ついに登場!復活の「クラウン エステート」
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ クラウンエステート HEV(プロトタイプ)
クラウンは、トヨタ独自の国産技術で作り上げた初の量産型乗用車として1955年に誕生。戦後間もない時代に、初の独自開発で苦難を重ね高級車を作り上げた「革新と挑戦」のDNAは、その後67年に渡り歴代クラウンに受け継がれ、常に時代の一歩先を行く新しい価値を追求してきたといいます。
そんなクラウンの16代目となる新たな「クラウンシリーズ」は、2022年7月15日に世界初公開。16代目クラウンシリーズでは、セダンとSUVを融合させた新しいスタイルの「クロスオーバー」に加えて、エモーショナルな雰囲気を持ち、運転しやすいパッケージとともにスポーティな走りを実現した「スポーツ」、新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応える「セダン」、大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUV「エステート」の4機種をラインアップしており、このうちエステート以外はすべて販売がスタートしていました。
2025年3月13日、この時正式発表されていたクラウンシリーズ最後のモデルとなる新型クラウン エステートが正式発表されました。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ クラウンエステート HEV(プロトタイプ)
過去にステーションワゴンとして展開されていた"エステート"の名前を引き継ぎ登場した、新型クラウン エステートは、ダイナミックな造形や、仲間や家族とのアクティブライフを楽しむことができるユーティリティを追求したモデル。クラウンが持つ品格と機能性が同居する「大人のアクティブキャビン」といえるクルマに仕上がっているといいます。
ボディサイズは、全長4,930mm×全幅1,880mm×全高1,625mmとかなり大柄。
エクステリアでは、GA-Kプラットフォームを活かした伸びやかなキャビンに、車両前後を貫くシャープなショルダーラインを取り入れ、フロントフード上のキャラクターラインとシームレスに繋がるデザインを実現したほか、21インチの幅広大径タイヤ(アルミホイール)を装着し力強さを加えることで、伸びやかでありながらダイナミックなプロポーションとしています。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ クラウンエステート HEV(プロトタイプ)
また、フロントマスクには直近のトヨタ車によくみられるバンパー一体型フロントグリルを導入。グリルをバンパーと一体化し、ボディと同色とすることでスタイリッシュな意匠に。
さらに、水平基調のデイライトランプを採用したハンマーヘッドフェイスや、バックドア面に配した一文字のリヤコンビネーションランプがワイド感を強調しています。
カラーは、モノトーンカラー5色とバイトーンカラー5色を設定。PHEV専用色として、「プレシャスメタル」と「マッシブグレー」のバイトーンカラーを用意しています。
インテリアでは、クラウンシリーズ共通の「アイランドアーキテクチャー」を採用。メーター・ディスプレイを水平に配置し、視線移動を最小限にとどめるデザインとすることで運転操作に集中できる空間となっています。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ クラウンエステート HEV(プロトタイプ)
また、ビンテージ調の「雲柄」をサドルタンとグレイッシュブルーのトリム部分にあしらい、上質感を高めています。
インテリアカラーはクラウンシリーズ共通の「ブラック」と、大人の華やかなアクティビティに寄り添うイメージの「サドルタン」、アクティブで洗練された印象の「グレイッシュブルー(PHEV専用色)」の3色です。
エステートでは、後席折りたたみ時に長さ2mの完全フルフラットスペースを生み出す新機構「ラゲージルーム拡張ボード」をトヨタとして初装備。また、ユーザー自身が快適に過ごせるように、肌触りの良い上質な素材を採用しており、車中泊もできそうな仕様となっています。
パワートレインは、2.5リッターのハイブリッドシステムと2.5リッターのプラグインハイブリッドシステムの2種類を用意。
2.5リッターのハイブリッドシステムは、効率向上と性能向上を追求した高効率ハイブリッドシステムで、フロントモーターの出力をクロスオーバー、スポーツ搭載分に対して約5割向上しています。
2.5リッターのプラグインハイブリッドシステムは、出力密度の高い駆動用モーターを搭載し、気持ち良い加速と静粛性が両立した走りを実現。スポーツと同様に、エネルギー密度が高い大容量リチウムイオン電池を搭載し、EV走行距離を89km確保しました。
足回りでは、「大人のアクティブキャビン」のコンセプトに基づき、しっかりとした操舵感や質感高い乗り心地が得られるようなサスペンション設定を実施。
軽快ながら重厚感のある走りを実現するために、DRSに独自のセッティングを施し、AVSにも減衰力の向上と摩擦低減を図る独自の設定を加えています。
「ノーマルモード」「スポーツモード」「リヤコンフォートモード」の3つのドライブモードによる差を明確にしており、中でも後席の乗り心地に配慮した「リヤコンフォートモード」は、専用のDRS制御とAVS制御により、後席はもちろん全席で揺れの少ないストレスフリーな乗り心地を実現しています。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ クラウンエステート PHEV(プロトタイプ)
月販基準台数は1,500台/月(うちPHEVは500台/月)。グレード展開はハイブリッドモデルの「Z」とプラグインハイブリッドモデルの「RS」の2種類。
価格は、Zが635万円から、RSが810万円から。正式発表同日より、販売がスタートしています。
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