トップへ戻る

蘇った名車 アルピーヌA110、新旧A110に迫る!

蘇った名車 アルピーヌA110、新旧A110に迫る!

フランスのアルピーヌ・A110が蘇り再生産されていますが、やはりA110と言えば1963年から製造のアルピーヌA110を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?今回は新旧アルピーヌA110について見ていきます。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


アルピーヌA110とは?

《写真提供:response》アルピーヌA110 Legende

アルピーヌA110は、フランスでルノー車をベースにしたスポーツカーを多数開発してきた「アルピーヌ」の代表格となる車種であり、1962年にパリサロンでデビューを飾った、2シータースポーツカーとなる名車になります。

旧型A110はとてもコンパクトでコックピットは低く、ドライバーなどが座れるギリギリな設計となっていますが、タフなボディを持ちいかにもラリーカーらしい構造となります。

そして自動車メーカーとしてのアルピーヌは1973年にルノーに株式を買収されつつも、新型A110として車名を復活させ維持し続けて現在に至ります。

オリジナルの110は、ラリーカーとして活躍した存在感の強さや秀逸なスタイルもあって、ヒストリックカーファンを中心に人気車種となります。

旧型アルピーヌA110の魅力

《写真提供:response》旧型アルピーヌA110(レトロモビル2017)

長期的にその名を残している魅力的なアルピーヌA110は、スポーツカーとして往年の先進テクノロジーをつぎ込んでいたとされ、特徴としてコンパクト軽量化を図ったバックボーンフレームを持つFRP製ボディが挙げられます。

現在の軽自動車とボディサイズを比較しても、旧型アルピーヌA110(ベルリネット1600S)の車長3,850mmと長め、車幅1,550mmと感覚は同等の広さ、車高1,118mmとコンパクト感が鮮明に現れており、車両重量も700~800kgも超えない低重量となります。

エンジンはリアマウントするレイアウトを採用し、その高ハンドリング性能とトラクション性能はスポーツカーとして、理想的な性能を生み出しています。

旧型アルピーヌA110の性能

《写真提供:response》《写真撮影 嶽宮三郎》“ダイサン”東京旧車会

旧型アルピーヌA110は先代A108のスタイリングのテイストを受け継ぎつつ、車体形状を刷新しており、ボディスタイルへのインパクトを与えています。

初期型は低排気量・低出力エンジンを搭載したライトウェイトスポーツカーとなりますが、後にその思考を一変し、パワーアップ思考へと切り替えて行きました。

走行性を上げていくため、スウィングアクスル式だったリアサスペンションを後年にはダブルウィッシュボーン化するなど、モデルライフの中でも大掛かりな改良が重ねられました。

その後も様々なチューニングが施されて、ラリー上必要となるスペックレベルは向上し続け、アルピーヌを代表する車種とも言える存在価値を見出しています。

旧型アルピーヌA110のエクステリア

スポーツカーらしい曲線を活かしたクーペのボディラインは、バランスの取れたプロポーションを持っており、とても洗練されています。

往年のフランス車の見どころとなるエレガントさが感じられ、ボディスタイルだけでなく4灯丸型ヘッドライトにより見た目も可愛く、アルピーヌA110としての表情を強調しています。

バンパーもその役割として取り付けられているだけではなく、アルピーヌA110へのアレンジに最適な形状となり、ファッションアレンジの役割としてもしっかりと役立っています。

ボディにメッキを多用していることもあり、シンプルなボディカラーと相まって美しく引き立てています。

旧型アルピーヌA110のインテリア

《写真提供:response》《撮影 土屋篤司》ALPINE RENAULT A110

軽量スポーツシートの使用で軽量化を維持しつつ、多数備えられたメーターや低めな運転姿勢によってスポーツカーらしさが満点なのが、旧型アルピーヌ A110のインテリアです。

足元のスペースも広くはないものの、男性でも足を伸ばせる空間を確保しています。天井が丸みを帯びた形となっていることもあって、頭上スペースは意外とたっぷりとしています。

ハンドルは太く、径が小さめなものが備えられている点が目につきます。その理由としては、前輪荷重が小さいリヤエンジン車という特性によって、パワーステアリング等はなくても小径ハンドルで十分に操作ができるからです。

旧型アルピーヌA110中古価格

旧型アルピーヌA110

◎A110 :980万円台~

価格は980万円台~となっており、旧車ということもあり中古車販売台数として少数しか見受けられず、高い希少価値を持つスポーツカーとなります。

※表示価格は車両本体価格で情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2021年4月現在)

response中古車はこちら

遂に登場New A110!

《写真提供:response》アルピーヌA110新型


2017年にアルピーヌブランドにより正式発表されたA110は、旧型A110のテイストを色濃く感じさせるピュアスポーツカーとして蘇りました。そして2018年6月に国内販売開始となりました。

グレードとして軽量化・俊敏性を活かした「ピュア」、グランドツーリング要素を強めた「リネージ」の2グレードで新型アルピーヌA110の復活を祝い、新たな世界へと歩み始めました。

ますます磨きがかかった新型アルピーヌA110

《写真提供:response》新型アルピーヌA110

新型アルピーヌA110は旧型のアイデンティティをしっかりと受け継ぎ、その美しさを巧みに表現するとともに、現代的な性能を備えた理想的なスポーツカーとなっています。

構造開発を行う上で旧型のアルピーヌA110をアピールできる部分を取り入れ、新型にもアルピーヌA110としての存在をしっかりと表現されています。

使用のしやすいようにあらゆる部分に手が施されています。ボディサイズからエンジン設定などで、ラリーカーとしての役割だけではなく、公道でも走行できるスポーツカーとなります。

新型アルピーヌA110のエクステリア

新型アルピーヌA110は先代A110より大型になり、車長4,205mm、全幅1,800mm、全高1,250mmとなります。アルミ製ボディでスポーツカーの生命線ともいえる重量削減をしています。

旧型から受け継ぐ丸型4灯スタイルを巧みに活かし、縦に貫くラインのボンネットが特徴となるフロントマスク。ヘッドライト・テールランプは最新のLED仕様となっています。

ボディサイドのくぼみやリアのエアインテークなども控えめに再現しています。

新型アルピーヌA110のインテリア

《写真提供:response》アルピーヌA110新型

スマートフォンとの連携機能・空気清浄や除霜機能を備えたオートエアコン・フロントソナー・リアカメラなどを兼ね備えています。

また、クルマと一体になるドライビング感覚を味わうため、「ピュア」には1脚13.1kgのSabelt製モノコックバケットシートを使用、長距離ドライブに適したモデルとなる「リネージ」には高さ調整・リクライニング機能付きSabelt製ブラウンレザーシート装備となります。

このようにシートとのフィット性から必要な装備をマッチングすることで快適なドライビングが楽しめます。

新型アルピーヌA110の性能

《写真提供:response》《撮影 島崎七生人》アルピーヌ A110ピュア

駆動方式はMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)に切り替え、1.8L直4直噴ターボエンジンを搭載することで最高出力252PS/6,000rpm、最大トルク320N・m/2,000rpmの高性能を発揮しています。

サスペンションも前後ダブルウィッシュボーン式にすることで、ワインディングを走行する際に軽快にパフォーマンスを発揮できるうえ、サーキットでも向上した動力性能がしっかりと活かされるスポーツカーとなっています。

新型アルピーヌA110のスペック

【アルピーヌ A110 ピュア】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,205mm×1,800mm×1,250mm
ホイールベース2,420mm
最大乗車定員2名
車両重量1,110kg(A110 ピュア)
燃費WLTCモード:14.0km/L
エンジン種類ターボチャージャー付 筒内直接噴射 直列4気筒DOHC16バルブ
最高出力185kW(252PS)/6,000rpm
最大トルク320N・m(32.6kg・m)/2,000rpm
駆動方式後輪駆動
トランスミッション電子制御7速AT(7DCT)
(2020年10月現在 アルピーヌ公式サイトより)

新型アルピーヌA110の新車、中古車価格

新型アルピーヌA110の新車価格

スポーツカーの新車価格としては、他社メーカーのスポーツカーより比較的安価であるため購入しやすい価格となります。

ピュア
7,263,637円
リネージ
7,718,182円
A110 S
7,854,546円

※情報はアルピーヌ公式サイトより(2021年4月現在)
※価格は税抜き価格です。

新型アルピーヌA110の中古価格

安い物は670万円台高いものは870万円台~と、販売開始からそれほど年数が経っていないということもあり中古車購入は難しいでしょう。また、新車価格と比較しても購入価格はあまり変わりません。

ピュア
670万円台~750万円台
リネージ
情報がありませんでした。
A110 S
870万円台~

※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2021年4月現在)
※表示価格は車両本体価格です。

response中古車はこちら

新型アルピーヌA110の評判

《写真提供:response》《資料提供 ルノー》アルピーヌA110新型

旧型アルピーヌA110はクラッシックカーとして存在感があり、それに伴い復活した新型アルピーヌA110は中高年から注目を集め好評とされています。

若年層からの認知度はあまり高くないような印象もあるA110ですが、アニメ「エヴァンゲリオン」では旧型A110が登場するシーンもあり、知る人ぞ知る名車として隠れた人気がありそうです。

このような理由もありユーザー範囲が拡大されています。旧型よりさらに高性能となった新型アルピーヌA110はスポーツカーとして中高年から若年層までかなりの高評価を得ています。

スポーツカーとしてはタイヤがしっかり路面に接地しており安定感が抜群ということもあり、スムーズすぎる走りはちょっとスポーツカーとしては物足りないと言われる方もいます。

逆に唐突な動きも難なくこなせるその動きが高性能スポーツカーの証と言われる方も存在しており、賛否両論となっています

新旧アルピーヌA110の比較

《写真提供:response》《撮影 中込健太郎》新旧のA110

新旧A110アルピーヌA110を揃えてみると、分かるのはボディサイズが大きくなっており、旧型A110ベルリネットと新型A110ピュアを比較して、全長355mm、全幅250mm、全高150mm大型化されています。

インテリアは滑らかな天然革のシートが心地よく快適なドライビングを体験することができ、マルチメディアシステムはアルピーヌテレメトリーが備わっており、エンジン出力やトルク・クラッチやトランスミッションオイル温度・過給圧などの走行データをリアルタイムで測定・表示します。

まとめ

《写真提供:response》《Photo by RENAULT》アルピーヌ A110S

新型A110は小型ながらもスポーツカーとしての性能を持っています。スポーツカーを一度はマイカーとして活用してみたい方や、旧型には乗れないけど新型なら乗ってみたいと思っている方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

関連する投稿


走りのスゴいクルマ 5選!異次元のドライビンクフィールを感じよう!

走りのスゴいクルマ 5選!異次元のドライビンクフィールを感じよう!

今どきのクルマはどれも良く出来ていて、もはや大きな欠点のあるクルマなんてありません。一方で、クルマの平均的なレベルが上がるにしたがって、クルマに乗って感動したり、感心したりする事も少なくなって来たような気がします。でも、世界には一度ハンドルを握ると、「おおっ!スゴいっ!」と感じるドライビングフィールのクルマが、まだまだ沢山あります。 クルマはやっぱりドキドキ・ワクワクするもの。そんなクルマたちをご紹介いたしましょう!


おすすめのマニュアル車5選!運転を知的ゲームに変える?!

おすすめのマニュアル車5選!運転を知的ゲームに変える?!

今や、世の中のクルマのほとんどがオートマ車になってしまいました。でも、まだまだマニュアル車も様々なモデルが発売されています。 運転を奥深く、知的なゲームにしてしまう、おすすめのマニュアル車をご紹介いたします!


小さめステーションワゴンならSUVを蹴散らす使い勝手!おすすめ3選

小さめステーションワゴンならSUVを蹴散らす使い勝手!おすすめ3選

猫も杓子もSUV!という現代では、ユーティリティを求める車選びならSUVしか選択肢がないように思われがちかも。しかし、背が低めでも車両後部に広大な荷室を有するステーションワゴンなら、安定した走行性能や乗り心地といったSUVに欠けがちな部分を堪能できつつ、お値段はリーズナブルなものも多数。この記事では、おすすめワゴンの中でもちょっと小さめなモデルを3台ご紹介していきます。


ただの外車じゃつまらない!最新輸入車 個性派3選!

ただの外車じゃつまらない!最新輸入車 個性派3選!

日本は国産車の人気が高く、輸入車はまだまだニッチな存在といえるかも。それでも世界中の様々に魅力的な車たちを国内にいながらにして楽しめるのは、実はかなり幸せなことですよね。そこで今回は、フランス、ドイツ、アメリカの最新輸入車の中でも、個性際立つ独自の魅力にあふれたモデルを紹介していきます。きっと輸入車が気になってくること間違いなしです。


ルノー メガーヌのPHV仕様が欧州発売!日本市場投入は?

ルノー メガーヌのPHV仕様が欧州発売!日本市場投入は?

ルノーは、メガーヌに改良新型のプラグインハイブリッド(PHV)を投入し、ハッチバックモデルのPHV仕様が2021年前半にも欧州で発売されるとの情報が飛び込んできました。気になる日本市場への投入はあるのでしょうか、ないのでしょうか。今回は、ルノー メガーヌの最新情報をまとめてお伝えしていきます。


最新の投稿


【2021年最新】レクサス最新SUVラインナップまとめ!新型NXや未発表モデルも詳細予測

【2021年最新】レクサス最新SUVラインナップまとめ!新型NXや未発表モデルも詳細予測

世界的に需要の高い状態が続いているSUVジャンル。国産車の中でもズバ抜けた高級感と走行性能で高いステータス性を誇る高級車ブランド「レクサス」でも、バリエーション豊富にSUVをラインナップしています。2021年には人気のミドルクラスSUV「NX」の新型モデルも登場予定で、これからさらに盛り上がること間違いなしの、レクサスの最新SUV情報をまとめてみました。


原付二種免許取得の費用や期間目安は?1台でなんでもできる神コスパ

原付二種免許取得の費用や期間目安は?1台でなんでもできる神コスパ

新車販売台数の陰りが囁かれる二輪車の世界でも、ここ最近密かにブームなのが「原付二種」ジャンル。通勤通学からお買い物まで普段使いにぴったりな原付二種は、性能と価格のバランスが取れており、ラインナップ拡大中の今こそ選びたい旬のバイクです。これから原付二種デビューしたい方のために、原付二種を運転するには必要な免許、その取得費用や期間はどれくらいかまで、詳しくまとめてみました。


【2021年最新】中型バイクの人気車種はコレ!最新普通二輪でニッポンを走り倒そう

【2021年最新】中型バイクの人気車種はコレ!最新普通二輪でニッポンを走り倒そう

原付とは段違いの安定感と余裕のパワー、大型二輪よりも格段に扱いやすい車格とリーズナブルな価格で、人気の中型バイク。ひと昔前と比べるとバイク需要の縮小も囁かれますが、最新の中型バイクなら、乗用車さながらの高級装備も多数揃っているモデルも多く、満足度も満点です。毎日の生活にちょうどよい刺激をもたらしてくれるバイクデビューを、この記事でご紹介する中型バイクでしてみてはいかがでしょう。


【2021年最新】ホンダの現行軽自動車全車種まとめ!上質感が光るNシリーズをイッキ見

【2021年最新】ホンダの現行軽自動車全車種まとめ!上質感が光るNシリーズをイッキ見

近年さらに人気が高まり続けている激戦の軽自動車業界で、軽自動車メーカーとして二大巨頭のスズキとダイハツに負けることなく、普通車思考の上質感を備えた魅力的な軽自動車の数々で大いにヒットを飛ばしているのがホンダです。初代N~BOXの登場から風向きの変わったホンダの軽自動車、人気の秘訣はどんなところにあるのでしょうか?ラインナップ全体をまとめましたので、ぜひ確認してみてください。


【2021年最新】ホンダの現行スライドドア車まとめ!人気のミニバン3兄弟と軽に注目

【2021年最新】ホンダの現行スライドドア車まとめ!人気のミニバン3兄弟と軽に注目

日々のカーライフで便利に使えるスライドドア。ファミリーだけでなくビジネス向けの車でも人気の装備となっており、その便利さはお墨付きです。ホンダのスライドドア車は、乗り降りのしやすさや荷物の積み下ろしのしやすさはもちろんながら、ホンダらしい細やかな工夫もたくさん詰まっています。魅力的なホンダの現行スライドドア車を一堂にまとめてみましたので、ぜひ車選びの参考にしてみてください。