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ライバル多数!スポーツクーペ レクサス RCに勝機はあるか?!

ライバル多数!スポーツクーペ レクサス RCに勝機はあるか?!

自動車界の花形ともいえる、2ドアクーペ。近年は大衆向けのクーペはめっきり少なくなっており、欧州高級車ブランドによるプレミアムクーペが市場では多く見られます。そんな輸入車勢に真っ向から立ち向かうレクサスのクーペ、RC。果たして勝ち目はあるのでしょうか?詳しく見ていきます。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


華やかなクーペの世界は、熾烈なシェア争いの場でもある!

レクサス RC Fスポーツ

街中で2ドアクーペ車を見て、かっこいいなあと眺めてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるのでは?

後部座席用のドアという便利さを捨ててまで、外観の魅力を追求した2ドアクーペは、実際に所有するには勇気がいりますが、自動車の形状としてはまさに「花形」ですよね。

しかし、そんな外観重視であることも手伝ってか、クーペのオーナーは、お好みのメーカーにこだわる方もいれば、最新トレンドを取り入れた「かっこいい」クーペにどんどん乗り換えてしまう方もいらっしゃることでしょう。

クーペの世界は、一挙手一投足が命取りになる熾烈な争いの世界なのです。

主要なプレミアムカーブランド全てがラインナップするクーペ

レクサス RC350 Fスポーツ

メルセデスベンツやBMWなど、世界のプレミアムカーブランドを考えた時に一番に浮かぶ車種はなんでしょう? 一般的にはやはり高級セダンか、近年なら高級SUVではないかと思います。

しかし、実はクーペもプレミアムカーブランドならほぼ全てがラインナップしている重要車種なのです。

しかも、レクサスを含む主要なブランドはハイエンドな大型クーペと、よりパーソナルな中型クーペの複数車種をラインナップする場合も多く、幅広い顧客層をターゲットにしています。

クーペはブランドの方向性やイメージを牽引する役目

レクサス RC300h

各プレミアムカーブランドのクーペを見れば、サイズ的には似通っていても車のコンセプトや目指す方向性が驚くほど違うことに気付きます。クーペはセダンと同等、またはそれ以上にそのブランドのコンセプトをはっきりと体現しているのです。

他メーカーの後追いをしていては、「オリジナル」の魅力に勝つことは難しいでしょう。自らのブランドとしての魅力を最大限に表現することが、クーペの世界で成功するためには不可欠なのです。

激戦区に現れたレクサス RC、その魅力に迫る

レクサス RC Fスポーツ(北米仕様)

さて、クーペは販売台数が多くなくともその存在は非常に大きいことがお分かりになったかと思いますが、国産プレミアムカーブランド レクサスが販売している2ドアクーペが「RC」です。

2014年10月に発売されたRCはデビューから年数こそ経っていますが、細やかな改良を毎年重ねており、今でも魅力を保ち続けています。

RCの魅力について、詳しく見ていきましょう。

先鋭的なエクステリアデザイン

レクサス RC350

自動車の中でも特に外観が重視されるクーペ。RCのエクステリアデザインは、レクサス車のデザインアイコン「スピンドルグリル」が備えられたフロントから、ルーフラインを経由して、こちらもスピンドル形状が用いられたリヤまで、一続きに流れるようなラインが特徴的です。

また、プレミアムカーらしいFRの駆動形式をデザインにも活かした形になっており、リヤフェンダーの大胆な張り出しで高い動力性能を予感させています。

2018年のマイナーチェンジで、車両前後の意匠が変更され、超小型LEDを縦方向に三連配置した三眼ヘッドライトなどが新たに採用されるなどし、より先鋭的なデザインに磨きがかかっています。

磨き抜かれた走行性能

レクサス RC フロントサスペンション

最新のRCは最良のRC。 もとよりRCは、FRクーペらしい走る楽しさとラグジュアリーカーとしての重厚感や車両安定性が追求されていましたが、2018年のマイナーチェンジではより空力性能を高める細やかな改良がなされたほか、サスペンション、タイヤにまで改良の手が入り、RCらしい走行性能にさらに磨きがかかりました。

3種類のパワートレイン全てで爽快感を重視している点もクーペらしいところ。注目ポイントはパワフルな3.5リッター V6エンジンと軽快感のある2.0リッター 直4ターボエンジンに搭載される電子制御オートマチックトランスミッション、「8-Speed SPDS(スポーツ・ダイレクト・シフト)」です。

この8速ATは、ドライバーの操作とGセンサーからコーナリング中であることを検知して適切なギヤにホールドしたり、Mポジション時はシフトダウンと同時にブリッピング(空ぶかし)を行うなど、熟練のドライバーがマニュアル車で行うような操作を実現しています。

パワフルさと低燃費の「二律双生」

レクサス RC300h Fスポーツ

レクサスの、プレミアムカーらしい走行性能だけでなく環境性能をも重視する姿勢が強く現れたパワートレインは、RC300hに搭載される2.5リッター 直列4気筒ガソリンハイブリッドではないでしょうか。

システム出力 220PSのパワフルさを実現しながら、JC08モード燃費で23.2km/Lの低燃費も両立しています。レクサスのハイブリッドシステムは、アクセル操作に対してスムーズに加速力が立ち上がる滑らかさが特徴で、RCのようなプレミアムカーにはぴったりのパワートレイン。

ハイパワーガソリンエンジン車でスポーティに走るだけではなく、ハイブリッド車ならではのエレガントかつ効率的な走りを楽しめることもRCの魅力の一つです。選ぶ楽しみが深まってしまい、嬉しくも悩ましい点かもしれませんね。

国産車随一の豪腕スポーツ、RC F

レクサス RC F パフォーマンスパッケージ

年々厳しさを増す自動車の環境規制の中で、もはや奇跡的ともいえるような本格スポーツクーペがRC Fです。レクサスのハイパフォーマンスブランド「F」の名を冠する車種は現在RC Fの一台のみとなっていますが、Fの醍醐味を伝えるのに不足のない、究極の仕上がりとなっています。

RCのエレガントなボディに5.0リッター V型8気筒のハイチューン自然吸気エンジンを搭載し、内外装に特別仕立てのパーツを装着したその姿は、えも言われぬ迫力があります。

国産車において、自然吸気エンジンとしてはトップクラスの481PSという高出力を誇るV8エンジンはしかし、普段使いも可能なほど扱いやすく仕立てられています。荒れた路面での乗り心地も快適で、それでいてそのままサーキットで攻めることもできる、これぞレクサス、これぞF!というスポーツカーです。

レクサス RCのスペック

【レクサス RC350 ベースグレード】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,700mm×1,840mm×1,395mm
ホイールベース2,730mm
最大乗車定員4名
車両重量1,690kg
燃費JC08モード:10.2km/L
エンジン種類V型6気筒 3,456cc
エンジン最高出力234kW(318PS)/6,600rpm
エンジン最大トルク380N・m(38.7kgf・m)/4,800rpm
駆動方式後輪駆動(FR)
トランスミッション8速AT
新車価格6,494,000円(消費税込)
(2020年9月現在 レクサス公式サイトより)
【レクサス RC300h ベースグレード】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,700mm×1,840mm×1,395mm
ホイールベース2,730mm
最大乗車定員4名
車両重量1,600kg
燃費JC08モード:23.2km/L
エンジン種類直列4気筒 2,493cc
エンジン最高出力131kW(178PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク221N・m(22.5kgf・m)/4,200-4,800rpm
モーター種類交流同期電動機
モーター最高出力105kW(143PS)
モーター最大トルク300N・m(30.6kgf・m)
駆動方式後輪駆動(FR)
トランスミッション電気式無段変速機
新車価格6,127,000円(消費税込)
(2020年9月現在 レクサス公式サイトより)
【レクサス RC300 ベースグレード】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,700mm×1,840mm×1,395mm
ホイールベース2,730mm
最大乗車定員4名
車両重量1,600kg
燃費JC08モード:12.2km/L
エンジン種類直列4気筒ターボ 1,998cc
エンジン最高出力180kW(245PS)/5,800rpm
エンジン最大トルク350N・m(35.7kgf・m)/1,650-4,400rpm
駆動方式後輪駆動(FR)
トランスミッション8速AT
新車価格5,679,000円(消費税込)
(2020年9月現在 レクサス公式サイトより)

レクサス RC Fのスペック

【レクサス RC F “パフォーマンスパッケージ”】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,710mm×1,845mm×1,390mm
ホイールベース2,730mm
最大乗車定員4名
車両重量1,720kg
燃費WLTCモード:8.5km/L
エンジン種類V型8気筒 4,968cc
エンジン最高出力354kW(481PS)/7,100rpm
エンジン最大トルク535N・m(54.6kgf・m)/4,800rpm
駆動方式後輪駆動(FR)
トランスミッション8速AT
新車価格14,300,000円(消費税込)
(2020年9月現在 レクサス公式サイトより)

レクサス RC 新車・中古車価格まとめ

レクサス RC350

レクサス RCは、2014年のデビュー時はRC350とRC300hの2グレードでしたが、1年後の改良でRC200t(後にRC300に改称)が追加された3グレード展開となって現在に至ります。

それぞれのパワートレインに対し、ベースグレード、ホイールやメーターなど細部まで専用パーツが奢られる「Fスポーツ」、セミアニリン本革シートと三眼フルLEDヘッドランプなどが標準装備される「バージョンL」の3トリムを選ぶことができます。

2020年9月現在のRCの税込新車価格は、RC300 ベースグレードの567.9万円からスタートし、RC350 Fスポーツの721.7万円まで幅があります。ベースグレードからバージョンLは約50万円高、バージョンLからFスポーツは約5万円高という価格差があるので、走行性能重視の追加パーツや内外装の特別意匠がなくても構わないなら、ベースグレードのリーズナブル感が際立ちます。

また、ハイブリッドモデルのRC300hは2020年度燃費基準をクリアしているため、新車価格はやや割高ですが、税金などの諸費用面ではかなり有利になることでしょう。

RCの中古車は、2020年9月現在の中古車全体平均価格は389.0万円と、レクサスらしくあまり値下がりしていない印象です。

2018年のマイナーチェンジで外装が変更になった以降のモデルが高値を維持しているのは当然ですが、2014年10月〜2015年9月の初期モデルであっても平均358.2万円と、強気の値付けになっている車両が多いようです。

2020年9月現在で市場に流通している台数としては、RC300hが最も多くなっています。これは前述の通り、RCのルックスと諸費用の節約の両立が可能な点からと思われます。

レクサス RC F 新車・中古車価格まとめ

レクサス RC F

RC Fは、ノーマルのRCからはクラス違いとも思える新車価格が設定されています。2020年9月現在の税込新車価格では、RC F ベースグレードでも1,040万円、外装にカーボン製パーツが奢られる「カーボンエクステリアパッケージ」車が1,120万円、2019年のマイナーチェンジで新たに設定されたハードコアグレード「パフォーマンスパッケージ」車では1,430万円と、ノーマルのRCが2台買えるほど。

それでは中古車価格はといえば、かなり乗り手を選ぶモデルであることも手伝ってか、やや値下がり幅が大きい印象を受けます。2020年9月現在の中古車全体平均価格では560.0万円となっており、新車価格から半額以下で買える車もチラホラ見受けられます。

世界的に見ても最後の自然吸気大排気量スポーツカーの1台とも言われるRC Fのキャラクターを考えれば、かなりお手頃感のある中古車価格となっています。

レクサス RCの有名ライバルを詳細分析!

レクサス RC Fスポーツ(欧州仕様)

ジャーマン・スリーと呼ばれる人気高級ドイツ車ブランド3社ともが、RCのライバルとなるクーペをラインナップしています。果たしてRCに勝機はあるのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

RCのライバルその1. BMW 4シリーズ クーペ

BMW 440i(欧州仕様)

BMW 4シリーズの系譜は、非常に長い歴史を誇ります。1966年発表の1600−2から始まったコンパクトクラス・2ドアセダンのラインナップは、後に「3シリーズ」と名付けられ、ボクシーな2ドアセダンとは異なる流麗な2ドアクーペも生み出されました。3シリーズは、BMWの最量販車種として世界的な人気を誇っています。

先代までは3シリーズクーペと呼ばれていましたが、クーペのモデル名を偶数に統一する方針に基づき、 2013年に発表された現行車から新たに4シリーズと名付けられて単一の車種となりました。

BMW M4 CS(欧州仕様)

4シリーズは、3シリーズよりもアグレッシブな見た目を手に入れたほか、クーペの定義を覆す5ドアの「グランクーペ」があるなどバリエーション豊富なことも特徴。

3シリーズからの伝統を引き継ぐホットモデル「M4」も用意されますが、先代の4.0リッター V8自然吸気エンジンからは一転、ダウンサイズされた3.0リッター 直6ツインターボエンジンが搭載されました。

BMW 4シリーズ クーペ 新型(欧州仕様)

また、4シリーズは、この6月に新型の概要が発表されており、新型モデルの日本への早期導入も期待されます。特にフロントデザインはかなりはっきりと賛否の分かれそうな独特の仕上がりで、果たして実車はどう見えるのか、今から楽しみにしたいところですね。

【BMW 420i クーペ Mスピリット】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,670mm×1,825mm×1,375mm
ホイールベース2,810mm
最大乗車定員4名
車両重量1,590kg
燃費JC08モード:16.0km/L
エンジン種類直列4気筒ターボ 1,998cc
エンジン最高出力135kW(184PS)/5,000rpm
エンジン最大トルク270N・m(27.5kgf・m)/1,350-4,600rpm
駆動方式後輪駆動(FR)
トランスミッション8速AT
新車価格5,870,000円(消費税込)
(2020年9月現在 BMW公式サイトより)

RCのライバルその2. メルセデスベンツ Cクラス クーペ

メルセデスベンツ Cクラス クーペ(欧州仕様)

Cクラス セダンの歴史は、1982年発売のコンパクトセダン「190」にまで遡ることができますが、当時のメルセデスベンツは車種ごとのキャラクター分けを徹底していたこともあり、4ドアセダンのみの設定で歴史を重ねてきました。

一般的なクーペがCクラスに設定されたのはもっと最近で、実に先代Cクラスが初。この先代Cクラス クーペはセダン譲りのボクシーなデザインが特徴でしたが、2代目となる現行モデルはフラッグシップクーペ「Sクラス クーペ」を思わせる、エレガントでふくよかな曲線を持ったデザインに大変身しました。

メルセデスAMG C63 クーペ(欧州仕様)

メルセデスベンツが近年推進しているスポーティさの強調もあり、「アジリティ」(優れた走行性能)を重視して開発された現行Cクラス。先進的な装備も特徴的で、インストゥルメントパネルは12.3インチという大画面ディスプレイになっているほか、車線変更や緊急回避時のステアリング操作までアシストしてくれる運転支援システムも装備しています。

また、RC FやM4のようなホットモデル、メルセデスAMG C63では、4.0リッターの大排気量V8エンジンにツインターボを装着するという、AMGらしい野性味溢れる仕上げが特徴的。エレガントな見た目に相反する俊足を誇ります。

【メルセデスベンツ C180 クーペ スポーツ】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,700mm×1,810mm×1,405mm
ホイールベース2,840mm
最大乗車定員4名
車両重量1,570kg
燃費WLTCモード:12.7km/L
エンジン種類直列4気筒ターボ 1,496cc
エンジン最高出力115kW(156PS)/5,300-6,100rpm
エンジン最大トルク250N・m(25.5kgf・m)/1,500-4,000rpm
駆動方式後輪駆動(FR)
トランスミッション9速AT
新車価格6,130,000円(消費税込)
(2020年9月現在 メルセデスベンツ公式サイトより)

RCのライバルその3. アウディ A5 クーペ

アウディ A5 クーペ(欧州仕様)

アウディ A5は、車名としてはまだ2代目と歴史が浅いのですが、アウディのクーペモデル自体は、戦後では1969年発売の「100クーペS」に端を発する由緒正しいもの。WRCをその四輪駆動システムで席巻した「アウディ・クワトロ」も有名ですね。

先代A5は、やや角張ったデザインながらも面と面のつながりが滑らかで、アウディらしい精緻な印象を与えるデザインでした。そのデザインは現行の2代目A5にも受け継がれており、クーペらしからぬ頭上空間のしっかり取られた後席空間はフル4シーターと呼ぶにふさわしいものです。

アウディ RS 5 クーペ(欧州仕様)

A5もバリエーションが豊富で、4シリーズと同じく5ドアの「スポーツバック」があるなど、幅広いユーザーニーズを満たそうという意思が見て取れます。

またA5のホットモデル、「RS 5」は、アウディらしく標準で四輪駆動となっており、同クラスのライバル車とは一味違う全天候性を備えています。

【アウディ A5 クーペ 45TFSI クワトロスポーツ】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,690mm×1,845mm×1,365mm
ホイールベース2,765mm
最大乗車定員4名
車両重量1,570kg
燃費JC08モード:16.5km/L
エンジン種類直列4気筒ターボ 1,984cc
エンジン最高出力185kW(252PS)/5,000-6,000rpm
エンジン最大トルク370N・m(37.7kgf・m)/1,600-4,500rpm
駆動方式四輪駆動(4WD)
トランスミッション7速DCT
新車価格6,960,000円(消費税込)
(2020年9月現在 アウディ公式サイトより)

まとめ

レクサス RC 三眼フルLEDヘッドランプ

レクサス RCの魅力と、そのライバル車に関して詳しく見てきました。最近ではラインナップが減ってきていることもあってか、実際に街中でクーペを見かける頻度は本当に少なくなってきていますよね。ですが、その分見かけた際のインパクトはこれまで以上に大きくなっているはず。

RCを含め、本記事でご紹介したクーペは大人サイズのリヤシートも広々とした荷室も備えており、イメージよりも実用性は損なわれていません。次の車選びの際は、RCも候補に取り入れてみては。

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