スポーツセダンとは
セダンは走行性能と居住性、静粛性に有意な点から、会社役員や要人等の送迎用として選ばれてきた車でもあります。
高級なイメージが定着しており、自動車のジャンルにおいて、かつては最重要ジャンルといっても過言ではないほど人気があり、各社ラインアップを充実させていました。
近年は、静粛性や安全性にも優れたミニバンやSUVの登場と、より広い空間や豪華なシート等が採用されはじめたことから、ミニバンやSUVブームに推され、セダンの市場は下火になりつつあります。
しかし、スポーツセダンは、高速道路での高速走行や山道などの勾配やコーナーが多い道をスムーズに駆け抜けたり、サーキットを含むスポーツ走行が楽しめることから、一定数の根強い人気を保ち続けているタイプでもあります。
高性能なエンジンやサスペンション、ブレーキなどを搭載し、加速性能や制動性能、コーナリング性能などが高く、高級車ブランドが展開するラインアップの中で重要な位置づけとなっており、内装や装備も充実しているのが特徴です。
一方、一般的なセダンは、家族やビジネス用途に適した車両として、快適性や室内空間、燃費性能を重視し、荷物を積み込みやすさや、走行安定性も求められます。
また、スポーツセダンと比べると、エンジンやサスペンション、ブレーキなどのパーツのチューニングが専用設計でない場合が多く、走行性能はやや劣ります。
ただし、最近のセダンには、スポーティなデザインや高性能エンジンを搭載したモデルも多く登場しており、スポーツセダンとしての性能を兼ね備えているものもあります。
スポーツセダンの魅力とは
筆者もかつてスポーツセダンを所有していました。その経験からお伝えできるスポーツセダンの魅力は、一台で何役もこなす万能マシンであることです。
具体的には運転の楽しさ、走りの気持ち良さ、サーキット等でのスポーツ走行が可能なこと、実用性の高さ、どんなシチュエーションでも恥ずかしくないフォーマルさ等々、一台あれば様々な用途で使用できる車です。
全高も低いので、機械式駐車場や立体駐車場も利用でき、駐車場探しにも困りません。
■メリット
スポーティな走り
高性能なエンジンやシャシー、ブレーキ、サスペンションなどを搭載しているため、スポーティな走りを楽しむことができます。
安全性
ボンネットやトランクが分かれているため、衝突した際に居住空間への衝撃が及びにくい形状をしています。ブレーキ性能も強化されていることが多く、その分制動力もより強いので、車両の安全性も高い傾向があります。
スタイリング
スタイリッシュでエレガントな外観が多いのも特徴です。通常のセダンよりも比較的車高が低いので、よりドシっと構えた印象です。
実用性
スポーツカーと比較すると、より実用的といえます。後部座席とドアがあるため、乗車定員も多く、居住空間も広く取られています。トランク部分が独立しているので、荷物をたっぷり積むことができ、においなどの影響も受けません。
■デメリット
燃費
高性能なエンジンを搭載しているため、燃費が低くなることがあります。
費用
高性能なパーツやテクノロジーの搭載によって、価格が高めです。また、メンテナンスや修理費用も高めの傾向にあります。
乗り心地
スポーツカーと同様に、サスペンションが硬いため、一般的なセダンに比べると乗り心地に劣ることがあります。
ファミリーカー向けではない
ファミリーカーとして使用している方ももちろんいらっしゃいますが、後部座席やトランクがあるとはいえ、スポーツ走行やパフォーマンスを重視しているため、ファミリーカーとしてはあまり適していません。
【国産】スポーツセダンおすすめ人気車種5選!
■ホンダ シビック タイプR
《画像提供:Response》青春グレードでカーオーディオに復帰…ホンダ シビックタイプR 前編[インストール・レビュー]
シビック タイプRは、ホンダが製造するスポーツコンパクトカーシリーズのひとつで、高性能なエンジンやサスペンション、ブレーキを備えたモデルで、初代モデルは1997年に登場し、現行モデルは6代目です。2007年発売の3代目FD2型、そして現行モデルである2022年発売のFL5型がスポーツセダンの形状です。
現行モデルはホンダのVTECエンジン技術を駆使した高性能VTECターボのエンジンを搭載しており、最大出力330ps、最大トルク420N・mを発揮します。
また、重量の軽さとフロントホイール駆動の特性を活かした、優れたコーナリング性能やブレーキ性能を持っています。
スポーツカーのような高い性能とスタイリングを持ちながら、ベースのシビック譲りの後席の広さを維持しており、日常生活での使い勝手も考慮された、スポーツコンパクトセダンの代表的なモデルです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,595mm×1,890mm×1,405mm |
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ホイールベース | 2,735mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 1,430kg |
燃費 | WLTCモード:12.5km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 ガソリン 1,995cc |
エンジン最高出力 | 243kW(330ps)/6,500rpm |
エンジン最大トルク | 420N・m(42.8kgf・m)/2,600-4,000rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 6速マニュアル |
新車価格 | 4,543,000円(消費税抜) |
■ホンダ レジェンド ハイブリッド
《画像提供:Response》ホンダ レジェンド ハイブリッド EX
ホンダレジェンドハイブリッドは、スポーティでエレガントな外観と高性能なハイブリッドシステムを備えたスポーツセダンです。
外観デザインは、シャープなラインやスポイラーなどのスポーティな要素が際立っています。また、大型のフロントグリルやLEDヘッドランプなど、ラグジュアリーなデザインも特徴的です。
パワートレインは3.5L V6エンジンと3モーターハイブリッドシステムが搭載されており、システム最高出力は382psにも達します。
この高性能なパワートレインは、0-100km/h加速を5秒代で達成し、スポーティなドライブを楽しむことができます。
さらに、レジェンド ハイブリッドは、高度な予防安全技術を備えています。安全運転支援システム“Honda SENSING”を搭載しており、スポーティな外観と高性能なハイブリッドシステム、そして先進的な安全機能を備えた魅力的なスポーツセダンです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,030mm×1,890mm×1,480mm |
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ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,990kg |
燃費 | WLTCモード:12.8km/L |
エンジン種類 | 水冷V型6気筒横置 ガソリン 3,471cc |
エンジン最高出力 | 231kW(314ps)/6,500rpm |
エンジン最大トルク | 371N・m(37.8kgf・m)/4,700rpm |
モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 前:35kW(48ps)/3,000rpm 後:27kW(37ps)/4,000rpm(1基当り) |
モーター最大トルク | 前:148N・m(15.1kgf・m)/500-2,000rpm 後:73N・m(7.4kgf・m)/0-2,000rpm(1基当り) |
駆動方式 | 4WD(SPORT HYBRID SH-AWD) |
トランスミッション | 7速オートマチック+パドルシフト |
新車価格 | 6,590,000円(消費税抜) ※販売終了モデルのため参考価格 |
■レクサス GS
《画像提供:Response》《photo by Lexus》レクサス GS ブラックライン・スペシャルエディション
レクサスGSの“GS”は Grand turing Sedanの略で、長距離を速く快適に移動することをコンセプトとしているスポーツセダンです。
エンジンは300psを超えるV6エンジンを搭載し、1,650kgという重量を加味しても走りの楽しさと快適性を兼ね揃えています。
低くスポーティなスタイルは空力性能も優れ、一目でレクサスとわかるスピンドルグリルや19インチホイール、スタイリッシュなデザインのヘッドランプなど、デザインもスポーティーです。
また、レクサスGS Fシリーズは、高出力のV8エンジンや専用チューニングサスペンション、ブレーキ、エアロダイナミクスなどの高性能パーツを搭載し、よりスポーティな性能でスポーツカー顔負けの性能があります。
最近では少なくなったFRを採用しているので、コーナリング性能と運転の楽しみを最大限に味わえます。
高性能エンジン、スポーティな外観、およびスポーツカーのような操縦性を備えた、優れたドライビングエクスペリエンスを提供するために設計されており、トータルバランスの高さが魅力のスポーツセダンです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,880mm×1,840mm×1,455mm |
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ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,650kg |
燃費 | JC08モード:10.8km/L |
エンジン種類 | V型6気筒DOHC ガソリン 3,456cc |
エンジン最高出力 | 234kW(318ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 380N・m(38.7kgf・m)/4,800rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 後輪駆動 |
トランスミッション | 8-Speed SPDS(電子制御8速オートマチック) |
新車価格 | 6,330,556円(消費税抜) ※販売終了モデルのため参考価格 |
■スバル WRX S4 STI スポーツ
《画像提供:Response》《写真撮影 雪岡直樹》スバル WRX S4 STI スポーツR
WRX S4 STI スポーツには、スバルの伝統的なAWDシステムである“Symmetrical AWD”が採用されています。さらに、専用のチューニングが施された2.4L 4気筒ターボエンジンを搭載しており、最高出力は275psに達します。
専用チューニングのSTIスポーツサスペンションや、専用の大型ブレーキシステムなど、高性能パーツが多数搭載されています。
外観については、カラーやエンブレム、専用のエアロパーツなど、STI スポーツならではのデザインが施されています。
内装については、専用のステアリングやシート、メーター類など、スポーティな雰囲気を演出するパーツが多数採用されています。
総じて、WRX S4 STI スポーツは、スバルの技術力とSTIのチューニング技術が凝縮された高性能スポーツセダンとして、運転好きな方にとって魅力的な車種のひとつです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,670mm×1,825mm×1,465mm |
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ホイールベース | 2,675mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,600kg |
燃費 | WLTCモード:10.8km/L |
エンジン種類 | 水平対向4気筒DOHC16バルブ デュアルAVCS直噴ターボ “DIT” ガソリン 2,387cc |
エンジン最高出力 | 202kW(275ps)/5,600rpm |
エンジン最大トルク | 375N・m(38.2kgf・m)/2,000-4,800rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | スバルパフォーマンストランスミッション(マニュアルモード付)前進無段後退1速 |
新車価格 | 4,040,000円(消費税抜) ※販売終了モデルのため参考価格 |
■マツダ MAZDA6 セダン
《画像提供:Response》《写真提供 マツダ》マツダ6
マツダ MAZDA6 セダンは、シャープなボディラインや力強いフロントグリルなど、スポーティな外観が特徴的です。
他のスポーツセダンに比べて、秀でたパワートレインの搭載はありませんが、日常使いとして非常に使い勝手の良いパワフルなエンジンと、1,600kgを切る軽量な車体が走りの楽しさを加速させます。
とくにSKYACTIV‐G 2.5は2.5L 4気筒ターボエンジンで、市街地から高速道路まで、力強く伸びやかな走りを提供してくれます。
さらに、アクセルレスポンスの良さと、4L V8自然吸気ガソリンエンジン並みのトルクが生み出す力強さと気持ち良い加速フィール、そして高揚感が高まるエンジンサウンドを実現しているので、速さよりも走りの楽しさを追求しています。
このエンジンを搭載するモデルには、加速重視で選択したファイナルギア比や、高いブレーキ性能を生み出す17インチの大径フロントブレーキを採用し、爽快に運転を心から楽しむ意のままの走りをサポートします。
また、より安心感のある走りを実現する「G‐ベクタリング コントロール プラス(GVCプラス)」を全グレードに標準装備しています。
そのため、旋回中からターンアウト時の安定性・収束性を向上するブレーキ制御で、車と人の一体感を様々なシーンで高め、安心安全なステアリング操作性を実現し、走行性能を向上させています。
サーキットでのタイムを求めるのではなく、日頃の運転の楽しさや走る歓びを求める方には魅力的な一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,805mm×1,840mm×1,480mm |
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ホイールベース | 2,750mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,570kg |
燃費 | WLTCモード:14.2km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブ ガソリン 2,488cc |
エンジン最高出力 | 140kW(190ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 252N・m(25.7kgf・m)/4,000rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | 6EC-AT |
新車価格 | 3,508,000円(消費税抜) |
【外車】スポーツセダンおすすめ人気車種5選!
■アウディ RS 3 セダン
《画像提供:Response》《photo by Audi》アウディ RS3 セダン・パフォーマンス・エディション
アウディRS 3は、A3セダンとしては初めてのRSモデルで、A3タイプでは一番高性能なスポーツセダンです。RS 3は、アウディA3シリーズの最高&最強モデルで、高性能エンジン、専用サスペンション、ブレーキ、外装デザインなどを特徴としています。
パワートレインは2.5L 直列5気筒エンジンを搭載し、最高出力は約400psに達します。0-100km/hまでの加速は3.8秒で、最高速度は250km/hに制限されていますが、オプションで制限解除をすれば、280km/hに引き上げることも可能です。
また、アウディRS 3は、アウディの先進技術であるクワトロ全輪駆動システムを搭載し、優れた操縦性を実現しています。内装も高品質で、快適な乗り心地を実現。
コンパクトなボディがより剛性を高め、サーキットでもスポーツカーに負けない性能を備えています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,540mm×1,850mm×1,410mm |
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ホイールベース | 2,630mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,600kg |
燃費 | WLTCモード:11.1km/L |
エンジン種類 | 直列5気筒DOHCインタークーラー付ターボ ガソリン 2,480cc |
エンジン最高出力 | 294kW(400ps)/5,600-7,000rpm |
エンジン最大トルク | 500N・m(51kgf・m)/2,250-5,600rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | 7速Sトロニックトランスミッション |
新車価格 | 7,700,000円(消費税抜) |
■アウディ RS e-tron GT
《画像提供:Response》《写真撮影 中野英幸》アウディ RS e-tron GT
RS e-tron GTは、2021年に発表されたアウディe-tron GTの高性能バージョンの電気自動車です。4ドアセダンのボディスタイルを持ち、電気モーターが2つ搭載されています。
最高出力645psを発揮し、0-100km/hの加速はわずか3.3秒。最高速度は、250km/hに達します。また、RS e-tron GTは、航続距離534kmを実現し、高速充電によって1時間41分で80%まで充電することができます。
RS e-tron GTは、アウディの最新のテクノロジーを使用して作られており、高性能でスポーティ、さらに環境に配慮した性能を兼ね備えています。
スポーツセダンでありながら、環境に配慮された電気自動車が選択できるというのが最大の魅力です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,990mm×1,965mm×1,395mm |
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ホイールベース | 2,900mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 2,320kg |
一充電走行距離 | WLTCモード:534km |
エンジン種類 | - |
エンジン最高出力 | - |
エンジン最大トルク | - |
モーター種類 | 永久磁石同期式電動モーター(前後) |
モーター最高出力 | 475kW |
モーター最大トルク | 830N・m |
駆動方式 | quattro(4WD) |
トランスミッション | フロント1速/リヤ2速 |
新車価格 | 17,263,636円(消費税抜) |
■テスラ モデル 3
《画像提供:Response》《画像提供 テイン》FLEX Z装着車テスラ・モデル3
モデル 3は、加速性能が優れ、運転のしなやかさと操作性が高く、高速での快適な運転を可能にする低重心デザインを採用しています。
前後のモーターと高性能のバッテリーにより、0-100km/hまでの加速が、わずか3.3秒。
バッテリーが低い位置に配置されているため、重心が低く、旋回性能の向上と室内空間を広くとることにも貢献しています。
また、フロント部分のエンジンを積んでいないため、コーナリングの鼻先の入りもよく、静でスムーズなスポーティさを求める人にはおすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,694mm×1,849mm×1,443mm |
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ホイールベース | 2,875mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,850kg |
航続距離 | WLTCモード:605km |
エンジン種類 | - |
エンジン最高出力 | - |
エンジン最大トルク | - |
モーター種類 | デュアルモーター |
モーター最高出力 | フロント:215kW リア:320kW |
モーター最大トルク | フロント:240N・m リア:450N・m |
駆動方式 | デュアルモーターAWD |
トランスミッション | 単速固定ギア |
新車価格 | 6,531,455円(消費税抜) |
■ポルシェ パナメーラ GTS
《画像提供:Response》《photo by Porsche》ポルシェ・パナメーラGTSスポーツツーリスモ 改良新型
パナメーラ GTSのGTSは、ポルシェの中でも性能に重点を置いたグレードのことで、パナメーラシリーズの中で最もスポーティな仕様となっています。
パナメーラ GTSには、4.0L V8ツインターボエンジンが搭載され、最大出力は460ps、最大トルクは620N・mを発揮します。0-100km/hまでの加速は4.1秒で、最高速度は292km/hに達します。
スポーティな外観デザインや、スポーツチューンドのサスペンション、ブレーキ、エキゾーストシステムなどのパフォーマンスパーツを装備し、内装には高品質のレザーやアルカンターラ素材が使用され、快適性と高級感を備えています。
高性能と高級感を総合的に兼ね備えたスポーツセダンとして、魅力的な車種のひとつです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,053mm×1,937mm×1,417mm |
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ホイールベース | 2,950mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 2,070kg |
燃費 | - |
エンジン種類 | V型8気筒DOHC32バルブターボ ガソリン 3,996cc |
エンジン最高出力 | 338kW(460ps)/6,000-6,500rpm |
エンジン最大トルク | 620N・m/1,800-4,500rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 4輪駆動 |
トランスミッション | 8AT |
新車価格 | 17,722,222円(消費税抜) |
■メルセデス・ベンツ CLS 220 d スポーツ
《画像提供:Response》《撮影 井元康一郎》メルセデスベンツ CLSディーゼル 新型(CLS220dスポーツ)
CLS 220dは4ドアでありながら、低い車高と流れるようなルーフラインが特徴的なスタイリングです。スポーツセダンではありますが、4ドアクーペという呼び方が相応しく、エレガントさとスポーティさ、そしてセダンの快適性と実用性を両立しています。
AMGのような強烈で飛び抜けた性能のエンジンを搭載しているわけではありませんが、CLS 220 d スポーツの2L ディーゼルターボエンジンは、低回転からモリモリと豊かなトルクで車を引っ張っていき、街中でも力強い走りを提供してくれます。
ミッションはトルクコンバーター式9速ATを採用しており、走りのスムーズさを支える立役者です。
サーキットで走らせるというよりは、日常にスポーティさをプラスしてくれる扱いやすいタイプなので、スポーツセダン入門にもおすすめの一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,995mm×1,895mm×1,430mm |
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ホイールベース | 2,940mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,820kg |
燃費 | WLTCモード:16.5km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ディーゼル 1,949cc |
エンジン最高出力 | 143kW(194ps)/3,800rpm |
エンジン最大トルク | 400N・m(40.8kgf・m)/1,600-2,800rpm |
モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 後輪駆動(FR) |
トランスミッション | 電子制御9速AT |
新車価格 | 9,081,819円(消費税抜) |
まとめ
スポーツセダンは、実用的でありながら運転が楽しく、高速道路やワインディング、さらにはサーキットでさえも快適に速く走れるモデルが多いのが特徴です。
従来のスポーツセダンはエンジンの排気量も大きく、燃費が悪いイメージがありますが、最近はディーゼルやハイブリッド、EVモデルも存在するため、経済面や環境面にも配慮されつつある印象で、選択肢の幅も広がっています。
日本では残念ながら縮小傾向のセダンの市場ではありますが、スポーツセダンは一定数の根強い人気もあり、各社特徴的なモデルを発売しています。
輸入車メーカーに目を向けるとスポーツカーやスーパーカー並みの性能を持つモデルも多く、ラインアップも充実していることから、世界的に見るとまだまだ人気で重要なポジションであることも伺えます。
SUVやミニバンブームの中ではありますが、運転が好きな方であれば、きっとスポーツセダンの魅力の虜になることでしょう。
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よくある質問
■セダンは何がいいの?
セダンの特徴は、フロント部分、キャビン部分、トランク部分が分かれた3バック形状になっているため、ボディの剛性、動力性能、静粛性、居住性に優れています。
また、衝突の際にもキャビン部分が守られやすく、安全な形状といえるでしょう。また全高が低く横風の影響も受けにくいため、直進安定性にも優れ、長距離運転での疲労も段違いです。
■クーペとセダンの違いは?
セダンは、4つのドアと車内の広い空間が特徴です。一般的に、ルーフラインは後部座席の頭上で水平になり、トランクは車体の後ろに取り付けられます。
一方クーペは、2つのドアと車体が低くてスポーティな外観が特徴です。一般的に、ルーフラインは前から後ろにかけて傾斜しており、トランクはキャビンとひと続きの場合があります。