ケンメリ?チャレンジャー?新型「M55」初公開
《画像提供:Response》〈写真提供:光岡自動車〉光岡 M55コンセプト
光岡自動車といえば、主に日産「マーチ」をベースとし英国・ジャガーの「Mk2」をオマージュした「ビュート」やクラシックなロールスロイスを模した「リューギ」などで有名な自動車メーカーです。
直近では、シボレーの古いSUVのような雰囲気を持つ「バディ」やマツダ「ロードスター」ベースの「ロックスター」などが話題になったほか、今までマーチベースだったビュートを、トヨタ「ヤリス」ベースに改めた新型「ビュートストーリー」をリリースしました。
そんな光岡自動車が、2023年11月17日に創業55周年記念モデルとして作製・公開したのが「M55 CONCEPT」。M55 CONCEPTについて光岡自動車は以下のように説明しています。
1968 年創業の弊社と同じ 55 年の人生を歩んだ「同世代の方々」をメインターゲットに据え、感受性豊かな少年・少女時代に体験した様々な出来事や 1970 年代の時代感覚をベースに、当時の夢や希望に満ち溢れ、先の未来を変える大きなエネルギーの中、時代を駆け抜けた方々のマインドを形にしたものです。
M55 CONCEPTのベースは、現行モデルのホンダ「シビック」。セダンのようにも見えますが、トランクが独立していないハッチバックタイプです。
《画像提供:Response》〈写真提供:光岡自動車〉光岡 M55コンセプト
エクステリアは、ベースの車両が判別できないぐらい変更されており、フロントフェイスはダッジ「チャレンジャー」や“ケンメリ”を思い出す丸目4灯のクラシカルなデザインとなっています。リアでは、控えめなスポイラーやウィンドウに貼られたルーバーが特徴的、こちらも1970 年代を思い出すデザインです。
《画像提供:Response》〈写真提供:光岡自動車〉光岡 M55コンセプト
インテリアは、基本的にシビックのままですが、シートはハトメ加工を施された淡いブルーのものに置き換えられており、雰囲気が一変しています。また、シフトがMTモデルのものとなっており、6速MT搭載車であることが伺えます。
《画像提供:Response》〈写真提供:光岡自動車〉光岡 M55コンセプト
当時を思い出すデザインと、現代では珍しいMTを備えたモデル名だけに、SNSなどでは大きな話題となったM55 CONCEPTですが、現時点で商品化の予定はないといいます。
一方、同車を紹介するサイトには、応援メッセージを投稿する欄があり、この車に対するメッセージを投稿することができるようになっています。
ここに集まった、アツイ反響次第では、M55 CONCEPTの市販モデルが登場する可能性もあるといえるでしょう。光岡自動車の今後に期待がかかります。
なお、2023年11月24日(金)から2023年12月16日(土)まで「MITSUOKA 麻布ショールーム/GALLERY 麻布」(東京都港区)にて、2024 年1月12日(金)から 2024 年 1 月 28 日(日)まで「MITSUOKA 富山ショールーム」(富山県富山市)にて、期間限定で特別展示を実施するとのことです。
その姿をひと目見てみたい方は、これらを訪ねてみてはいかがでしょう。