中国BYDのハイブリッドSUV「SEALION 6」登場
《画像提供:Response》〈photo by BYD〉BYD SEALION 6
BYDは、広東省深圳市に本社を置くグローバル企業です。そんなBYDが展開する自動車メーカーがBYDオートで、2005年から乗用車の生産・販売を行っています。ちなみにBYDとは、「Build Your Dream」の略で、同車の一部にはこのエンブレムが刻まれている車両もあります。
そんなBYDが日本で展開するのはこれまでBEV(バッテリーEV)のみでしたが、2025年10月25日にジャパンモビリティショー2025の会場にてハイブリッド車の新型「BYD SEALION 6」が発売されることが明らかになっていました。
そんな中、ついに2025年12月1日、BYD SEALION 6が正式発表されました。
《画像提供:Response》〈photo by BYD〉BYD SEALION 6
新型BYD SEALION 6は、日本市場において初導入となるBYD独自のスーパーハイブリッド「DM-i」を搭載するPHEVで、電気を主役にしたハイブリッドSUV。
EVの静粛性と滑らかさを基軸にしつつ、長距離走行はもちろん、ユーザーのあらゆるライフシーンに対応します。
ボディサイズは、全長4,775mm×全幅1,890mm×全高1,670mmと、トヨタ「ハリアー」ほどのサイズ感。ホイールベースは2,765mmで、乗車定員は5名です。
エクステリアは、BYDの海洋シリーズ特有の世界観をSUVに落とし込み、洗練されたスタイルを実現。伸びやかな横基調のフロントにシャープで存在感のあるOcean X Face(オーシャン・エックス・フェイス)のデザインを取り入れ、ダイナミックな印象を形成しています。
サイドではボディ全体を貫く稜線を配し、静かな水面に広がる波の動きを思わせる流麗なプロポーションとしています。
リアに備えられた横一文字のテールライトは、光の演出によって立体感を強調し、先進的なSUVであることを表現。足元には19インチのブラックアルミホイールを装備し、海の色彩をモチーフにしたボディカラーを組み合わせることで、存在感と上質さを併せ持つ外観に仕上がっています。
インテリアは、深みのあるブラック基調の空間に、ブラウンのアクセントとアンビエントライトを配し、海洋シリーズにふさわしいモダンなデザインとなっています。
《画像提供:Response》〈photo by BYD〉BYD SEALION 6
海をイメージしたというスポーツシートは身体をしっかり支えつつ、前席にはヒーターとベンチレーションを備え、長距離でも快適な仕様となっています。
視線が集まるセンターコンソールには、クリスタルを思わせる電動シフトレバーや2基のワイヤレス充電を配置。2,765mmのホイールベースによって実現した後席空間は大人がゆったり座れる広さを確保しているほか、荷室は日常用途から旅行まで幅広く対応できる容量となっています。
パワートレインは、最高出力72馬力、最大トルク122N・mを発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンと最高出力145馬力、最大トルク300N・mを発揮するモーターを組み合わせた前輪駆動モデルと、最高出力96馬力、最大トルク220N・mを発揮する1.5リッター直列4気筒ターボエンジンと最高出力270馬力、最大トルク550N・mを発揮するモーターを組み合わせた四輪駆動モデルを用意。
組み合わされるバッテリーは、駆動バッテリーでは最高レベルの安全性を誇るというLFP バッテリーを限られた空間に隙間なく、効率よく敷き詰めた「ブレード バッテリー」で、容量は18.3kWh、EV航続距離は前輪駆動モデルで100kmを確保します。
《画像提供:Response》〈写真提供 BYD Auto Japan〉BYD SEALION 6
四輪駆動モデルでは、スポーツSUVらしく0–100km/h加速は5.9秒と優れた加速性能を備えます。
PHEVの強みである充電性能は、最大6kWの普通充電と18kWの急速充電に対応。車外への給電(V2L)や家庭への電力供給(V2H)にも対応しており、アウトドアや災害時など幅広いシーンで“電源”としても活用が可能です。
先進安全装備には、フロントビューカメラ×1、サラウンドカメラ×4、ミリ波レーダー×3を組み合わせた3R1VレイアウトのADASを全車標準装備。衝突予測警告(PCW)や自動緊急ブレーキ(AEB)、ブラインドスポットインフォメーション(BSD)、リアクロストラフィックアラート(RCTA) /ブレーキ(RCTB)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)など多彩な機能が備わります。
価格は、前輪駆動モデルが398万2,000円(税込)、四輪駆動モデルが448万8,000円(税込)です。発売は前輪駆動モデルから正式発表同日より行われています。四輪駆動モデルは2026年になる見込みです。
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