シボレー コルベット「ZR1」が1億円超で落札!
GMのシボレーブランドによれば、自動車オークション大手であるバレット・ジャクソンが米国で開催したオークションにて、新型シボレー『コルベットZR1』の量産第一号車が92万5000ドル(約1億0245万円)で落札された、と発表しました。
シボレーはアリゾナ州で開催されたバレット・ジャクソンのオークションに、チャリティ目的で出品。
この価格は、新車価格のおよそ10倍の値になるとのことです。
■シボレー コルベット「ZR1」は歴代最強
「ZR1」はコルベットの先代モデルに用意されていた高性能グレードのことです。
現行コルベットには「Z06」と呼ばれる高性能モデルが設定されていますが、新型ZR1はZ06を上回るパフォーマンスが追求されています。
「LT5」型6.2リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンは、Z06の「LT4」スーパーチャージャーに対して、52%大容量化。これにより、最大出力755hp、最大トルク98.8kgmを引き出します。このパワーは歴代コルベットで最強であり、シボレー車としても最強とのこと。
トランスミッションは7速MTと、ZR1としては初のATとして、パドルシフト付き8速ATを設定。新型コルベットZR1の最高速は、338km/hに到達するというから驚きですね。
【改めて知りたい】シボレー コルベットはアメリカを代表する2シーター!
■シボレー コルベットとは?
シボレー コルベット Z51スペックB(2016モデル)
GMが、1950年代に発売したシボレーブランドの2シータースポーツ、『コルベット』はアメリカを代表するスポーツカーです。
コルベットは、基本性能の優秀さから初代C1型コルベットの時代から様々なレーシング仕様が製作され、数多い功績を挙げた名車です。
ワークスでのレース活動を休止していた時期もありましたが、その間を埋めるようにプライベーターによる参戦も盛んに行われていました。
今現在、ヨーロッパではシボレーのブランド名が落とされて、単に「コルベット」として販売されていますが、シボレーブランドのフラグシップモデルであることには変わりありません。
■シボレー コルベット スペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,510×1,880×1,230mm(ホイールベース:2,710mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 2名 | |
車両重量 | 1,570kg | |
エンジン種類 | V型8気筒OHV | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 343kW (466PS) /6,000rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 630N·m (64.2kgf·m) /4,600rpm | |
タンク容量 | 70L | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 7速マニュアル |
■シボレー コルベット グレード別新車価格
■シボレー コルベット Z51 クーペ
7速MT 9,940,000円
8速AT 10,110,000円
■シボレー コルベット グランスポーツ クーペ
7速MT 12,098,700円
8速AT 12,268,800円
■シボレー コルベット グランスポーツ コンバーチブル
8速AT 12,873,600円
■シボレー コルベット Z06 クーペ
7速MT 14,679,900円
8速AT 14,850,000円
■シボレー コルベット Z06 コンバーチブル
8速AT 15,454,800円
コルベットはスーパーカーと呼ばれるだけあり、ほとんどが1000万円超の価格設定となっていますが、性能を見ると仕方ないことかもしれません。
■シボレー コルベット 試乗記
シボレー コルベット Z51スペックB(2016年モデル)
今回試乗したモデルは「Z51スペックB」と呼ばれる限定車でわずか7台しか輸入されていないモデル。カーボン製のルーフなどが採用されるハイパフォーマンスなコルベットだ。
てコルベットといえばアメリカンスポーツカーということで、多くの人に認識されている。そして、アメリカンスポーツカー・イコール直線番長という印象を持っている方も多いだろう。しかし、コルベットについてはその先入観をなくしてほしい。
ハンドリングはシャープで、きっちりと路面をホールディングしていくタイプのものだ。サスペションがしっかりと動いて路面を追従する。ヨーロッパのスポーツカーに比べても遜色のない、コーナーに対してクルマの動きがビシッと決まるものでワインディングを走っての楽しさは十分に感じることができる。
価格は1069万円。絶対値としては高価なクルマだが、ヨーロッパのスポーツカーと比べたら存在感なども含めて買い得感(という表現が適切かどうか疑問も残るが)はある。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★
■シボレー新型コルベットには、ハイブリッドモデルが!?
第8世代のシボレー、コルベット。「C8」の最新スパイショットを入手しました。これを見るに、ミッドシップエンジンを確定付けるショートノーズ、独立し延長されたリアが確認できます。
新型には、「LT2」「LT6」「LT7」と呼ばれるコードネームが付けられた3種のパワートレインが存在。その内容は2種のガソリンと、新たに加えられるハイブリッドモデルとのことです。
ガソリンエンジンのエントリーモデルには、最高出力500psほどのV型6気筒エンジン、トップモデルは7速デュアルクラッチミッションと組み合わされる、新開発の6.2リットルV型8気筒エンジンで、最高出力は700psと予想されている。
また最新のスクープ情報によると、クーペモデルには「タルガ」「フルガラス」の異なるルーフオプションが用意されるという。2019年1月にケンタッキー州ボウリンググリーンで生産が開始されるが、現行の「C7」は2021年まで継続して販売されるという。
最後に
今回は、アメリカを代表するブランド、シボレーのコルベットについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
アメリカ車と聞くと、ダイナミックで大きい車、というイメージの方も多いかもしれませんが、コルベットを見ると、スポーティーでカッコイイイ車もあるんだ…!なんて思った方もいるのではないでしょうか。
新型コルベットにも期待が高まりますね。