日本導入予定の3列SUV「CX-80」世界初公開
《画像提供:Response》〈写真提供:マツダ〉マツダ CX-80
新型「CX-80」の存在は、2021年10月7日にもマツダが公開した「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」で発表されていました。
これによると、新型CX-80は、ワイドボディをもつ3列SUV「CX-90」に対して車幅を狭くしたナローボディ版と位置づけられており、日本での展開 についても行われると明示されました。
そんな新型CX-80が、欧州で2024年4月18日(現地時間)に世界初公開されました。
新型CX-80について、マツダは「ひと中心の開発思想による走る歓びと環境・安全性能を両立させた、ラージ商品群の第4弾となるミッドサイズクロスオーバーSUV」と説明しています。
前述の通り、3列シートSUVであり、これでマツダが欧州に初めて3列SUVを導入することになります。また、欧州市場における最新かつ最上級の商品となるといいます。
CX-80の開発でマツダが目指したのは「優雅で心豊かなドライビングSUV(Graceful Driving SUV)」。
マツダ最上級にふさわしい美しく堂々とした存在感、マツダらしい「人馬一体」を磨き上げた圧倒的な走行性能、時代要請に応える環境・安全性能、そして乗員全員が快適に楽しめる懐深い実用性を、妥協なく実現したといいます。
インテリアでは、空間の豊かさと優美さを両立したキャビンの造り込みによって、車格に見合った、ゆとりを感じさせるデザインとなっています。
《画像提供:Response》〈写真提供:マツダ〉マツダ CX-80
2列目シートは、座席間にコンソールがあるセパレートのキャプテンシートを筆頭に、キャプテンシートでコンソールが無くウォークスルーが可能な仕様、そして3人掛けとなるベンチシートの3種を設定します。
また、荷室は3列目シート使用時でもゴルフバッグやベビーカーが搭載できる空間を確保するとともに、2列目・3列目シートを折りたたむことでさらに大きな空間が出現。多くの荷物を搭載できます。
パワートレインには、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンをベースとしたプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」と、3.3L直列6気筒ディーゼルエンジンとM Hybrid Boostを組み合わせた「e-SKYACTIV D」の2種類を用意。同パワートレインは、意のままにクルマを操る愉しさと優れた環境性能の両立を実現しています。
先進安全機能には、「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)緊急停止支援機能付」を欧州向けに初採用。CTS使用中に、手放し運転やドライバーの閉眼や脇見を検出した場合には、ドライバーへの注意喚起を段階的に行い、体調急変や漫然運転などのドライバーの状態に由来する事故リスクを低減します。注意喚起をしてもドライバーの状態に変化がない場合は、被害軽減のため、車両の減速・停止を支援します。
新型CX-80は、欧州で5月に予約受注を開始し、今秋の発売を予定しています。前述の通り日本での展開も予定されていますが、今回の発表では触れられておらず、具体的な導入次期については不明です。
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