キャデラック エスカレードの概要
1997年にフォードが発売した「リンカーン ナビゲーター」の成功を受けて、その高級SUV対抗車種として1999年に初代キャデラック エスカレードが発売されました。
日本においては、2代目より正規輸入という形はありませんでしたが、輸入及び販売が行われました。3代目からはGMジャパンが正規輸入を開始しました。
なお、ESVモデル、EXTモデル、ハイブリッドモデルは正規輸入されいません。2015年のフルモデルチェンジを経て、現行モデルは2017年6月より発売されています。
グレードは、プレミアムといくつかの専用装備を施したプラチナムの2種類となっています。発売当初より成功の象徴として米国をはじめ、日本においても人気を博しています。
キャデラック エスカレードの基本スペックについて
新型キャデラック エスカレードの基本スペックをまとめました。
♦駆動方式 セレクタブル4WD
♦エンジン ・V型8気筒 OHV・総排気量 6,153 cc・最高出力 313kW (426PS) / 5,600rpm・最大トルク 623N・m (63.5kg・m) / 4,100rpm・燃料タンク 98L・使用燃料 無鉛プレミアムガソリン推奨(無鉛レギュラーガソリン使用可)
♦燃費 5.26km/L
♦乗車定員 ・プレミアム…8名・プラチナム…7名
♦車両重量 2,670 kg
♦ボディサイズ ・全長 5,195mm・全幅 2,055mm・全高 1,910mm
♦室内サイズ ・室内長 2,630mm・室内幅 1,525mm・室内高 1,170mm
キャデラック エスカレードの燃費
新型キャデラック エスカレードの標準燃費は、約5.26km/Lで、実燃費は約3~9km/Lという声が多いようです。走行環境などにより大きく左右されるため、燃費の良い走りを意識してみるのも、運転の楽しみ方の一つになるのかもしれません。
キャデラック エスカレードのエクステリア
新型キャデラック エスカレードのエクステリアは、高い能力を主張するようなデザインされています。
『一目見ただけで、間違いなくキャデラック エスカレードと分かるはずです。パワフルで、存在感があり、さらに最新技術が最先端のスタイルを演出しています』とキャデラック エスカレードのエクステリアデザインディレクター、ボブ・ボニファス氏は説明します。
ヘッドライトやテールランプのLEDが縦型になっているのは、キャデラック初の試みであり、鋭い表情を創り出す斬新なデザインになっています。
新しいドアは、ルーフに回り込むタイプになり、ボディサイズにフィットするものが採用されました。これにより、遮音性を大きく高めるとともに、空気抵抗を減らすことにも貢献しています。
その他のエクステリアの特徴は以下の通りです。
LEDライティング付パワーリトラクタブル・アシストステップ標準装備(プレミアム)/照明付きドアハンドル(プレミアム)/ヒーター付き電動格納式ドアミラー標準装備/ハンズフリー式パワーテールゲート標準装備/格納式ワイパー内蔵リアスポイラー標準装備/キャップレス・フィラー/22インチのデュアル7スポーク・クロームアルミホイール
標準装備カラーは、標準のセーブルブラックと優勝ペイントのクリスタルホワイトトゥリコートの2種類です。どちらも高級感漂う上品なカラーリングです。
キャデラック エスカレードのインテリア
新型キャデラック エスカレードのインテリアは、ラグジュアリーでクラシックであり、通信機器を駆使する現代の方々向けの先進技術まで充実しています。
キャデラック エスカレードのインテリアデザイン・ディレクター、エリック・クラウ氏は『キャデラック エスカレードに乗れば極めて高いレベルの職人技を発見してもらえるでしょう。
特別な素材をふんだんに使い、入念に手仕上げしたステッチなどは、高級家具を作るのと同じ方法です。私たちは、美しいコントラストをテーマに、キャデラック エスカレードをデザインしました。
つまり、SUVらしい力強さとキャデラックならではの洗練度と最新技術の融合です』と述べています。深いシェイプのシートは、長時間の運転でも快適に過ごせるように設計されています。
その他の特徴としては、ファーストクラスを彷彿させるシートと、フラットに格納できる2~3列目シート(3列目はパワーフォールディング機能付き)という点があげられます。
キャデラック エスカレードの安全装備について
新型キャデラック エスカレードには以下の先進の安全装備が施されています。
・セーフティアラートドライバーシート(警告振動機能付)
・エマージェンシーブレーキシステム(フロントオートマチックブレーキ/オートマチックコリジョンプレパレーション)
・アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能)・オートマチックセーフティベルトタイトニング(フロント)
・フォワードコリジョンアラート(前方衝突事前警告機能)
・レーンチェンジアラート(車線変更警告機能)
・サイドブラインドゾーンアラート・リアクロストラフィックアラート(後退時安全確認警告機能)
・レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告機能)・インテリビーム(ハイビーム自動切替機能)
・デュアルステージフロントエアバッグ/フロントサイドエアバッグ
・フロントセンターエアバッグ・ヘッドカーテンエアバッグ/シートベルトプリテンショナー&ロードリミッター(シートベルトプリテンショナーはフロントシートのみ)
・ヘッドカーテンサイドエアバッグ(フロントシート/セカンドシート/サードシート左右)
・4輪ディスクブレーキ&4チャンネルABS
・スタビリトラック(車両安定性制御システム)
・HSA(ヒルスタートアシスト)
・タイヤ空気圧モニター
・後席左右チャイルドシートラッチングシステム(ISOFIX)
・フルカラーヘッドアップディスプレイ"
キャデラック エスカレードの新車価格は?
新型キャデラック エスカレードの新車価格をグレードごとに下記の価格となっています。
キャデラック エスカレードプレミアム:12,600,000円(税込)
キャデラック エスカレードプラチナム:13,600,000円(税込)
キャデラックエスカレード プラチナム
キャデラック エスカレードの中古車価格は?
キャデラック エスカレードの現行モデルの中古車価格は、800万~1300万円がおおよその相場となっているようです。
先代モデルや、年式の古いもの、走行距離の多いものであれば100万円を切る価格でも検討は可能です。とにかく費用を抑えたいという方は下記の中古車情報もチェックしてみてください。
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キャデラック エスカレードのユーザー評価と試乗評価
キャデラック エスカレードのユーザー評価と試乗評価です。
♦キャデラックエスカレードESV 2007年モデル6200ccAWD中古で購入半年 燃費は一般道4~5km 高速7~7.5位です。
1ナンバー登録で節税していますが、一番コストがかかるのは燃料代なので焼け石に水かも。埼玉県と大阪府の往復1回込みで半年でレギュラーの燃料代12万円使いました。燃料消費は多いですが、車重と排気量、馬力を考慮すれば燃費事態は悪くないかも。
排気量が大きいのでアイドリングが一番燃料食います。内装はこのモデルから完全にキャデラック専用になり、本国アメリカでの価格を考慮すれば出来は良いと思います。
装備はこれ必要か?と思える様な機能まで付いており、充実していると思います。レザーシートの質感も良く、シートクーラーは暑い夏にシートが涼しくなり快適です。ステアリングヒーターも付いており、寒い日にハンドルを温かくすることができます。
インテリビーム(40km/h以上で作動する自動ハイビーム/ロービーム切り替え)は暗い道に入るとハイビーム、街灯・前走車・対向車を検知してロービームへの切り替えを自動でしてくれるので楽チンです。
ESV(ロングボディー)なので、3列目シートの後ろに奥行き1m位の荷室があるので、荷物を積むのに便利です。また、私の車両はパワーリトラクタブルランニングボードがオプション装着されており、ドアを閉めるとサイドステップが格納され、スタイリッシュなのもお気に入りです。
試乗評価は?
でかい。とてつもなくでかい。これがクルマのスケールかと思うくらいにでかい。3サイズは全長5195mm×全幅2065mm×全高1910mmで、どれをとっても最大級のサイズだ。
乗り降りするのも大変だなと思ったら、ドアを開けるとサイドステップが迫(せ)り出してきて、乗降性は案外と悪くはなかった。ステップの迫り出し方は調整することも可能だ。
まとめ
成功の象徴とも言える高級SUVキャデラック エスカレード。
ラグジュアリーなエクステリア、インテリアは所有欲を満たすだけでなく、快適な走行にも不可欠です。高級車の贅沢なドライブを体感したい方は、是非試乗してみてはいかがでしょうか。