ジャガー、F-PACEの次は都市型SUVのE-PACE発売か
英国の高級車メーカー、ジャガーカーズは6月21日に、新型SUVの『E-PACE』を7月13日、ワールドプレミアすると発表しました。
E-PACEは、世界的に販売面で成功を収めている『F-PACE』に続き、ジャガーカーズが開発を進めている新型SUVのことです。
ジャガーからSUVが発売される、ということもあって話題性も高かったF-PACE。F-PACE効果でジャガーカーズの2016年世界販売は前年比83%増と大きく伸びています。
そして今回、E-PACE の投入によって、ジャガーはさらなるSUVの車種ラインナップ拡大を図ります。
E-PACEには、スポーツカー譲りのAWDテクノロジーが採用されています。
また、エンジンは新世代の「インジニウム」で、最新のコネクテッドカー技術や安全装備が導入されます。
ジャガーカーズのデザインを統括するイアン・カラム氏は、「SUVにスポーツカーのパフォーマンスを組み合わせることで、E-PACEは存在を際立たせる。 すべてのジャガーは、感情を刺激するように設計されている」と述べています。
■ジャガー E-PACE、動画を公開
ジャガーの最小SUV「E-PACE」開発プロトタイプを見てみましょう。
画像を見るに、エクステリアはAピラーがかなり傾斜しています。また、ルーフからテールゲートにかけてはかなりスポーティーなラインとなりそうですね。
ライバル車としては、注目されている、メルセデス・ベンツのSUV、新型GLAやアウディQ3、また、都市型のSUVである、トヨタC-HRなどでしょうか。
■ジャガー E-PACE 価格
それでは、気になるE-PACEの価格はいくらなのでしょうか。
ジャガーカーズは6月22日、英国で7月13日に初公開する新型SUV、ジャガー『E-PACE』について、英国ベース価格を、2万8500ポンド(約400万円)に設定すると発表しました。
この価格から予測するに、E-PACEと競合するのは、BMW『X1』(2万7990ポンドから)やアウディ『Q3』(2万7610ポンドから)と考えられます。
BMW X1
アウディ Q3
さすが、高級車。400万円からとなるとなかなか手が出にくいという方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、前回発売されたF-PACEは600万クラスから。
大きさも、価格も少しお求めやすくなっているので、ぜひとも検討してみてくださいね。
ジャガーのE-PACEを知るために、F-PACEについて復習しておこう!
E-PACEが気になっている、けれどもまだ公式サイトには情報がない…。ということで、今回は同じジャガーから発売されたSUVというつながりで、F-PACEの評価がどうなっているのか、見ていきましょう。
■女性のみが選考に参加できる唯一の自動車賞を受賞
F-PACEは、女性のみが選考に参加できる唯一の自動車賞、ウィメンズ・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2016を受賞しています。
この賞は、14か国の17名の審査員が294車種の中から32車種に絞り、その中から6部門の受賞車を選定するというものです。
6部門の受賞車の中で再度投票が行われた結果、F-PACEが最高位である「Supreme Winner」に輝きました。
この受賞について、ジャガーの上級ローンチマネージャー、アンナ・ギャラガー氏は、
当初からF-PACEのデザインは女性の顧客を意識。そのため、今回の受賞はとてもうれしい。顧客の調査データを通して、様々なライフスタイルに合わせてアピールできる際立ったモデルとして、F-PACEを開発。男性、女性に関わらず、すべての顧客を魅了することができるよう、パフォーマンス、デザイン、実用性の最適な組み合わせを実現した」と喜びのコメントをしています。
F-PACEの受賞を見て、改めてE-PACEのデザインについて期待が高まりますね。
■トヨタC-HRを抑えてワールドカーデザインを受賞したF-PACE
2017年のニューヨークモーターショーにおいて、ジャガー『F-PACE』が「ワールドカーデザインオブザイヤー2017」に決まったと発表されました。
ワールドカーデザインオブザイヤーは、ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)の部門賞のひとつ。
今回は2015年秋から2016年秋にかけてデビューした新型車の中から、最もデザイン性に優れた1台を選ぶというものでした。
世界20か国以上、70名を超えるジャーナリストに数名のデザインの権威が加わり、審査が行われた結果、ワールドカーデザインオブザイヤー2017は、ジャガー F-PACEに。
実は、F-PACE、「ワールドカーオブザイヤー2017」との2冠を達成したことになります。
メルセデスベンツ『Sクラスカブリオレ』やトヨタ『C-HR』というそうそうたる面々を抑えての受賞となりました。
ジャガーのデザインを統括するイアン・カルム氏は、「F-PACEはジャガー初のSUVだが、ひと目でジャガーと認識できるデザイン」と語っています。
いかがでしたか。
E-PACEは7月13日、ワールドプレミア予定です。
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そして!ジャガー初の完全EV車登場!名前は「I-PACE」
ジャガー初の電気自動車『I-PACE』の姿が見えてきた。今回、市販型プロトタイプが公道テストをおこなう様子を、初めてカメラが捉えた。
これまで捉えることができたのは、兄貴分であるSUV『F-PACE』のボディを使った偽装車だったが、市販型に近い状態で目撃されたのは今回が初。
2016年に公開されたコンセプトモデルからは、大口エアダクト、薄く横長のヘッドライト、サイドに回り込むテールライト、角度を持ったクーペスタイルのリアウィンドウなど、デザインの多くの要素を継承していることがわかる。
パワーユニットは、90kWhの大バッテリーを搭載、フル充電で500kmの後続距離を可能にし、90分で80%の充電を完了するという。最高出力は400ps、最大トルクは700Nmを発揮。0-100km/h加速は4秒と、ジャガーブランドの名に恥じないスペックを実現する。
I-PACEは5人乗りのコンパクトSUV。最新のマルチスクリーンシステムやコネクト機能などを装備し、そのパワートレインだけでなくジャガーの先進性をアピールするフラッグシップとなることが期待される。
2018年からオーストリアのマグナ・シュタイア工場で生産を開始、価格は7万ドル(約840万円)程度と予想されている。
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