星の数ほどある「カーコーティング剤」…どれがいいの?!
《画像提供:Response 》洗車
カーコーティング剤には2種類あります。「ポリマー系」と「ガラス系」です。
「ポリマー系」は1980年代に登場したコーティング剤で、シリコーンやフッ素が含まれています。それに対して「ガラス系」はガラス原料を使用して作られたものです。こちらは今あるものの中で、最新の技術になります。その分、施工の際の費用は高額になりがちです。
これらのコーティング剤を車に塗ると、自然な艶が出てきて美しくなります。またそれ以外にも、雨や日差しから車体を守ってくれます。車に耐水性と対光性をもたらしてくれるのです。
■カーコーティング剤のメリット・デメリットは?
カーコーティング剤のメリット
カーコーティング剤のメリットは、長期間に渡って美しい艶をキープできる点でしょう。塗るのに手間はかかりますが、車の耐水性や対光性を上げてくれます。またカーコーティングをすると、細かい傷が付きにくいともいわれています。
カーコーティング剤のデメリット
反対にデメリットには何が挙げられるでしょうか。ひとつ挙げるとすれば、コーティングの難しさでしょう。一般的なワックスよりもムラができやすく、重ね塗りも至難の業です。それゆえ、カーコーティングの専門業者も存在しています。自分でできない場合は、余分に費用がかかってしまうことでしょう。
【信頼のワコーズ】人気コーティング剤「バリアスコート」とは
《画像提供:Response 》WAKO'S製品
ワコーズバリアスコートは、「潤滑油の総合コンサルタント」をスローガンとして掲げる、ワコーズ社が開発したコーティング剤です。このコーティング剤の最大の特徴は「Wハイブリッドポリマー」です。「Wハイブリッドポリマー」という名称は、高密度ガラス系ポリマーとオリジナルポリマーレジンという、2種類のポリマーを組み合わせたことに由来します。
同社のバリアスコートは、車のほとんどの部品に対して使用することができます。塗装面や、それ以外の樹脂、金属にまで有効です。非常に使用範囲の広いコーティング剤であるといえるでしょう。
バリアスコートのメリット・デメリットを口コミでチェック!

続いて、ワコーズバリアスコートの評判を見ていきましょう。
■バリアスコートのメリット:艶がすごい!繰り返し施工でより美しく
ワコーズバリアスコートは、Wハイブリッドポリマーと高密度レジンの合わせ技による艶が特徴。その性質ゆえ、車体に太陽の光が当たった際に現れる円形のような磨き傷が、あたかも消えたように見えるのです。中古車を購入した人にとっては夢のような話となっています。
ワコーズバリアスコートは性能が良すぎるため、飛ぶように売れているとのことです。車用品の量販店ではなかなか入手できない状態になっています。お値段もおよそ3000円程度と、とても安いです。このお値段でガラスコーティングをしたときのような結果を得られるのですから、品薄になるのは当然だといえるでしょう。
実際にワコーズバリアスコートを使用した方によると、最初にスプレーをしたときには別段変化を感じないそうです。しかし時間が経つにつれ、ほこりや塵が積もりにくくなってくることを実感するそうです。
またスプレーを何回か使用する度に、光沢が出てくるという話もあります。通常、ガラスコーティングを車体に施す際は、約3万円の費用と約1週間ほどの時間がかかります。そのことを考えると、このお値段でここまで効果があるのは非常に価値のあることなのです。
実際にバリアスコートを愛用しているユーザーさんの声を調べてみましょう
スゴイ水弾きですね。これだけ水を弾くと、施工後の洗車は水洗いだけでもかなりキレイになると思います。バリアスコートは、公式サイトでコーティングの持続力は最長6ヶ月としているので、効果が長持ちします。
バリアスコートはバイクにも使えます。金属製のタンクだけでなく、樹脂製バーツや灯類のレンズ、樹脂製のスクリーン、ヘルメットの塗装面にも使えるので、バイク一台をマルっと施工できますね。
ポルシェがキレイに仕上がっていますね!バリアスコートを施工する際のコツは、スプレー缶の中で薬剤が二層に分かれているため、施工前にスプレー缶を「よく振る」ことです。
■バリアスコートのデメリット:やや上級者向け、施工にコツも
ワコーズバリアスコートのデメリットは「全ての人におすすめはできない」という点です。そもそもワコーズ自体が、プロ向けのブランドです。つまり、一般ユーザー向けではありません。施工をする際にも、きちんとそれができる人でないと、逆にムラなどができてしまうといった話もあります。
簡単に施工ができるのは確かなのですが、それはある程度知識や技術のある人に向けての話です。ですので、「今まで車のコーティング自体になじみがない」という人よりも「これまで別のワックスを使ってきたけど、それより良いものがあるなら試してみようかな」という人に対してピッタリな商品なのです。
実際にユーザーさんの声を調べてみると、施工が難しいという声もありました。
バリアスコートはムラが出て施工が難しい!と3人のユーザーさんがおっしゃっています。バリアスコートを施工する際は、ボディが熱を持っていると色ムラが発生しやすいので、炎天下で作業するのは避けた方がいいでしょう。
■ユーザーの声を総括すると・・・
バリアスコートを実際に使ってみた人の声を調べたところ、ボディの水弾きや、つやに満足されているユーザーさんが多いみたいですね。バリアスコートはスプレー式で、ボディに吹き付けて拭き取るだけで施工できるので作業も楽ですね!
一方、スプレー式故に、ムラができるという声も数多く投稿されていました。ボディにスプレーをする際に、どうしてもバリアスコートの液が濃ゆい場所と薄い場所ができてしまいますので、それをクロスでうまく伸ばさないといけないようです。公式サイトでは、拭きムラが発生した時にはクロスに少し水を含ませて吹き上げるように、と書いてありますので試してみるのもいいでしょう。
結論としてはボディの水弾きや、つやには満足されているユーザーさんが多いものの、ムラなく施工するのは難しいというところでしょうか。
バリアスコートの使い方はシンプル!洗車後2ステップのみ

ワコーズのバリアスコートは、使い勝手が良いということで知られています。
車を水洗いしたあとにスプレーを吹きかけ、あとは拭き取るだけです。たったこれだけの作業ですが、ワコーズバリアスコートには確かな洗浄力があるため、十分に汚れが落ちます。
スプレーの中には、主成分のポリマーに加え、特殊ハイドロカーボンや界面活性剤までもが含まれているからです。
■バリアスコートを使うと、どのような効果があるのか?
ワコーズバリアスコートを使用すると、約6ヶ月間、車に美しい艶がもたらされます。これは高密度のガラス系ポリマーとオリジナルポリマーレジンを組み合わせたハイブリッドコーティングの力によるものです。
また普段のお手入れは水洗いだけで十分です。1回当たりの使用量も少なく、非常に経済的なものとなっています。施工も簡単で、輝きも良い、それがワコーズバリアスコートなのです。
ココに注意で仕上がり向上!バリアスコート施工時の注意点
ワコーズバリアスコートを使用する際の注意点を列挙していきます。
■揮発性が高いので、気温や表面温度に注意
ワコーズバリアスコートを使用する際は、揮発性に注意しましょう。というのも、ワコーズバリアスコートは揮発性がとても高いので、スプレーをした箇所がすぐにわからなくなってしまうのです。完成度が高いゆえの難点であるといえます。
■下処理にこだわって極艶を実現
下処理に関しては、通常の洗車と同じく、シャンプーや水洗いで大丈夫です。砂汚れなどのおおまかなものを除去しておきましょう。洗車の際のポイントは、スポンジを優しく撫でるように使うことです。
洗車する場所とタイミングですが、できれば日陰で夕方にするほうがいいでしょう。日向だと、水滴が虫眼鏡の役割を果たしてしまい、ウォータースポットや水ジミを作ってしまうかもしれないからです。同様の理由で昼間よりも夕方のほうが好ましいです。「昼間でも屋根があるところだったらいいのでは?」と思うかもしれませんが、昼間の室内は高温になりがちなので、これもウォータースポットや水ジミが発生する原因になってしまいます。
また、ケミカル洗車でスケールを無くしておくことも重要です。酸性ケミカルREBOOTを使ってスケールを消していきます。スケールを無くすことで、直接的にワコーズバリアスコートを車体に塗りつけることができます。それでも綺麗にならないときは、PM-LIGHTを使用すると、コーティングがしやすくなるでしょう。シリコンオフは塗装を溶かしてしまう恐れがあるので厳禁です。使用してはいけません。
■ムラにならないよう、焦らず少量ずつ施工!
ワコーズバリアスコートに付属しているクロスを使って塗っていく場合、クロスに吹きかけるスプレーの量は少なくしましょう。ワコーズバリアスコートは少量でもかなり伸びるからです。大量に塗り込んでしまうと、ムラの原因になります。適量を塗り込むことで、拭き取りもしやすくなります。
■拭き取りのタイミングと注意点
1~2パネル毎に拭き取りをしてあげると美しく仕上がります。その際、2種類のクロスを用意しておきましょう。粗拭き用と仕上げ用です。まず粗拭き用のクロスで液剤をほとんど拭き取ります。その後、仕上げ用のクロスで拭きます。
こうすることによってムラが発生する確率をかなり抑えることができるのです。もしムラが出てきてしまった場合は、水拭きしてあげると良いでしょう。これらの行程を意識するだけで、コーティングのクオリティーは格段に変わります。
■車が劣化している場合は塗装にも注意
ワコーズバリアスコートには溶剤が含まれています。使用する量を間違えたり、劣化車に塗ってしまうと、塗装が多少なりとも溶けてしまうことがあります。注意しましょう。
■ガラスには使用しない!飛び散りに注意
ワコーズバリアスコートは、フロントガラスなどのガラス面に対しても使用できるのでしょうか? メーカーの説明書によると、使用できないと記載されています。それではもしガラス面にワコーズバリアスコートを施工した場合どうなるのか、今から見ていきましょう。
ガラスにバリアスコートを使ったらどうなるのか?
フロントガラスに使ってみると、意外にも艶が出て綺麗になります。当初は雨が降った日にもしっかりと水滴をはじいてくれるので、特に問題は見当たりません。しかし時間がたち、また別の日に雨が降った際、フロントガラスに油膜のようなものが現れます。
バンパーで拭いてもいっこうに落ちません。視界も不良となり、事故を起こす可能性が高くなってしまいます。非常に危険ですので、ガラス面には専用のコーティング剤を使用したほうがいいでしょう。
気温や表面温度 | 揮発性がとても高く、スプレーをした箇所がわからなくなってしまうので、素早く施工する。 | |
---|---|---|
量 | ムラにならないよう、少量ずつ施工する。 | |
拭き取り | 2種類のクロスを用意し、1〜2パネル毎に拭き取る。 | |
車の劣化具合 | 塗装が溶ける場合があるので注意。 | |
ガラス | ワコーズバリアスコートはガラスに使用できないので飛び散りなどにも注意。 |
バリアスコートはどこで買えばいい?
バリアスコートは、全国のカー用品店で幅広く取り扱いがあり、ネットショッピング等でも数多く販売しているので、全国どこでも簡単に入手できます。
バリアスコートは現在、専用のマイクロファイバークロスとのセットで販売しています。バリアスコートを施工する際はスプレーで車に吹きかけるため、吹き上げ用のクロスは必須!最初からセットになっているのはうれしいですね!
バリアスコートとスーパータイヤコートのセットです。ボディをピカピカにするバリアスコートと、タイヤをピカピカにするスーパータイヤコートがセットになると、車を全体ピカピカにできます。
ボディをピカピカにするバリアスコートに、さらに光沢を与えるシェイクワックスのセット。バリアスコートとシェイクワックスを同時に施工すると、ボディはピカピカのツルツルになります。更なる光沢を求めるこだわり派の方にはおすすめです。
まとめ
《画像提供:Response 》《写真撮影 益田和久》GT500クラス3位 #14 WAKO'S 4CR GR Supra
ワコーズバリアスコートは使いやすさ、効果、価格の面で高い完成度を誇っています。他の競合品と比べて、群を抜いているのも納得できます。注意するべきところには気を付けて、安全にコーティングを楽しみましょう。
よくある質問
■バリアスコートってなに?どこで売ってるの?
ワコーズ バリアスコートは、洗車後にスプレーして拭きあげるだけのお手軽なカーコーティング剤のひとつで、拭きあげの簡単さと仕上がりの艶、コーティングの耐久性に定評のある人気商品です。カー用品店やバイク用品店で売られていることが多いようです。
■バリアスコートの施工、簡単?
ワコーズ バリアスコートは、洗車後のボディに適量をスプレーして、そのまま拭きあげるだけの簡単施工。水が残っていても施工できる上、固形ワックスのように乾燥を待つ必要はないので作業がスピーディですし、ノビがいいので少量スプレーするだけで広範囲のコーティングができます。
■ワコーズってどんな会社なの?
ワコーズ(WAKO’S)は株式会社和光ケミカルのブランド名。和光ケミカルは、1972年創業という歴史の深いメーカーで、各種オイルなどを中心とした自動車関連のケミカル製品を多数取り扱っています。青いパッケージが印象的なワコーズの商品は、どれもちょっとお高めながら高品質なものばかりで、こだわり派のドライバーやショップからの信頼も厚いようです。