トップへ戻る

オイルシールとは何?交換が必要になるパーツや修理費の目安

オイルシールとは何?交換が必要になるパーツや修理費の目安

車検や修理の項目でオイルシールというものを見たことがあるかもしれません。小さなゴムの部品ですが、エンジンがスムーズに動くのに大切な役割を果たしています。大きくはない部品でも工賃が高くなっていることもあります。ではそもそもオイルシールとはどのような部品なのか、車で使われている部分や修理について解説しましょう。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

オイルシールとは?

《写真提供:response》モンキー ステーターコイルASSY用オイルシール

オイルシールとは、機械部品の中にあるオイルが漏れないようにしながらも、機械がスムーズに動くようにするためのものです。

エンジンなどの機械部品には、オイルが使われている部分が多くあります。たとえばイメージしやすいのはエンジンオイルでしょう。エンジンがスムーズに動くためには、金属同士の摩擦を減らしてくれたり、温度を下げてくれたりするオイルが欠かせません。

回転したり交互に連続して動いている部分では、一度油をさすだけでなく、充填したオイルが漏れださないようにしなければいけません。機械部品が回転したり、動いている部分にあるのがオイルシールです。

車の部品としてのオイルシールは、主にオイルが漏れないように防ぐ役目を負っていますが、他にもさまざまな機械において、液体やガスの漏れ防止などにも利用されています。他の役割として、エンジン内に空気やホコリが入らないように防ぐ役割もあります。

オイルシールの構造

《写真提供:response》オイルシールの構造

オイルシールは、金属とゴムが主な材料になっています。リングの中にコイルばねが入っていて、ゴムを押し出す力が加わっています。機械部品の摩擦する部分にオイルが充填されており、その部分にオイルシールを取り付けて、オイルが漏れないように、そして部品がスムーズに動作するようにしてくれます。

回転部に押し付けるばねや、回転部に直接触れるリップ、またオイルシールを本体に固定するはめあい部などに分かれています。

部品とオイルシールが接している部分は、シールリップと呼ばれる部位です。部品と接触しており、内部のコイルスプリングが機械部品に押し当てて、隙間をなくしてくれます。リップ部分の弾力性とコイルの圧力のバランスで、摩擦を減らしながらオイルが外に漏れないようにします。

ダストリップと呼ばれる部分は、リップ先端を密封する役割を持っており、ホコリが中に入ってこないようにする役割もある部分です。

オイルシールの役割

《写真提供:response》NOK(イメージ)

車の部品で使われているオイルシールは、主に回転用のものが多いです。オイルシールは軸と穴を組み合わせるときに使います。オイルシールと機械部品は、部品にわずかな隙間が空いており、ここにオイルが入るのです。

わずかな隙間にオイルが入っていることで、金属とゴムが食いついて動かなくなるのを防ぎます。薄い膜が回転などによって、潤滑するので摩耗を防いでくれるのです。

これらの作用は、オイルシールのばねが部品を押し出す力と、リップのたわみ反力によって構成されています。エンジン内部からのオイルの漏洩防止と、エンジンの潤滑性の確保にオイルシールの役割は欠かせません。

車でオイルシールが使われている部位と修理費

《写真提供:response》キャデラック オイルシール

ここから車のエンジンでオイルシールが使われている部分の例と、交換した場合の費用の目安を見ていきましょう。

■カムシャフトオイルシール

カムシャフトの部分にあるオイルシールからオイル漏れを起こした場合に交換します。

ピストンの上下方向の動きを回転運動に変換しているのがクランクシャフトで、クランクシャフトの動きに合わせてバルブの開閉をしているのがカムシャフトです。エンジンの中でも重要なシャフトの接続部分にあるオイルシールが劣化すると、オイル漏れを起こします。

カムシャフトはタイミングベルトを外す必要があるので、一般的にはタイミングベルトの交換と同時に交換すると工賃の節約になります。10年、もしくは10万kmを目安に交換するとよいでしょう。

部品自体は小さなもので金額も高くないですが、たくさんの部品を外す必要があるので、費用は3万円~となります。タイミングベルトの交換と同時にすることをおすすめします。

■クランクフロントオイルシール

クランクシャフトのオイルシールでも、タイミングベルト側にあるものです。こちらもタイミングベルトを交換するタイミングであるなら、工賃を節約できます。

また部品を外すので、工賃も高くなるのが特徴です。交換費用は、タイミングチェーンを使用しているのか、それともタイミングベルトなのかによっても異なります。工賃の目安は1万円~です。

■クランクリアオイルシール

クランクシャフトのオイルシールですが、これはミッション側のオイルシールです。ミッションを取り外してから交換するものなので、手間もかかりますし、工賃もかかる部品交換になります。

AT車でもMT車でもミッションを下ろしてから作業しますので、工賃も3万円~の高い費用です。さらに同時にミッションのオーバーホールをするなら、追加で費用が必要です。

■オイルポンプのオイルシール

オイルポンプのオイルシールですが、車種によってはタイミングベルトを外さなければアプローチできません。交換する部品は安いのですが、工賃が高くなります。

タイミングベルトを交換したタイミングで、同時に交換するとよい部品です。

オイルシールって絶対に交換が必要なの?

オイルシールが使われている部分と交換費用の目安をご紹介しました。10年10万kmを超えている車体などで、少しだけオイル滲みがある場合には、交換すべきなのか迷っていることもあるでしょう。

たとえば、今回の車検は通しても、次回の車検までに買い替えを検討しているなどのケースです。オイルシールは小さな部品ですが、交換のために取り外さなければならない部品が多くなることもあり、工賃まで含めると負担は小さくありません。

もし近いうちに乗り換えも検討しているなら、添加剤を入れてみるのもよい方法。添加剤には、オイルシールの弾力を回復させる効果があり、オイル漏れを止めることも期待できます。

もちろん、根本的な解決はオイルシールの交換です。しかしとりあえずの処置をしたいのであれば、添加剤を検討してみることもできるでしょう。

ワコーズ EPS エンジンパワーシールド オイル上がり・下がり・漏れ防止剤 E171 280ml E171 [HTRC3]

まとめ

オイルシールは、オイルがエンジンから漏れるのを防ぎ、スムーズに回転するのを助けてくれる部品です。交換するときには、タイミングベルトを外す必要があるものが多く、部品代は安くても工賃が高くなるケースが多いです。場合によっては添加剤を利用するなどして、オイル漏れ対策をするとよいでしょう。

Googleでカーナリズムをフォロー!

カーナリズムをGoogleで優先するソースとして追加(新しいタブで開きます)
  • カービュー査定

❄ スタッドレスタイヤの準備はお済みですか?

レスポンス・カーナリズムと同じイードが運営するタイヤ通販「CARTUNEタイヤ」。1本から購入でき、取付店への直送もOK。サイズを選んで在庫と価格をチェック。

CARTUNEタイヤでサイズ・メーカーから探す ▶

最新の投稿


レトロなハイエース「カリカ」が改良後モデルに対応! 角型4灯の顔つきはそのまま、565万円から

レトロなハイエース「カリカ」が改良後モデルに対応! 角型4灯の顔つきはそのまま、565万円から

アルパインニューズは2026年10月29日、ハイエースベースのカスタム完成車「カリカ」に新仕様を設定すると発表しました。一部改良後のハイエースに対応し、12月上旬から販売開始予定。個性的な外観を受け継ぐUSスタイルとEUROスタイルを揃えます。


アストンマーティン「ヴァルハラ・スパイダー」発表! 屋根を開けても350km/h、1079PSのV8ハイブリッド

アストンマーティン「ヴァルハラ・スパイダー」発表! 屋根を開けても350km/h、1079PSのV8ハイブリッド

アストンマーティンは2026年10月28日、ミッドシップスーパーカー「ヴァルハラ」にオープン仕様の「スパイダー」を追加すると発表しました。V8ツインターボと3基のモーターで1079PSを発揮し、屋根を外した状態でも最高速度350km/hを実現。納車は2027年第3四半期に始まる予定です。


車の芳香剤はどれがいい?人気の香りとタイプ別のおすすめ

車の芳香剤はどれがいい?人気の香りとタイプ別のおすすめ

車に乗るたびにエアコンやタバコのにおいが気になったり、もう少しいい香りにしたいと思ったりしていませんか?いざ買おうとすると、クリップや置き型、香りの種類まで多くて迷いますよね。車の芳香剤は、エアコンの送風口・ドリンクホルダー・シート下といった置き場所のタイプと、香りの系統や強さで選ぶと失敗しにくくなります。同乗者が香りを苦手にしているなら、無香料の消臭剤も候補です。この記事では、車の芳香剤のタイプと香りの選び方、置き場所の注意、においの元の断ち方、タイプ別のおすすめについて解説します。


マセラティ「グラントゥーリズモ」に日本2台の限定車! 白と赤で仕立てた590PSのトロフェオ

マセラティ「グラントゥーリズモ」に日本2台の限定車! 白と赤で仕立てた590PSのトロフェオ

マセラティ ジャパンは2026年10月27日、「グラントゥーリズモ トロフェオ ローンチエディション」を発表しました。改良型トロフェオの日本導入を記念し、白いカラーに赤いレザー内装、専用のカーボンパーツを採用。国内2台限定、価格は3,099万円です。


凍結防止カバーは効果ある?デメリットと選び方・おすすめ

凍結防止カバーは効果ある?デメリットと選び方・おすすめ

冬の朝、出かける前にフロントガラスの霜取りで毎日のように時間を取られていませんか?凍結防止カバーを買えば楽になりそうでも、毎日かけるのは面倒そう、風で飛ばないか、ボディに傷がつかないかと迷いますよね。凍結防止カバーを前の晩にかけておけば、霜や雪がガラスに直接付くのを防げるので、朝の霜取りの手間を減らせます。雨や強風の日の扱いに気をつけ、フロントガラスの大きさと固定方法に合うものを選びましょう。この記事では、凍結防止カバーの効果とデメリット、選び方、おすすめの4つについて解説します。