チャイルドシートで大泣き、嫌がる、原因や対処法は?
6歳未満の子どもは着用が義務付けられているチャイルドシートですが、お子さんによってはチャイルドシートに乗せた途端に大泣き、体をのけぞらせて嫌がり、チャイルドシートになかなか座りたがらないお子さんもいます。
本記事ではチャイルドシートで大泣きしてしまうお子さんに共通する原因と対処法をご紹介します。
なお、一般的に「チャイルドシート」と呼ばれる0〜6歳未満の子ども用シートですが、対象年齢によってベビー、チャイルド、ジュニアシートに分かれています。本記事では総称してチャイルドシートとして記載致します。詳細はこちらの記事をご覧ください。
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チャイルドシートで大泣き・嫌がる原因は?
チャイルドシートに乗ると大泣きしてぐずってしまうお子さんがまだ小さい場合は、チャイルドシートに座ってくれない理由はどうしてもわからないものです。お子さんがチャイルドシートを嫌がる理由を大きく3つに分けました。
チャイルドシートに乗るのが不安
チャイルドシートに乗るのが「不安」なケースです。
例えば、
・チャイルドシートに慣れていない
・抱っこしてもらえなくなる
・母親の姿が見えない
といったことが原因で不安になっていることが考えられます。
チャイルドシートに乗るのが不快
チャイルドシートに乗るのが「不快」なケースです。
例えば、
・チャイルドシートが正しく固定されておらず窮屈
・チャイルドシートが体にフィットしていない
といったことが原因で「不快」になっていることが考えられます。
チャイルドシートに乗るのが退屈
チャイルドシートに乗るのが退屈なケースです。
例えば、
・外の景色が見えない、遊ぶものがない
といったことが原因で「退屈」になっていることが考えられます。
チャイルドシートで大泣き!有効な対策は?
■チャイルドシートに乗るのが不安な子への対策
1. チャイルドシートに慣れていない
チャイルドシートに乗る機会が少ないお子さんは、チャイルドシートに慣れていないことから泣いたり嫌がったりすることがあります。そうしたお子さんには安全のためにも、チャイルドシートに慣れてもらう必要があります。
1. (解決方法)普段の生活でチャイルドシートに慣れてもらう
解決策として、チャイルドシートを普段の生活からイスとして利用することで、チャイルドシートに慣れてもらうのがおすすめです。
事前に心の準備をしてもらうことで、チャイルドシートに座ってくれないといったことを減らすことができます。
また、「◯◯くん(ちゃん)のクルマ用の椅子は?」とお子さんの名前と一緒にチャイルドシートを結びつけることで所有欲と愛着を持ってもらい、チャイルドシートに座るのが楽しくなるように促しましょう。
2. 抱っこしてもらいたい
抱っこが好きな子の中には「チャイルドシートに乗せられると、抱っこしてもらえない」という思いからチャイルドシートを嫌がる子もいます。
2. (解決方法) 手を握る、声をかける
こうした場合には、「チャイルドシートに座っていても同じ車内にいることと理解してもらうこと」「チャイルドシートに座らないと出発ができない」と理解してもらうことが大事です。
具体的な解決方法としては、
・手を握って隣にいることを認識してもらう
・声をかけて車内にいることを認識してもらう
といった方法から、
・チャイルドシートに座らない場合は、車を発進させない
といった方法もあります。
3. ママの姿が見えなくて不安
新生児や乳児期では身近にいるパパやママが最も信頼できる大人のため、姿が見えなくなって不安になり泣いてしまうことがあります。特に、生後7ヶ月頃から始まると言われる、「後追い」が始まる時期はママが少しでも視界からいなくなると泣きやまないこともあります。
3. (解決方法)ベビーミラーを設置して顔が見えるようにする
こうした場合には。「車の中には必ずパパかママが乗っている」と理解してもらうことが必要です。
また、運転席から赤ちゃんが見えるようにベビーミラーを設置すると、赤ちゃんからも運転席が見えるようになります。
■チャイルドシートに乗るのが不快な子への対策
1. チャイルドシートの装着方法が間違っている
チャイルドシートの装着方法が正しくない場合、お子さんにとって不快感がありチャイルドシートに座ってくれない場合があります。
1. (解決方法)各メーカーの公式YouTubeチャンネルや取扱説明書を参考に正しく装着する
チャイルドシートの正しい装着方法は機種によって異なるため、正しく装着することで不快感を取り除くことがきます。正しい装着方法はお使いのチャイルドシートによって異なるため、必ず取扱説明書や付属DVDをご覧ください。
また、下記のメーカーでは公式YouTubeチャンネルにて正しい装着法を公開しています。
2. チャイルドシートが体のサイズに合っていないため不快
チャイルドシートが体のサイズに合っていない場合、体に密着するように設計されているチャイルドシートが余計にお子さんを窮屈に感じさせているかもしれません。
2. (解決方法)体に合ったチャイルドシートを購入する
チャイルドシートは体重や身長によって合ったサイズを購入することが、お子さんの命を守るためにも非常に重要です。詳しくは下記の記事をご覧ください。
2.(番外編)お子さんにチャイルドシートを選んでもらう
また、0歳~1歳のお子様は難しいですが、言葉の理解が出来る年齢であればチャイルドシートを検討する際にお子さん自身に選ばせるといった方法も効果がありそうです。
例えば、「Tシャツの首にあるタグがチクチクする」と嫌がるお子さんがいるように、チャイルドシートの表面の素材やベルト部分の素材などもお子さんによって感じ方はそれぞれです。
お子さんが選んだチャイルドシートであれば、納得して乗ってもらえそうです。
■チャイルドシートに乗るのが退屈な子への対策
1. チャイルドシートに乗るのが退屈
電車やバスなど窓から見える世界に興味津津のお子さんには、チャイルドシートのようにベルトで固定されて外が見えないと退屈に感じているかもしれません。
1. (解決方法)ベビーミラーやおもちゃを設置する
退屈してしまうお子さんにはベビーミラーやおもちゃを設置するのがおすすめです。
お子さん自身の顔が映るタイプのベビーミラーです。鏡は樹脂製で、割れにくい素材を使用しており万が一のときにもお子様への影響を最小限に抑えることができます。
チャイルドシートに取り付けるタイプのおもちゃです。おもちゃは布製で洗濯が可能です。またベビーカーにも取り付けることができるため、車内やお家の中、お出かけ時にも使用することができます。
車の運転に興味があるお子さんにおすすめなのが、車のハンドルの形をしたおもちゃです。ミッキーの声で英語の音声や音楽が流れます。
お子さんが舐めたり噛んだりしても大丈夫な布の絵本もおすすめです。フックでひっかけるタイプのため、取外しも簡単です。
まとめ
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がって大泣き、なかなか座ってくれない場合の対策を考えられる理由別にご紹介しました。
ご紹介した方法でも、なかなかチャイルドシートに座ってくれない場合でも、車に乗る際は、お子さんの安全のために必ず装着してくださいね。