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人気のSUVの次にくるものとは?

人気のSUVの次にくるものとは?

世界的なムーブとなっているSUVは、セダンやハッチバック、そしてミニバンと同じように乗用車においての一つジャンルとして定着しています。このSUVブームははたしていつまで続くのか?そして、次にどんな車種が人気となり、今後どのように進化していくのでしょうか。新たに登場したSUVと、最新トレンドを調べてみました。

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マツダCX-8登場 3列シートの SUVは日本に定着するのか?

マツダCX-8

マツダは4月28日に、3列シートを備えた新型クロスオーバーSUV「マツダCX-8」を2017年中に国内で発売することを公表しました。

マツダはこれまで、「プレマシー」「ビアンテ」という3列シートミニバンの次期モデルは開発せずミニバン市場を撤退。代わりにグローバルで成長の見込めるクロスオーバーSUVに3列シート車を導入することを公言しており、すでに生産を開始している「CX-9」よりもサイズダウンされた「CX-8」がその第一弾となるようです。

特に悪路を走る性能は必要性はないものの、主にデザインのカッコ良さで人気の出たSUVですが、荷室を含めた室内スペースは通常の乗用車やミニバンに慣れたユーザーには不満が多いはず。そこで、流行のSUVデザイン、ミニバン並みの広い室内と3列シート、さらにたくさん積める荷室を持つ3列シートのSUVである「CX-8」が登場というわけです。

CX-8がSUVの次のトレンドとなるか?

マツダCX-9

しかしこの3列シートSUVである「CX-8」は、ミニバン並みの広い室内を持つといっても、高いとは言えない室内高と、低床化どころか通常の乗用車より高いフロア。そしてスライドドアがない車種がミニバンに取って代われるのか?しかも既存のSUVよりも長い全長とホイールベースは小回り性能は確実に悪くするはず。
しかし、SUVにこだわってクルマ選びをするユーザーなら、3列シートのSUVは願ってもない選択肢となるはずで、これがSUVの次のトレンドの一つとなりえそうなのは確かでしょう。

《写真提供:response》三菱 アウトランダー PHEV(英国仕様)

《写真提供:response》スバル エクシーガ クロスオーバー7(2015)

国内では、これまでも日産エクストレイルの3列シート車に人気があったことで、3列シートのSUVに潜在的な需要はあったといえますが、まだ新しいジャンルを確立したとは言えず、3列目のシートも補助シート的なもので、ミニバンに取って代われるレベルではありません。

さらに本格的な3列シートを装備するSUBARUのエクシーガ・クロスオーバー7と三菱の「アウトランダー」があり、「エクシーガ」はもともとのミニバンからの転身なので人気モデルとは言えませんが、「アウトランダー」はマツダCX-8が目指す形にもっとも近いモデルといえます。

大型化か小型化か

ボルボV90クロスカントリーに見る大型化の流れ

高級セダンから乗り換えるには既存のSUVモデルでは居住性と高級感に限界があり、大型のSUVとしては「ボルボXC90」「レンジオーバースポーツ」「フォードエクスプローラー」がすでにありますが、流れとしてはそこまで地上高が高くい乗用車ライクで、ステーションワゴンからの乗り換えを考える人には多くの荷物を積めるラゲッジスペースが求められることから、大型のしかもワゴンタイプのSUVが注目されています。

大型のSUVとして、ボルボにはインポート・カー・オブ・ザイヤーを受賞した「XC90」というSUVがありますが、新しく加わった「ボルボV90クロスカントリー」は、世界でもっとも美しいステーションワゴンといわれる「V90」をベースとしています。4,940mmもある全長で居住性は十分。大人が4人乗っても余裕がたっぷります。そして、カーゴルームは大量の荷物を積み込めます。この絶対的な広さと、「XC90」ほど腰高ではないデザインと質感が話題となっています。

さらに進む小型化

フィアット500X

ルノーキャプチャー

日本国内では「レガシーアウトバック」でさえ大きすぎると言われていますから、5m近い「ボルボV90クロスカントリー」の全長は日本でのトレンドにはなりえないでしょう。では国内ではどんなSUVが来るのでしょうか。

世界のブームになっているのが低燃費と低価格の小型SUVです。欧州メーカーから発売されるのもMINIクロスオーバー,FIAT500X、ルノーキャプチャーなどの小型のSUVが中心です。これらのモデルは次々と日本国内にも導入されており、SUVを通して輸入車への関心を高める役割もになっています。

日本発スポーツSUVの可能性

トヨタC-HR

日産ジューク

そして、SUV=アウトドアというイメージから、SUV=スポーツという流れも注目されています。トヨタのC-HRはその象徴で、アニュルブルクリンク24時間レースに参戦するようにアウトドアイメージはほとんどなく、クロスオーバーの小型スポーツカーとしています。これまでも日産のジュークは、 SUV風のデザインながらも、スポーツイメージを前面に押し出すことで人気を得ており、欧州勢がまだ参入していない新しい SUVの進化形となる期待があります。

マツダの小飼 雅道(こがい まさみち)代表取締役社長兼CEOは、次のように述べています。

「『CX-8』は、マツダらしい走りやデザイン・質感を備えながら、3列目まで大人がしっかり座れるパッケージングを実現した新型クロスオーバーSUVであり、多人数乗車とともに上質さをお求めになるお客様に向けた、マツダの新しい提案です。

マツダのSUVにおける新しい展開が日本のユーザーに向け入れられるのかどうかで、他メーカーが追随してミニバンをも駆逐する勢いを持つのかが決まる重要な車種になりそうです。

2017年上半期の人気・売上ランキングはこちらから

2017年上半期 最も売れた国産SUVは?オススメ・人気ランキング TOP10

http://matome.response.jp/articles/722

今国内でとても人気のSUVですが、2017年の上半期(1月~6月)に最も売れたSUV車種は何だったのか!?全軽自協のデータ及び自動車産業ポータルMarkLinesのデータを元に国産SUVのみをランキング形式でお届けしています。他、7人乗りSUVやコンパクトSUVのおすすめ車種の紹介もしています。

2017年1月~6月までのSUVの販売台数をまとめランキング化して紹介しています。

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