トップへ戻る

トヨタ ヴォクシーとは?迫力満点のマスクに反して優等生な実力

トヨタ ヴォクシーとは?迫力満点のマスクに反して優等生な実力

いくつかのモデルをラインナップしているトヨタのミニバンの中でも特に高い人気を誇っているトヨタのヴォクシーについてご紹介します。単体のモデルとしての魅力や特徴について紹介すると共に3兄弟とも呼ばれるノア、エスクァイアとの比較なども行います。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

トヨタ ヴォクシーとは

≪写真提供:response≫トヨタ ヴォクシー

自動車業界のトレンドの中で、近年ではやや勢いが落ち気味となっているミニバン市場。SUVはコンパクトカーの人気が高まっていることもあって、サイズの大きなミニバンは以前ほどの存在感はなくなっています。

ミニバンにもさまざまなサイズのものがあり、近年人気が高まっているのはよりコンパクトなものです。トヨタのシエンタやホンダのフリードが好調な売り上げを維持している中、フルサイズのミニバンはやや元気がなくなっている印象です。

とはいえ、フルサイズのミニバンならではの車内空間の広さや使い勝手の良さから以前として需要はあり、多くのメーカーでラインナップされています。特にトヨタはミニバンに強く多くのモデルをラインナップしています。

そんなトヨタのミニバンの中でもスタンダードモデルとして長年にわたって人気を集めてきたのがヴォクシーです。

ここではまずヴォクシーがどんなモデルなのかをご紹介します。

迫力あるフロントグリル×優等生な性能

ヴォクシーは、長年トヨタの定番小型ワンボックスカーとしてラインナップされ続けてきたライトエースのワゴン仕様という系統のもと登場しました。同時に発売されたノアは姉妹車です。

以前からトヨタの多くのモデルにはデザインや名称が異なる姉妹車がいくつも存在していました。中にはエスティマのコンパクトモデルとして登場したエミーナとルシーダなどはロゴの位置意外にほとんど違いはなく、別モデルである必要性をあまり感じないものも少なくありません。

当時のトヨタは複数の販売チャネルを持っており、それぞれで販売しているラインナップが異なっていました。そこで、同じモデルを複数の販売店で売る際には別のモデルとして名称などを変えて販売されるケースが多かったのです。なので、トヨタの多くの人気モデルには姉妹車が存在するのです。

ヴォクシーとノアも、もともとは販売店の違いから登場した姉妹車でした。ノアが当時のカローラ店で販売されていたのに対して、ヴォクシーはネッツです。

とはいえ、ヴォクシーとノアは単なる販売店の違いによる派生モデルというのみでなくデザインなどに違いがあります。ヴォクシーはノアよりもさらに若いユーザーを意識したデザインを採用しており、迫力あるフロントグリルなどを採用しています。車体は共通していますので、基本的なスタイルは同じですが、デザインが変更されたことによって、まったく別のモデルであるかのような印象を受けます。

外観はワイルドですが、中身はノアと共通していますので、性能は優等生でとても乗りやすいという点もポイントです。

当初はどちらかというとノアがメインでヴォクシーはその派生モデルというイメージが持たれていますが、そのワイルドなスタイルと優等生な性能が人気を集め、より人気を高めていきました。

低床化による高い走行安定性能

ヴォクシーは5ナンバークラスのコンパクトサイズのミニバンですが、低床化によって広い車内空間を実現しています。この低床化は安定した走行性能にも繋がっています。

ミニバンは全高が高いこともあって、走行が不安定になってしまいがちです。特に強風時などにはあおられてかなり不安定になってしまいます。しかし、ヴォクシーは低床化と空力を考えられたデザインによって高い走行安定性を実現しました。

もちろん、セダンやスポーツ系クーペほどの安定感や走行性能は期待できませんが、ミニバン=走りがイマイチというイメージを抱いている方は驚いてしまうかもしれません。

運転しやすいミドルサイズミニバン

運転のしやすさもヴォクシーの魅力です。3列のシート全てにゆったりと座れるミニバンですが、先ほどもご紹介しました通りコンパクトサイズに抑えられています。そのため、運転しやすいという点もポイントです。ミニバンはサイズが大きいことから、運転しにくいのでは?と考えて敬遠してしまう方も多いようです。

しかし、ヴォクシーは極端に全長が長いわけではなく、小回りも利きますので、慣れてしまえばコンパクトカーなどと同じような感覚で運転できます。フロントが短く、視界も高いのでセダンよりも運転しやすいと感じる方も多いかもしれません。

車内空間が広く、同時に運転しやすいミニバンを求めているという方にもおすすめのモデルとなっています。

ヴォクシーのコストパフォーマンス

≪写真提供:response≫トヨタ ヴォクシー

車の購入を考えている方にとって、気になるのはやはりコストパフォーマンスでしょう。

そこで、ここではヴォクシーの新車価格や、中古車価格、燃費などについて詳しくご紹介します。

ヴォクシーのグレード&価格

ヴォクシーはガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルの両方がラインナップされています。まずガソリン車のベースグレードにあたる「ZS 2WD」は8人乗りが2,558,000円(税抜)7人乗りが2,586,000円(税抜)です。
人気のハイブリッド車「HYBRID ZS」は3,043,000円(税抜)となっています。

ガソリン車とハイブリッド車では価格差が40万円以上ありますので、購入価格を考えるとかなり迷ってしまうかもしれません。しかし、詳しくは後述しますが燃費性能には差がありますのでその点も踏まえて考えることが重要です。

その他にも期間限定の特別仕様車などが数多くラインナップされていますので、購入時にはしっかりとチェックしておきましょう。

※価格は公式サイトより(2021年5月時点)

ヴォクシーの中古車価格

ヴォクシーは初代モデルが発売してからすでに20年ほどが経過していますので、中古車市場にもかなりの台数が出回っています。なので、中古車の選択肢はとても豊富です。

できるだけ安く購入したいと考えるのであれば2001年発売の初代モデルや2007年発売の2代目モデルでしょう。これらの世代のモデルであれば10万円台からでも購入可能です。比較的程度の良い2代目モデルでも50万円前後から選択肢はかなりあります。

2014年に発売された3代目モデルはやはり人気が高いこともあって価格は高めで状態がいいものになると100〜200万円台になってしまいます。とくにこの世代から加わったハイブリッドモデルは特に人気が高く価格も高値で安定している印象です。

ただ、ヴォクシーは前回のフルモデルチェンジから7年ほどが経過していますので、今年、または来年にはニューモデルの発売が予想されています。新しいモデルが登場すれば、3代目モデルの中古車価格が下がることも予想されますので、できるだけ安く購入したいのであればこのタイミングを狙ってみるのもおすすめです。

ヴォクシーの燃費

ヴォクシーの燃費はガソリンモデル12.2〜13.2km/L、ハイブリッドが19.0km/Lとなっています。ハイブリッドモデルでも20km/Lには届かないこともあって、燃費性能では少し物足りないと感じてしまう方も多いかもしれません。

この点に関しては、前回のフルモデルチェンジが2014年と、やや古い設計であることも影響しているのかもしれません。

近々発表が予想されている新型ヴォクシーでは燃費性能の向上も期待されていますので、燃費にこだわるのであれば次世代のモデルを待つというのもひとつの選択肢でしょう。

トヨタミニバン3兄弟!ノア・エスクァイアとの比較

≪写真提供:response≫トヨタ ヴォクシー

トヨタのミニバンのスタンダードモデルとして人気のヴォクシーですが、先ほどもご紹介しました通り、姉妹車が存在しています。それがノアとエスクァイアです。ヴォクシーも合わせたこの3台は、基本構造を共有していますが、外観などが大きく異なっています。

そこで、最後にそれぞれの特徴をご紹介します。

ファミリー層に人気のノア

ファミリー層に人気のノアはシンプルなスタイルを採用しています。フロントグリルにはメッキパーツを使用しており、存在感はありますがシンプルな作りとなっていますのですっきりとした印象です。世代を選ばず気軽に乗ることができるミニバンと言えるでしょう。

ただ、あまりにもすっきりとしすぎていますので、若い方などは少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。

高級感と実用性を両立したエスクァイア

ノアと同様にフロントグリルにはメッキパーツを使用していますが、よりギラギラとしたデザインが採用されています。これによって、よりラグジュアリー感の強い印象に仕上げられているのがエスクァイアです。どこかクラウンを思い起こさせるようなデザインでとても高級感があります。

トヨタ高級ミニバンとしてはアルファードやヴェルファイアなどが挙げられますが、もう少し安価でコンパクトなミニバンが欲しいという方にはぴったりです。

ワイルドなスタイルが魅力のヴォクシー

ヴォクシーはワイルドなスタイルが特徴です。若い世代を狙ったデザインですが、やんちゃすぎるわけではありませんので結果として幅広い層に支持されています。この3兄弟の中ではもっとも高い人気を誇っています。

価格帯としては、もっとも高価なのがエスクァイア、次いでヴォクシー、ノアとなっています。価格帯が中間で選びやすいという点もヴォクシー人気に繋がっているのかもしれません。

まとめ

≪写真提供:response≫トヨタ ヴォクシー

ヴォクシーはトヨタを代表するミニバンとして高い人気を集めているモデルです。今回はそんなヴォクシーの特徴や魅力、そしてコストパフォーマンスなどについてもご紹介しました。近々ニューモデルの登場も予想されていますので、購入を検討しているのは今回ご紹介した情報とプラスして最新情報もチェックしておきましょう。

また、ヴォクシーにはノアとエスクァイアという姉妹車も存在しますので、しっかり比較しておくことも大切です。

  • カービュー査定

関連する投稿


【2026~2027年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2026~2027年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2026年から2027年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。


トヨタ新型「ヴォクシー」発表!売れ筋ミニバンはどのような進化を遂げたのか

トヨタ新型「ヴォクシー」発表!売れ筋ミニバンはどのような進化を遂げたのか

トヨタは2025年9月2日、ミドルサイズミニバン「ヴォクシー」の一部改良モデルを発表しました。カラーの設定変更などが行われているようです。


【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

最近では年々その数を減らしながらも、スポーティな走りや「車との一体感をより感じやすい」「運転感覚を楽しみやすい」として、一部のユーザーから熱烈な支持を受けるMT車(マニュアル車)。そんな根強い人気もあってか、各メーカーにはわずかながらにMT車(マニュアル車)のラインアップが残っています。この記事では、新車で購入可能な現行車種のMT車(マニュアル車)をメーカー別に紹介します。スポーツカーや、SUV、軽自動車など、意外とバラエティ豊富な車種が生き残っていますので、お気に入りの1台を見つけてみてください。


【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2025年から2026年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。(2025年12月8日更新)


フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

フィアット新型「ドブロ」発表! ポップなミニバンが大幅改良

Stellantisジャパン株式会社は2024年12月5日、フィアットのMPV(Multi-Purpose Vehicle=マルチ・パーパス・ビークル)「ドブロ(Doblo)」および「ドブロ マキシ(Doblo MAXI)」の最新モデルを発表。同日より、全国のフィアット正規ディーラーにて発売しました。


最新の投稿


レクサス新型「UX」発表!内装のイルミネーションを大幅改良

レクサス新型「UX」発表!内装のイルミネーションを大幅改良

レクサスは2025年12月4日、コンパクトSUV「UX300h」の一部改良モデルを発表。同日、全国のレクサス店を通じて発売しました。


【2026~2027年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2026~2027年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2026年から2027年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。


レンナビの最安値比較でお得に予約|特徴・仕組みを徹底解説

レンナビの最安値比較でお得に予約|特徴・仕組みを徹底解説

レンタカーをできるだけ安く借りたいと考えたとき、複数のレンタカー会社を一つずつ比較するのは手間がかかります。そんな悩みをまとめて解決するのが、全国のレンタカー料金を横断的に比較できる「レンナビ」です。50社以上が参加する国内最大級のポータルサイトで、魅力あるプランや格安キャンペーンを一括で探せる使いやすさが特徴です。この記事では、レンナビの特徴や仕組み、メリット・デメリット、口コミ傾向、申込み方法まで分かりやすく解説します。読了後には、レンナビを利用したレンタカー予約を具体的に検討できる状態になるはずです。


ヒョンデ新型「ネッソ」公開!全面刷新遂げた2代目が2026年上半期より販売開始

ヒョンデ新型「ネッソ」公開!全面刷新遂げた2代目が2026年上半期より販売開始

2025年10⽉29⽇、Hyundai Mobility Japan株式会社は、ジャパンモビリティショー2025の会場でヒョンデの水素電気自動車(FCEV)専用モデル「ネッソ(NEXO)」の2代目となる新型「The all-new NEXO」を日本初公開しました。2026年上半期に販売を開始する予定だといいます。


BMW新型「iX3」公開!470馬力の高性能電動SUV

BMW新型「iX3」公開!470馬力の高性能電動SUV

2025年10月29日、ビー・エム・ダブリューは、ジャパンモビリティショー2025の会場にてノイエ・クラッセ第一弾のモデルとなる新型SUV「iX3(アイエックススリー)」を日本初公開しました。日本向け新型iX3の生産は2026年3月に開始予定だといい、日本国内のBMW正規ディーラーを通じ、2026年後半にも販売が開始される予定です。