「チャイルドシート安全性能評価試験」って?
チャイルドシート安全性能評価試験とは、独立行政法人である自動車事故対策機構が2001年から始めたチャイルドシートの安全性を評価する試験です。
このチャイルドシート安全性能評価は、
・チャイルドシートの取り付けやすさを示した「使用性評価試験」
・チャイルドシートが速度変化55kmで衝突した場合の衝撃を検査した「前面衝突試験」
の2つで構成されます。
安全性能評価の結果はもっとも優れた成績を残した順に、
・優>良>普>推奨せず
で評価されます。
チャイルドシート安全性能評価の結果は、毎年5月末頃に独立行政法人自動車事故対策機構のホームページでパンフレット形式、エクセル形式が公開され誰でも見ることができます。
安全性が証明されたチャイルドシート・ベビーシート4選
本記事では2017年度(2017年4月~2018年3月まで)の評価試験で新しく加わったチャイルドシートの中から、前面衝突試験でもっとも優れた評価である「優」を獲得したチャイルドシートを対象年齢(乳児用・幼児用)ごとにご紹介します。
■【乳児用】前面衝突試験で「優」を獲得したチャイルドシート
まずは、乳児専用のモデルであるチャイルドシートをご紹介します。
《ベルト固定式》Joie(ジョイー) Juva(ジュバ)
まずはじめにご紹介するのは、イギリスのベビー用品ブランドJoie(以下ジョイー)社のJuva(ジュバ)という乳児専用のベルト固定式チャイルドシートです。
前面衝突試験は「優」評価、使用性評価試験では14点のモデルです。
チャイルドシートだけでなく、背面・対面ベビーカーにもなるモデルです。
国内では株式会社カトージが販売を行っています。
《ジョイー ジュバの特徴》
■0〜1歳まで使える
■ベビーシート/ローチェア/ロッキングチェア/キャリーの1台4役が可能
■欧州基準の工場で製造&テストを行っている
《ベルト固定式》マムズキャリー ブライトⅡ
次にご紹介するのは、マムズキャリーのブライトⅡという乳児専用のベルト固定式チャイルドシートです。
前面衝突試験は「優」評価、使用性評価試験では15点のモデルです。
カラーバリエーションはブラックの1色展開で、株式会社シーエー三商が企画・販売を行っています。指定店舗で販売されており、西松屋チェーンで販売されています。
《マムズキャリーブライトⅡの特徴》
■0〜1歳まで使える
■価格が非常に安い
■バウンサーとしても使用可能
■【乳児・幼児兼用】前面衝突試験で「優」を獲得したチャイルドシート
下記には乳児・幼児兼用のチャイルドシートをご紹介します。
《ISOFIX固定式》Aprica フラウディアグロウISOFIX
Apricia(以下アプリカ)のフラディアグロウISOFIXは乳児・幼児兼用のISOFIX固定式チャイルドシートです。
前面衝突試験は乳児用の後向き取り付けで「優」評価、使用性評価試験では23点のモデルです。
カラーバリエーションはグリーンとブラウンの2色展開です。
《Aprica フラディアグロウの特徴》
■0歳〜4歳まで使える
■紫外線をガードするカバーつき
■360度回転や、リクライニングがワンタッチで可能
《ベルト固定式》Joie バリアント
Joie(以下ジョイー)社のバリアント社は乳児・幼児兼用のベルト固定式チャイルドシートです。
前面衝突試験は乳児用の後向き取り付けで「優」評価、使用性評価試験では乳児用設置モードで18点、幼児用設置モードで17点のモデルです。
カラーバリエーションはグレイボーダーとブルーボーダーの2色展開です。(レッドボーダーは廃盤となりました。)
《Joie バリアントの特徴》
■0歳〜7歳まで使える
■欧州基準の工場で製造&テストを行っている
■成長に合わせて5段階のベルト調節が可能
まとめ
いかがでしたか?本記事では2017年度に新しく加わったチャイルドシートの中でも前面衝突試験で「優」の評価を受けたチャイルドシートをご紹介しました。これまでに「優」評価を受けたチャイルドシートについては下記の記事をご覧ください。