ミニバンをお探し?フリードを見逃すともったいない!
ホンダ フリード クロスター
大人数で乗り込めて、荷物もしっかり運べるミニバンは、ファミリーだけでなくアウトドアな方にも人気の車種。
少し前まではミニバンは実用車的キャラクターが強かったのですが、近年では趣味性を追求したものもあったり、走行性能も乗用車として不足のないものになってきているなど、ミニバンの魅力はどんどん増していますね。
しかし、魅力が増すと同時に、サイズや価格も大きくなりがちなのもミニバンです。特に最近ではラージクラスの押し出しのきく車種が人気を集めていますが、車両価格だけでも600〜700万円級に達するグレードもあるなど、ファミリーカーと呼ぶのがはばかられるものも。
ミニバンの魅力は欲しいけど、もっとお買い得な選択肢はないの?!とお考えの方もいらっしゃるはず。
そんなあなたにぴったりな車種こそ、今回ご紹介していくホンダ 「フリード」なのです。
5ナンバーサイズのコンパクトボディで狭い道でもスイスイの扱いやすさながら、室内は3列シートがしっかり備わっており、さらに燃費性能や安全装備までしっかり兼ね備えたスマートチョイスなミニバン、フリードは、ホンダの登録車の中でもトップクラスの売れ行きを誇る人気ミニバンでもあります。
そんなフリードの魅力を、余すことなくご紹介していきます。
ホンダ フリードならではのスマートな魅力、まとめました
■扱いやすいボディサイズで余裕の3列シート
《画像提供:Response 》ホンダ フリード インテリア
全長4,300mm以下、全幅は1,695mmという5ナンバーサイズが魅力のフリードは、3列シートを備えるミニバンとしてトップクラスの扱いやすさが自慢です。
それでいて室内は、2列目キャプテンシート車で6人が、ベンチシート車では7人がしっかり座れるスペースが確保されており、その空間効率性の高さには驚かされますね。
また、ミニバンらしからぬ5.2mの最小回転半径もフリードの大きな魅力。狭めの駐車スペースへの駐車や、時にはUターンだって、楽々こなせる余裕がうれしいですね。
■お子さまの乗り降りも安心のスライドドア
《画像提供:Response 》ホンダ フリード インテリア
目的地について駐車完了、待ちきれないお子さまが勢いよく後部ドアを開けてしまってお隣さんの車に当てちゃった!なんてアクシデントを未然に防いでくれるのが、フリードの両側スライドドアです。
スライドドア開口幅は665mmが確保されていますので大人でも乗り降りしやすいですし、FF車ならステップ高は390mmと低め。フロアとの段差も少ないので、お子さまはもちろん、お年を召した方の乗り降りもしやすい、全年齢的な魅力がフリードには備わっています。
最廉価グレードのBを除いた全車で両側パワースライドドアなので開閉も楽々。挟み込み防止機構が備わるのも、ファミリーにうれしい特徴ですね。
■「高効率」なハイブリッド、4WDも用意!
《画像提供:Response 》ホンダ フリード クロスター ハイブリッドエンブレム
2021年の車らしい、環境性能の高さもフリードは折り紙付き。フリードはガソリン車も直噴エンジンでパワフルかつ低燃費ですが、燃費性能だけを追求するのではなく運転する楽しさも忘れていないハイブリッド車も、ホンダらしい仕上がりです。
「スポーツハイブリッド i-DCD」と名付けられたこのシステムは、高級スポーツカーのようなデュアルクラッチトランスミッションを用いた伝達ロスの少なさが魅力。アクセル操作へのレスポンスも良好なので、スポーティな走りだけでなく、乗員に配慮した滑らかな走りにも貢献してくれそうです。
またガソリン車とハイブリッド車の両方で4WDが選べる点も魅力的。こちらは後輪にもしっかり駆動力を伝達してくれるので、ウィンタースポーツやぬかるんだキャンプ場などでも安心ですね。
■豊富なシートアレンジ、荷室重視の2列シート仕様も
《画像提供:Response 》ホンダ フリード+(改良前モデル) 荷室
室内の広さはミニバンとして当然な部分ですが、フリードはその使い勝手も忘れていません。3列目シートをポンっと跳ね上げて簡単に収納すれば、高さのある荷室が出現します。
それだけでなく、2列目シートはキャプテンシートなら前方にスライドさせて、ベンチシートならタンブル格納することで、荷室の長さもしっかり確保することが可能。どちらのシート仕様でも自転車がちゃんと積める点は、お子さまのお迎えなどでうれしいポイントですよね。
ミニバンの室内空間は魅力的だけど、3列目は必要ないという方なら、2列シート仕様のフリード+を選べば荷室の使い勝手はさらに広がります。フラットな荷室と床下収納を両立したフリード+は、車中泊を楽しむ方の中で密かな人気車になっています。
■安全装備も充実だから段違いの安心感
《画像提供:Response 》ホンダ フリード クロスター インテリア
ドライバーだけでなく、ご家族やご友人を乗せる機会も多くなりがちなミニバンだけに重要視したいのが、最新の安全装備でしょう。フリードなら定評のある「Honda SENSING」が全グレードで標準装備されますので、その点も安心ですね。
衝突被害軽減ブレーキなどの予防安全機能だけでなく、高速道路を利用したロングドライブなどで助かるアダプティブクルーズコントロールもしっかり装備。お出かけの目的地が遠くても、ドライバーをしっかりサポートしてくれます。
さらに、LEDヘッドライト装備車なら、カーブや交差点で曲がる内側を明るく照らしてくれるLEDアクティブコーナリングライトも備わります。明るい光でナイトドライブも安心ですね。
ホンダ フリードのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,265mm×1,695mm×1,710mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,740mm | |
最大乗車定員 | 6名 | |
車両重量 | 1,430kg | |
燃費 | WLTCモード:20.8km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,496cc | |
エンジン最高出力 | 134kW(182PS)/5,500rpm | |
エンジン最大トルク | 240N・m(24.5kgf・m)/1,900-5,000rpm | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,496cc | |
エンジン最高出力 | 81kW(110PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 134N・m(13.7kgf・m)/5,000rpm | |
モーター種類 | 交流同機電動機 | |
モーター最高出力 | 22kW(29.5PS)/1,313-2,000rpm | |
モーター最大トルク | 160N・m(16.3kgf・m)/0-1,313rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 7速DCT | |
新車価格 | 2,529,000円(消費税抜) |
魅力的なフリード、強力なライバル多数!直接対決で比較だ
■トヨタ シエンタ:3列ミニミニバンのガチライバルは強敵だ!
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ
3列シートを備えたコンパクトミニバンとしてライバル関係にあるのが、トヨタのシエンタです。
全体のフォルムもどこか似ているフリードとシエンタですが、内外装の仕立ては対照的な仕上がりになっていますよね。シンプルでシックな印象もあるフリードに対して、シエンタはアバンギャルドと表現したくなるような個性的なデザインとなっています。
デザインは好みがありますので優劣はつけがたいですが、シエンタはちょっと奇抜すぎかも、とお思いの方もいらっしゃることでしょう。反対にフリードはシンプルすぎて、とお思いなら、SUVルックのフリード クロスターなどがお勧めできます。
《画像提供:Response 》トヨタ シエンタ ファンベース シートアレンジ例
室内の使い勝手ではどちらも高度な仕上がりなのですが、フリードのような2列目キャプテンシートがシエンタには設定されない点がポイント。また、3列目シートの格納方法は両車で大きく異なり、横にはね上げるフリードに対して、シエンタは床下収納タイプとなっています。
3列目格納時に荷室幅がしっかり取れるのは床下収納のシエンタの利点ですが、折りたたんで格納するためにシエンタの3列目シートはやや薄め・小さめとなっている点は注意が必要。4〜5人までの利用が主なら問題はなさそうですが、利用シーンを考えてみる必要がありそうです。
また、2列シート仕様で荷室の使い勝手を高めたシエンタ ファンベースが設定されており、こちらはフリード+の好ライバルですね。
トヨタ シエンタのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,260mm×1,695mm×1,675mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,750mm | |
最大乗車定員 | 7名 | |
車両重量 | 1,380kg | |
燃費 | WLTCモード:22.8km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,496cc | |
エンジン最高出力 | 54kW(74PS)/4,800rpm | |
エンジン最大トルク | 111N・m(11.3kgf・m)/3,600-4,400rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 45kW(61PS) | |
モーター最大トルク | 169N・m(17.2kgf・m) | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | |
新車価格 | 2,345,455円(消費税抜) |
■スズキ ソリオ:コンパクトさ重視なら2列シートもアリか?
《画像提供:Response 》スズキ ソリオ
フリードやシエンタと違って、こちらは4mを切る全長でさらにコンパクトなのがスズキ ソリオ。その分乗車定員は5名と減ってしまいますが、最小回転半径は4.8mと、運転のしやすさではピカイチなコンパクトボディです。
そのコンパクトボディながら、2列シートに割り切っている上、全高が高めに取られていることもあって、室内の余裕はかなりのもの。室内高ではフリードが1,280mm前後なのに対してソリオは1,365mmと、文字通り頭ひとつ抜けたゆとりがあります。
先代までは実用車感が色濃かったソリオですが、2020年末のモデルチェンジで上級感も備わりました。全幅は同じ5ナンバーサイズでもソリオの全高はフリードよりもかなり高められていますので、安定感には欠けるかもしれませんが、こちらも好みの問題でしょう。
《画像提供:Response 》スズキ ソリオ シートアレンジ例
また、車両重量ではソリオの方が400kg近く軽量なので、走り出しから軽快感があるものの、車重は乗り心地に好影響する場合もあるため、落ち着きのあるフリードの走行感覚も捨てがたいものがあります。
燃費性能では、ガソリン車はソリオが優位ですが、ハイブリッド車ではより出力の大きいモーターを搭載するフリードが逆転します。
意外な点では、デビュー年度の新しさもあって、ソリオではアダプティブクルーズコントロールがハイグレードな全車速追従機能付きのものが備わる点は要チェックです。フリードのように全車標準装備ではなくハイブリッド車のみの標準装備という点は注意が必要ですが、渋滞などではかなり役立つ違いですので、フリードも早期の改良が期待されます。
スズキ ソリオのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,790mm×1,645mm×1,745mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,480mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,000kg | |
燃費 | WLTCモード:19.6km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンハイブリッド 1,242cc | |
エンジン最高出力 | 67kW(91PS)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 118N・m(12.0kg・m)/4,400rpm | |
モーター種類 | 直流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 2.3kW(3.1PS)/1,000rpm | |
モーター最大トルク | 50N・m(5.1kg・m)/100rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,839,000円(消費税抜) |
【2021年最新】ホンダ フリードの新車・中古車価格まとめ
《画像提供:Response 》ホンダ フリード モデューロX
2021年3月現在、フリードには、パワートレイン別でガソリン車・ハイブリッド車の2種類、シート構成の違いで5人乗り・6人乗り・7人乗りの3種類、グレードがB・G・クロスター・モデューロXの4種類あり、全部で11グレードが展開されています。税抜新車価格でご紹介していきます。
まずガソリン車としては、最も廉価なB・Honda SENSING FF仕様が181.6万円、最も高価なモデューロX Honda SENSING 7人乗り仕様が270.2万円となっています。ハイブリッド車では、最も廉価なハイブリッドG・Honda SENSING FF 6人乗り仕様が232.9万円、最も高価なハイブリッド モデューロX Honda SENSING 7人乗り仕様が298.0万円となっています。
ガソリン車にのみ最廉価グレードのBが用意される違いはありますが、同等グレード同士ならハイブリッド車はおおよそ30〜35万円高に設定されています。
2列シート仕様となるフリード+は、最も廉価なG・Honda SENSING FF仕様が198.4万円、最も高価なハイブリッド クロスター・Honda SENSING 4WD仕様が276.4万円となっています。
フリード+には、スポーティな「モデューロX」が設定されない違いがあり、注意が必要ですね。
ホンダ フリードスパイク モデューロパーツ装着車
フリードは現行仕様でまだ2代目の比較的若いブランドですが、ミニバンの中でもお求めやすい価格や扱いやすい性格が手伝ってか、中古車市場ではシリーズ全体で5,000台あまりの在庫が確認できます。
中でも最も在庫台数が多いのはもちろんスタンダードなフリードで、2代合わせた在庫数は約3,600台。こちらは税込中古車本体価格平均では現行モデルが206.1万円と、人気もあって高めの価格で推移していますが、8年と長く販売され続けた初代モデルなら49.5万円まで下がります。
割り切った使い勝手が特徴的なフリード+は200台あまりと少なめですが、初代モデルに設定されていた2列シートモデル「スパイク」も合わせれば900台近くに急増。フリードスパイクはエクステリアが独自デザインになっていたこともあって、現在でも人気の高い車種になっています。
まとめ
《画像提供:Response 》ホンダ フリード
大中小と揃ったホンダのミニバンラインナップでも人気のフリードをご紹介してきました。
いざというときは5人以上で乗ることもあるけど、ミニバンとはいえ普段は1〜2人での利用が多いものではないでしょうか。ならば大型のミニバンよりも、キビキビと小回りの利く小型ミニバンを選んでおくのは、環境性能としても経済的にもスマートな選択肢に違いありません。
「いざというとき」の快適性もしっかり確保されたフリードなら、あらゆるシーンで大活躍してくれること間違いなしでしょう。