中国BYDが初の海外専用!軽スーパーハイトワゴンの「ラッコ」
《画像提供:Response》中国BYDが日本の軽自動車市場に挑む、軽EVトールワゴン『RACCO』世界初公開…ジャパンモビリティショー2025
BYDは、広東省深圳市に本社を置くバッテリーメーカーで、そんなBYDが展開する自動車メーカーがBYDオートです。2005年より乗用車の生産・販売を行っています。
ちなみにBYDは、「Build Your Dream」の略であり、同社の一部車両にはこのエンブレムが刻まれていたりします。
BYDはこれまで日本で「BYD SEALION 7」など、複数のBEV(バッテリーEV)を展開してきました。
いずれも中国本土を含め、複数の地域で展開されている車ですが、2025年10月29日にBYDとして初めて、中国外の専用車となる軽スーパーハイトワゴンBEV「BYD RACCO(ビーワイディーラッコ)」を世界初公開しました。
“ラッコ”の名称の由来は、想像の通りイタチ科の海に住む動物のラッコです。ラッコは海とともに生き、知恵(貝を割る小さな石)で毎日を生き抜く「賢さ」と、「愛らしさ」「親しみやすさ」の象徴であり、絶滅危惧種として指定されている存在。「地球環境を守ることは、海を守ること。それは、未来世代を守ること。」そんな想いから、命名されているといいます。
ボディサイズは、3,395mm×1,475mm×1,800mmとしっかり軽規格に収まるもので、ホンダ「N-BOX」など、日本の軽スーパーハイトワゴンとほぼ同様です。
エクステリアは、他のBYDに車と同様に、海洋シリーズの特徴である「オーシャンエステティック」を採用。四角いフォルムを基調とし、タイヤを車体の四隅に配置することで、安定感と力強さを表現。
長いドアパネルをシンプルな面で構成し、水平基調のキャラクターラインを与えることで、ボディ全体の塊感を強調しています。また、フロントウィンドウの傾斜やサイドのウィンドウラインを工夫することで、スタイリッシュな印象を創出しています。
フロントフェイスは、ボディ同色のグリルバーをDシェイプのシグネチャーで囲み、LEDヘッドランプを組み合わせた「水平×Dシェイプ」の構成に。リヤでは、車幅いっぱいに伸びる二本の水平ラインのコンビネーションランプを採用し、その下側に、水滴をイメージした点光源が配し、光が水面に反射して揺らぐような繊細な表情を与えました。
インテリアは、シンプルながらも、先進的なデザイン。白い表皮を用いたシートが採用され、高級感を高めています。
パワートレインの詳細は公開されていませんが、駆動方式はFFとなることが公表されています。
また、組み合わされるバッテリーは、駆動バッテリーでは最高レベルの安全性を誇るというLFP バッテリーを限られた空間に隙間なく、効率よく敷き詰めた「ブレード バッテリー」と呼ばれるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーであることが明らかになっています。
現在、価格など詳細の情報は公開されていませんが、2026年夏より販売が開始されることが公表されており、BYDは関連情報を順次発信していくとしています。
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