4月1日から自転車ヘルメットが義務化!その理由は?
近年、シェアサイクルを利用する方や、Uber Eatsをはじめとしたデリバリーサービス配達員が街中を走り回る様子はよく見かけられる光景の一つとなっています。こうした自転車が利用されるシーンの増加も相まって、自転車事故による負傷・死亡事故も近年右肩上がりに増加しています。
たとえば、東京都内における2022年中の自転車事故は15,276件と昨年より1,944件増。自転車事故の多くは、運転者自身の操作ミスや、交通ルールの違反が原因ですが、運転者がヘルメットを着用していないことによって、約6割の方が頭部に致命傷を負っています。
このような背景から、2023年4月1日から改正道路交通法が施行され、自転車ヘルメットの義務化がはじまりました。
自転車ヘルメットの効果は?本当に必要?
前述の通り、自転車事故の約6割が頭部に致命傷を負っています。ヘルメットを着用することで、落車時や交通事故時において頭部を守り、重大な怪我を回避することができます。
自転車乗車中のヘルメット着用状況別の致死率でも、ヘルメット着用していない場合、ヘルメットを着用していた場合に比べて約2.1倍上がるという統計も。自分自身の安全のためにも、必ずヘルメットを着用するように心がける必要があります。
滝川クリステルさんが自転車で転倒!10数針縫うケガ
4月5日にフリーアナウンサーの滝川クリステルさんがInstagramを更新。自転車で転倒してしまい、目元を10数針縫うケガを負ったことを報告しました。
「身をもって自転車の転倒には気をつけてほしいという想いと4月1日からのヘルメットの努力義務を伝えたくて」と写真を投稿した理由を綴り、「お子さんがいらっしゃる親御さん、特にお母さん、やはり子供が乗っている電動自転車になるとかなり重くなり、止まっていても転倒するときの衝撃が大きいので気をつけてくださいね」と注意喚起をされました。
滝川クリステルも自転車ヘルメットの義務化に伴い、ヘルメットを購入されていたようですが、着けて出かけることに慣れおらずお忘れになったそう。自転車ヘルメットは運転者をはじめ、同乗するお子さんを大けがから守る一助になりますので、自転車に乗る際は必ず持って出かけるようにしましょう。
自転車ヘルメットの着用は強制?罰則はあるの?
2023年4月1日からの改正道路交通法には、自転車を運転する方はもちろんのこと、同乗する方も含めてヘルメットを着用するよう努めなければならない旨が定められています。
ただし、自転車ヘルメットの義務化は「努力義務」にあたり、強制ではなく、罰則や罰金も設けられていません。(2023年4月2日時点)
なお、一部の自治体では自転車ヘルメットの着用を推奨する条例や、ヘルメットの着用以外にも自転車保険の加入義務を設けているなど、自転車事故防止の観点から積極的に取り組まれています。
自治体によっては、自転車ヘルメットの購入に補助金が申請できるところもありますので、条例とあわせて補助金の有無も確認しておきましょう。
おしゃれな自転車ヘルメット6選!機能性とデザイン性を兼ね備えた商品を紹介
■Shinmax 自転車ヘルメット
PC材で覆われた外側と高衝撃吸収性EPS素材で作られた内部で頭部を保護し、270gの軽量構造で快適な着用感を実現しています。
深夜のサイクリングでも安心なテールライト付き。日差しが強い日や虫が多い季節にはゴーグルで目を保護し、視界を確保することができます。通気性がよく快適なので、暑い季節でもヘルメット内部が蒸れずに快適に過ごせます。
■OGK KABUTO 自転車ヘルメット CS-1
バイザーが付いた自転車用ヘルメットです。サイズは、S/M (頭囲55cm~58cm)とM/L (頭囲57cm~59cm)、カラーは単色とヘリンボーン柄をラインアップ。
普段着感覚で着用でき、220gと軽量で運転中の負担もありません。インナーパッドには速乾性に優れたメッシュ生地を使用しているので、暖かくなる時期にも快適に利用できます。
■YAYAMIYA 自転車ヘルメット X-30(キャップ型)
キャップのような形状で、よりファッション性が高く、おしゃれな方におすすめの自転車ヘルメット。
ハンドメイドでしっかり作り込まれており、品質の良さとカラーバリエーションの多さも魅力。軽量化構造で350gという軽さであり、走行中に頭部に負担をかけません。可愛らしいデザインで被り心地も良く、プレゼントにも最適です。
■AIRFRIC 自転車ヘルメット A-CAP-017(キャップ型)
細めのリボンで程よいアクセントをつけたおしゃれな帽子型で、女性におすすめの自転車ヘルメット。広めのツバで日差しの強い季節にも使用可能です。
また、リボンを使ったツバの跳ね上げ構造があり、走行時のばたつきを抑え視認性を確保します。夜間の外出でも安心な反射素材も備えており、機能性とデザイン性の両方を兼ね備えています。
■OGK KABUTO 自転車ヘルメット SICURE(帽子型)
一見すると普通の帽子のようなカジュアルなデザインながら、消防士のヘルメットと同じ安全基準を満たしている安全性の高い自転車ヘルメット。従来のヘルメットに抵抗がある方におすすめです。
軽量型なので持ち運びも楽々で移動先でもかさばりません。カラーバリエーションも豊富で、ブルー、ブラック、オレンジ、ホワイト、ネイビーの5色展開。自転車用としてだけではなく、お子様のお出かけ、高齢者の方の散歩、災害時など幅広いシーンで活躍します。
■Overade 自転車ヘルメット PLIXI FIT(折り畳み式)
こちらの自転車ヘルメットは3秒で3つに折り畳むことができます。手のひらサイズでバッグに入れて持ち運びも楽々。移動先でかさばる自転車ヘルメットのデメリットを解消します。
折り畳み式でも衝撃に強く、頭部をしっかり保護。2つのサイズ調整パットが付いた後頭部サポートシステムにより、首の周りや頭の形に合わせてしっかりと固定されるので安全性も抜群です。
自転車ヘルメットをもっと見る
まとめ
2023年4月1日からの道路交通法改正に伴い、自転車ヘルメットの義務化についてと、人気のおすすめ商品を紹介しました。
自転車ヘルメットの着用は強制ではなく努力義務ではありますが、自転車事故にあった際に運転者をはじめ、同乗するお子さんを大けがから守る一助になります。
近年の自転車事故の増加をふまえ、自転車に乗車する際にはしっかりと着用することをおすすめします。
よくある質問
■自転車ヘルメットをかぶらないとどうなる?
改正道路交通法においては、自転車ヘルメットの義務化は「努力義務」なので、ヘルメットをかぶらなくても罰則や罰金はありません。ただし、自転車ヘルメットを着用していない場合と、着用している場合で致死率が2.1倍も変わるため、安全のための着用が推奨されています。
■自転車ヘルメットの購入に補助金は出るの?
自治体によっては自転車ヘルメットの購入を助成しているところもあります。自転車ヘルメット購入を検討されている場合は、お住まいの自治体が購入補助金に対応しているか確認しておくのがよいでしょう。