事ができます。
連続通話時間は10時間で、Bluetooth対応のモバイル機器やPCであればどれでも使用可能です。RACE BluetoothヘッドセットK10Cは大手通販サイトで購入でき、販売価格(楽天市場)は、5,400円です。
※価格は2020年7月現在のものです
■6. EDYELL Bluetoothスピーカー付き帽子 EDD_LYMZ
見た目は普通のキャップ型の帽子といった印象ながら、なんとツバ部分にスピーカーを内蔵しているという本製品。Bluetoothでスマホと接続すれば、帽子にはマイクも内蔵されているので、ハンズフリー通話も可能となっています。
電池持ちもスタンバイ時間が最長48時間と十分ですし、Bluetoothモジュールは取り外して帽子を洗うことも可能と、汚れやすい帽子だけにうれしいポイントにも注目です。
■7. ウイルコム オープンイヤータイプ PDGBT110-01BK
耳の穴にイヤフォンをねじ込むのが苦手…という方にぜひお勧めしたいオープンイヤータイプの本製品。耳にかけるだけでクリアな通話が可能なので、長時間の装着でも耳が痛くなりにくい点に注目です。
片耳タイプですが、スピーカー部が回転することで左右どちらの耳にも装着が可能。電池持ちもスタンバイ時間が最大360時間とかなり長く、普段からつけっぱなしにしておける安心感がありますね。
昨年からのコロナ禍におけるワークスタイルの変化に伴って、テレワークなどの際に利用する方も増えてきているオープンイヤータイプのヘッドセット。重量40gと軽量なので、運転中だけでなく普段から活用することもできるでしょう。
■8. LEHXZJ FMトランスミッター HY92
Bluetooth接続したスマホなどからの音楽や通話をFM波を用いて車載のステレオに飛ばすことができるFMトランスミッターも、ハンズフリー機能を備えたものがあります。
本製品を利用すれば、車のスピーカーを利用してハンズフリー通話ができるので、イヤフォンなどを装着することなく、しっかりと通話音声を聞き取ることができそうです。本製品にはディスプレイが内蔵されているので再生中の曲名などを表示できますし、着信番号を読み上げてくれる機能もあります。
アクセサリーソケットに装着する本製品のようなタイプは、配線を取り回したり、電池切れを心配したり、乗り込むたびにスイッチ操作をする必要がなく、車の電源と完全同期してくれる点も楽なポイントです。
まとめ
OWL-BTFMU221シリーズ
自動車を運転する方は、安全運転のために、ハンズフリー機器がおすすめです。各社様々なハンズフリー機器を発売しているので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
よくある質問
■運転中のハンズフリー通話は違法じゃないの?
道路交通法でハンズフリー機器などを用いたハンズフリー通話は規制されていませんが、イヤフォンタイプの製品を耳につけて運転をすることを地方条例などで規制している地域もあるほか、場合によっては安全運転義務違反などが認定されてしまう場合もあるようです。利用する地域の現状をしっかり確認しておきたいところです。
■車で使えるハンズフリー機器、どんな種類があるの?
一般的にハンズフリーといわれると片耳タイプのヘッドセットをイメージされる場合が多いかと思いますが、近年では据置用のスピーカータイプも人気です。また、車のアクセサリーソケットに装着するタイプも、電源などの取り回しが必要ない点が支持を受けています。