レクサスRX 概要・走行性能
■概要・特徴
レクサスは、1998年に販売が開始された車ですが、2015年10月22日に新型である「RX」を発表し、今回のフルモデルチェンジを入れると4代目のモデルとなっています。
このモデルは、レクサスの最上級SUVとなっていて、3.5リットルのV6エンジン搭載のハイブリッドモデルである「RX450h」と、2リットル直列4気筒直噴ターボエンジンが搭載されたガソリンモデルの「RX200t」のラインナップが用意されました。
今回のモデルでは、新しいプロポーションを造ることで一回り大きなタイヤを採用し居住スペースの拡大を実現しています。
■デザイン・ボディカラー
レクサスRXでは、SUVらしさを演出するため、「力強さ」と「大人の色気」をコンセプトとして開発されました。空力特性に優れた流線型を実現しながらも、SUVとしての力強さを同時に演出しています。
メインボディーのキャビン前後を絞り込むデザインとし、エレガントなキャビンと存在感のあるアンダーボディを採用することで、スタイリッシュなボディーを完成させました。
ボディ11色が用意され、どんなユーザーも満足させてくれるカラーバリエーションが用意されています。内装カラーについても最適なカラーコーディネートを揃えています。
■燃費性能
レクサスRX450hはJC08モード走行にて18.8、RX200tについては11.8で、馬力や車両重量を考慮すると高燃費を実現しています。
また、ドライバーがきめ細やかにEco Driveを実現できるように、ハーモニアスドライビングナビゲーターが搭載されています。
ハーモニアスドライビングナビゲーターの画面には、エコレベルメーターや毎分平均燃費などの情報をリアルタイムに表示することで、ドライバーのエコドライブをサポートしています。
エコ度が上がると表示が「Good」となり、さらに上がると「Excellent」と表示され、ドライバーが楽しくエコドライブを行えるシステムとなっています。
■走行モード
レクサスRXには、ドライバーズシートの手元のドライブモードセレクトダイヤルにて、5つの走行モードが選べます。
走りと燃費のバランスに優れた「NORMAL」モード、パワートレイン、シャシー、エアコンのモードを自分の好みに設定できる「CUSTOMIZE」モード、パワートレインとエアコンを燃費優先に制御する「ECO」モード、ダイナミックで力強い加速が得られる「SPORT/SPORT S」モード、レクサスRXの走りのポテンシャルを最大限に引き出し最高の加速感を味わえる「SPORTS S+」モードが用意されています。
レクサスRX 車内空間・快適性能
■搭乗人数・シート
レクサスRXは、定員5名となっていますが、5名乗車したとしてもフロントもリアも余裕の室内空間です。車内に乗車していると、SUV車であることを忘れ、高級セダンに乗っているような感覚になります。
レクサスRXには、ベースグレードと、versionL、F SPORTのラインナップがありますが、ベースグレードではブラックかアイボリーのファブリックデザインシートを選択可能です。versionLでは、セミアニン本革が採用されています。
F SPORTでは、ブラック・ホワイト・ダークローズの3色展開となっていて、本革のシートが用意されています。
■インテリア
レクサスRXのインテリアは、時代の一歩先行くエレガントな室内空間の実現を目指して開発されました。高い視認性を持つ、12.3インチワイドディスプレイや、大型フルカラーヘッドアップディスプレイを採用し、ステアリングの両脇にエンターボタンを追加させたリモートタッチ機能などを搭載し、運転に集中できるように設計されています。
センタークラスターやエアコンレジスターなどの機能部位には硬い素材、人の手の触れる部分には柔らかい素材を採用することで、機能の違いを素材感で表現されています。
■ラゲッジスペース
レクサスRXのラゲッジスペースは、レクサスのエンブレムに手をかざすと自動的に開くタッチレスパワーバックドアが採用されているため、簡単に開きます。十分に奥行きが確保されているため、9.5型のゴルフバッグ4個の横置きも可能な大容量スペースとなっています。
リアシートが電動でフロントに倒れるようになっていますので、さらに大きな荷物を積みたい時には、ラゲッジスペースを自由自在にアレンジが可能です。
買い物時に便利な格納式フックも採用することで、使い勝手を向上させています。
■快適性能
レクサスRXのドライバーズシートのインパネ部分には、ナビディスプレイと連携して動作する、4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが搭載されていて、オーディオの情報や、ハンズフリー電話の着信通知、簡易ナビ表示などが表示され、ドライバーのほぼ真正面に表示されるのでとても見やすい設計になっています。
ナビゲーションシステムは、LTE通信対応になっているため、LEXUS Appsや、マップオンデマンドなどにて高速データ通信が可能となります。
オーディオシステムについては、Mark Levinsonが採用されているため、まるでコンサートホールで音楽を聴いているような臨場感があります。
レクサスRX 装備・安全性
■予防安全性能
レクサスRXには、車を安全に走らせるための豊富な予防安全装備が搭載されています。
Lexus Safety System +では、「プリクラッシュセーフティーシステム」と「レーンキーピングアシスト」、「オートマチックハイビーム」、「レーダークルーズコントロール」の4つの安全機能がパッケージ化されています。
また、車に搭載されたセンサーでは検知できない見通し外の情報や信号などの情報を、道路と車や車同士が直接通信することで得る、Intelligent Transport Systemも搭載されています。
■衝突安全性能
レクサスRXでは、High-Strength Cabinが採用されていて、広い室内空間を確保しながらも、衝突時の安全性が確保されています。フロアメンバー、ピラー、リヤバンパーなどで衝突時の荷重を分散し、全方位からの衝突を想定して、衝突時の室内空間の安全性を高めています。
ABSやVSC、TRC、さらには電動パワーステアリングや電子制御ブレーキなどを統合制御するVDIMが搭載されているため、車が走る・曲がる・止まるをしっかりとサポートし、快適な走りをもたらすとともに、危険な状態に陥らない高い予防安全性能を両立しています。
■試乗記
実際にレクサスRXの450hを目の前にしてみると、申し分のない外観デザインと室内インテリアの仕上がりとなっているそうです。
レクサスに搭載された、V6の3.5リットルエンジンは、とても力強い走りを提供してくれ、余裕の加速を見せてくれると評価されています。モーターで後輪を回すAWDのシステムは、車を安定させて加速させてくれるようです。
エンジン音が室内空間に響き渡ることもなく、足回りが暴れることもないため、極上の乗り心地を味わえるそうです。車の加速についても、振動性能についても滑らかな乗り味になっていると評判です。
■バリエーション・価格
レクサスRXには、RX450hとRX200tに対して、それぞれ6つのグレードが用意されています。
スタンダードタイプと、version L、F SPORTのラインナップがあり、それぞれについて2WDとAWDの選択が可能です。
その中でも、最もレクサスらしいスポーティーモデルが、F SPORTです。このモデルでは、専用のメッシュタイプのスピンドルフロントグリルが採用され、バンパーの下には専用のモールがつきます。
F SPORTの価格については、RX450hの2WDでは、7,165,000円、AWDでは7,425,000円です。RX200tの2WDは5,950,000円、AWDは6,210,000円です。