レクサスCT概要・走行性能
■概要・特徴
レクサスCTは、開発時の目標としては、プログレッシブラグジュアリーのイメージを強化することでした。もう一つの目標としては、ハンドリング特性などをよくすることで、操縦性と快適性を高めレクサスらしい走りが楽しめることです。
デザインに関しては、スピンドルグリルの採用で、これまでのレクサスシリーズとの統一感を持たせています。リアバンパーを低重心化することで、安定感のあるデザインにて設計されています。
また、車両の前後にパフォーマンスダンパーを採用することで、走行中の振動をスムーズに吸収しハンドリング特性をシャープにすることに成功しています。
■デザイン・ボディカラー
レクサスCTには、レクサスのトレードマークであるダイナミックなスピンドルグリルが採用されていて、空気を切り裂くようなシャープな立体感が際立ちます。フードからサイド、リアへとつながるサイドビューは風の流れを滑らかにする様子を想像させてくれます。
全体的に走る躍動感が感じられる、大胆かつ緻密な造形となっています。
ボディ10色となっていて、あらゆるオーナーを満足させてくれるカラーバリエーションがあります。インテリアにはファブリックを10色、texを4色、本革を5色揃えています。
■燃費性能
レクサスCTには、ハイブリッドシステムが搭載されていて、異次元の加速性能と低排出ガス、静粛性、低燃費を実現しています。特に燃費については、JC08モードにて、30.4km/Lというクラストップレベルの低燃費を達成しています。
運転席の前のメーターパネルには、ハーモニアスドライビングナビゲーターが搭載されていて、エコレベルメーターや毎分平均燃費などの燃費に関する情報が表示されていて、エコドライブをサポートしてくれます。
エコレベルメーターが上がると「Good」や「Excellent」などと表示され、まるでゲーム感覚のようにエコドライブを楽しめます。
■走行モード
レクサスCTは、ドライバーの気分に合わせて運転モードが変えられます。運転席の手元にある、ドライブセレクトモードを切り替えれば、ECO、NORMAL、SPORTなどのモードに切り替えが可能です。
ECOモードでは、パワートレインと空調を燃費優先の制御に変化させます。NORMALモードは、走りと燃費の良さのバランスを両立するモードで、様々なシーンでのドライブに適しています。
SPORTモードを選択すれば、ハイブリッドシステムの加速性能を最大限に引き出し、優れた加速性能とスポーティーなハンドリングを味わえます。
レクサスCT 車内空間・快適性能
■搭乗人数・シート
レクサスCTの車内空間は、遊び心を取り入れたデザインとなっています。風の流れをイメージしたエレガントなデザインと、躍動感あふれるアクションペインティングなど様々な遊び心が取り入れられています。
ファブリックデザインのコンセプトとしては、自由な感性で色やパターンを描くことになっているのです。
シート素材にも徹底的なこだわりがあり、髪の毛の約350分の1の超極細繊維が採用されたシートは、吸い付くようなきめ細やかな肌触りを生み出しています。
この車は、5人乗りとなっていますが、5人乗ってもゆとりの空間です。
■インテリア
ドライバーズシートのアームレストの前には、リモートタッチが搭載されていて、ナビゲーションやオーディオ、エアコンの操作などを、パソコンのマウスを動かすような感覚で、操作が可能です。
リモートタッチにはモータが組み込まれていて、ポインタを画面上の狙った方向に動かしていくと、ポインタがボタンに引き寄せられるように設計されていますので、スムーズなコントロールが可能です。
この車は、特に運転者が運転しやすいように設計されていますが、室内空間全体を広めに取ることにより快適な居住空間が確保されています。
■ラゲッジスペース
レクサスCTは、レクサスの中では最もコンパクトな車ですが、そのコンパクトさを感じさせない十分なラゲッジスペースが確保されています。ハイブリッドで使用しているバッテリーを低い位置に搭載することにより、375L (VDA方式)の容量を確保しています。
その容量は、9.5型のゴルフバッグなどを搭載するのに十分なスペースがあります。6:4の分割式のリヤシートは、それぞれフロントに倒すことができ、リヤシートを倒せば、奥行き約1,500mmもの広いスペースが確保されるため大きな荷物も楽々と収納可能です。
■快適性能
レクサスCTの車内には、10個ものスピーカーを持つMark Levinsonシステムが採用されています。
特にスピーカーには、天然の竹から抽出した植物由来オパールを世界に先駆けて採用し、竹炭プラントオパール樹脂振動板のスピーカーシステムであるレクサスCTプレミアムサウンドシステムを採用しています。
ドライバーズシートの前のメーターパネルの横には、カラーマルチインフォメーションディスプレイが搭載されていて、オーディオや電話のハンズフリー着信通知、簡易ナビ表示などが行われ、ナビゲーションシステムなどと連携したマルチメディア連携システムを実現しています。
レクサスCT装備・安全性
■予防安全性能
レクサスCTには、いくつかの予防安全システムが搭載されています。
その中でも特筆すべきは、プリクラッシュセーフティシステムで、前方の様子をミリ波レーダーにて測定し、先行車や障害物と衝突する可能性が高いと判断された場合には、警報ブザーにて知らせると同時に、ブレーキを踏むとプリクラッシュブレーキアシストが作動してブレーキの制動力を高めて衝突を回避してくれます。
高速道路走行時には、ETC Unit & DSSSが活躍してくれます。見通しのきかないカーブの先などの渋滞などをカーブ手前で教えてくれたり、一時停止や赤信号の見落としの可能性を自動的に判断してドライバーに警告を促してくれます。
■衝突安全性能
レクサスCTでは、万が一衝突したとしてもドライバーや同乗者を守るための機能が備わっています。
骨格部材の随所に高張力鋼板を使用した、High-Strength Cabinは、キャビンを強固に保ちドライバーや同乗者を守ってくれます。フロアメンバーやドア、ピラーなどにて荷重を分散させる衝撃吸収構造が採用されているため、どの方向から衝突したとしても高い安全性を誇ります。
レクサス CT200h IIHSによるテストのようす
万が一の衝突時には、いち早くAirbagsが作動します。エアバッグは、前席SRSエアバッグや前後席SRSエアバッグにより様々な方向からの衝突に備えて設計されています。
これらの機能により安全性能が認められJNCAPを受賞しています。
レクサス CT200h、米国でも最高の衝突安全性評価…IIHS | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2011/05/29/157079.htmlレクサス初のコンパクトハイブリッド、『CT200h』。欧州に続いて米国でも、その高い衝突安全性能が認められた。米国IIHS(道路安全保険協会)が26日、同車を「2011トップセーフティピック」に指定したのだ。
■運転支援
レクサスCTに搭載されたナビゲーションシステムには、WEB検索機能が搭載されていて、ナビゲーション画面を利用してインターネットのWEB検索が可能です。WEBにより検索したお気に入りの地点を目的地として設置したり、メモリー地点へ登録したりできます。
マップオンデマンド機能が搭載されていますので、新しい道路のデータや周辺施設の情報なども最短7日にて更新が行われ常に最新の情報を確認可能です。
このナビゲーションシステムには、マップカラーセレクトがついていますので、フレッシュ・ナチュラル・スタイリッシュ・クッキリ・カラフルの5種類のカラーを選べます。
■バリエーション・価格
レクサスCTには、5つのグレードがあります。
その中でも注目すべきグレードの一つは、特別仕様車の"Cool Touring Style"で、メッキロアモールのスピンドルグリルが採用され、LEDヘッドランプや、専用のアルミホイール、専用のステッチ・カラーのシートが特別装備されていて、その価格は、4,000,000円に設定されています。
F SPORTというグレードも人気で、このグレードではサスペンションを専用チューニングしスポーティーに仕上げています。その価格は、4,331,000円です。