レクサスLS 快適性能・車内空間
■トヨタ レクサスLSの概要・特徴
2015年にマイナーチェンジをしたレクサスLSは、ナビゲーションシステムが強化しました。新たに携帯電話などで使われるモバイルインターネットモジュールの「LTE」が搭載したことで、インターネットへのアクセスがどこでも可能です。WEB検索はもちろん、G-Linkのネットワークを使って、ナビ機能の新しい道路データを最短で7日でダウンロードできます。
また、「レクサスオーナーズデスク」を使えば、音声通話にてオペレーターと会話をしながらナビ設定が行えます。VICSワイドに対応したことで、気象や災害情報なども確認できます。
■トヨタ レクサスLSのデザイン・ボディーカラー
デザインフィロソフィーとは、デザイン哲学を意味する言葉で、レクサスLSのデザインフィロソフィーは、L-finesse（エル・フィネス）で、そのデザイン哲学は「精妙の美」です。カラーバリエーションとして、2015年モデルからソニッククォーツを追加しており、上品あるホワイトボディに仕上がっています。これで全11色のボディカラーになりました。
美しいボディをキープするセルフリストアリングコートは、洗車や走行中に付いてしまった小さな傷を自己修復する機能です。分子レベルで結合しやすい特性を持っているので、新車時の光沢とカラーを保持します。
■トヨタ レクサスLSのインテリア
レクサスLSの車内インテリアは、6色から選択できます。外装のカラーリングに合わせたコーディネートで個性あるレクサスを選択できます。
センターコンソールに設置した木目調のコントロールパネルは、運転席からスイッチひとつで後部座席の電動サンシェードの開閉や助手席のフルフロントスライド＆リターン操作が行えます。
便利機能の1つですが、内装のインテリアに合わせたコントロールパネルに注目です。夜になると、光とサウンドで演出するアドバンスドイルミネーションシステムで幻想的な世界を作り出します。車両に乗り込んで、イグニッションをオンにするとインストルメントパネルの光がドアに向かって流れるアニメーションで、今から始まるドライブの楽しさ演出します。
■トヨタ レクサスLSの静粛性・シート
前席のシートは、ペルビックサポートを内蔵したシートです。骨盤の支持力を高め、クッションの厚みによってソフトな座り心地を表現しました。自然で安定した姿勢は、疲れにくく、快適なドライビングをサポートします。
高級車だからこその極上の座り心地を求める方にはコンフォートライド仕様もあり、専用のサスペンションと専用タイヤにより、路面の凹凸でも滑らかな乗り心地を作り出します。
また、後部左席には一部のバージョンに標準装備しているリヤシートリラクゼーションシステムがあります。これは、シートにマッサージ機のようなエア圧やバイブレーダーが搭載しており、大事な方をリラックスさせる機能です。
レクサスLS 燃費・走行性能
■トヨタ レクサスLSのハイブリッド
ハイブリッド専用エンジンとして、5.0L V8エンジンと高出力モーターが搭載しています。動力性能はもちろん、燃費性能、静粛性などに貢献しており、ダイナミックな加速が魅力的です。原則や制動時には、バッテリーへの充電を行っているので、環境への配慮も忘れていません。
レクサスLSで忘れてはいけないのは、ハイブリッド専用トランスミッションではないでしょうか。人が心地よいと感じる加速力を生み出すこの装置は、追求した理想的な加速度曲線を構築しました。マニュアルドライビングの楽しみを味わいたい方には、シフトレバーをSポジションに切り替えることで、8段階の走行レンジが選択できます。
■トヨタ レクサスLSの走行性能
レスサスLSのエンジンは、エンジニアと走りのエキスパートが作り出した走りを実現しました。搭する4.6L V8エンジンは、アクセスを踏み込むと、滑らかさと静粛性を実感でき、最高峰にふさわしいエンジンだと納得します。走りは8速オートマチックトランスミッションにより、エンジンパワーが途切れることなく、加速します。
DRAMSは、駆動力を制御するシステムで、ドライバーが求める走りを駆動力に伝えます。コーナーリングや山間路を走行してもドライバーが思い描く意のままの走りを作り出します。
走行性能に重要なのは、エンジンだけではありません。採用している高剛性ボディは、フラットな走りを実現するために、溶接面から見直ししています。従来のスポット溶接よりも細かいピッチを使った溶接で高い操縦安定性の確保とフラットな乗り心地に貢献しました。また、高剛性ボディで作られるエアロダイナミックボディは、空力性能を向上しています。
車両を包み込むような空力を作り出し、ドライビングの安定性に貢献。空気を滑らかに受け流すデザインにより、風切り音も低減しています。
■トヨタ レクサスLSの走行モード
4つのドライブモードは、センターコンソールに搭載しており、ダイヤル方式なので、自由でスムーズなドライブモードの切り替えができます。
NORMALモードは走りと燃費のバランスが良いモードで、さまざまな場面で対応します。COMFORTモードは、ゆったりと走行ができるモードで、ECOモードは、燃費優先の制御で走行します。車のパフォーマンスを十分に発揮させる場合は、SPORT S/SPORT S+モードで、鋭い加速とスポーティなハンドリングでこの車両が持つ本来の走りを楽しむことができます。
■トヨタ レクサスLSの低燃費
レクサスLSは、単なる高級車ではありません。環境のことを考えたエコロジーな高級車です。低燃費にも繋がりますが、CO2削減を徹底しており、ハイブリッドシステムを向上させたことで、低燃費化とともにCO2排出量を大幅に削減しました。
この取り組みは、環境対応車の普及促進税の適合車に選ばれるほどです。そして、オーナメントパネルやステアリングにはバンブーを使用しており、環境に配慮しつつ、モダンなインテリアを演出する美しさも表現しています。
レクサスLS 装備・安全性
■トヨタ レクサスLSの衝突安全性能
アドバンスドプリクラッシュセーフティシステムは、レクサスLSが誇るトップレベルの安全機能です。衝突回避支援型プリクラッシュとして、セーフティシステムが搭載しており、ミリ波レーダー方式とステレオカメラフージョン方式を使っています。これは、車両の前方に障害物が出てきた場合、ミリ波レーダーとステレオカメラが障害物を認識し、警報を発して自動ブレーキが発動します。
ドライバーが正面を向いていない、目を閉じていることを判断するのがドライバーモニターです。ステアリングコラムにカメラが搭載しており、自動車がドライバーを監視しています。よそ見をしていたり、寝そうになっていた場合には警報ブザーで警告します。さらに正面に障害物がある場合には警報ブレーキを作動させ、危険を回避させます。
■トヨタ レクサスLSの予防安全性能
レクサスLSの予防安全性能は、事前に事故を予防してくれます。レーンキーピングアシストは、車両が白線や黄線を測定するもので、走行中に白線や黄線から離れてしまうと、警報が作動し、ステアリングの操作をアシストします。これはウインカーを出さずにステアリングを切ってしまい、白線や黄線から離れてしまう時などに作動するので、居眠り運転で蛇行運転をしてしまった時の事故を防いでくれます。
VDIMは、「走る、曲がる、止まる」の3つを統合制御する装置です。理想的なドライビングにも作動しますが、危険な状況を予防する効果もあります。
そして、夜間のドライブで注目するのが、インテリジェントAFSです。夜間のカーブ先は従来のヘッドランプで照射することができませんが、インテリジェントAFSでは、ヘッドランプを自動的にカーブ先に照射するので、歩行者などの危険を回避することができます。
■トヨタ レクサスLSの先進機能
ブラインドスポットモニターは、先進的な安全性能です。車両の後ろは、ドアミラーで確認しにくい死角があります。相手のドライバーが後ろからウインカー操作をして、出てきた時に、危険を知らせる機能がブラインドスポットモニターです。
ドアミラー内のインジケーターが感知すると点灯するので、ドライバーに注意します。DSSSも先進機能の1つで、町中で行っているインフラ設備をディスプレイにてドライバーに教えてくれます。道路工事だと車線が狭くなっていて歩行者や自動車との接触事故の可能性もありますので、事前にインフラ設備の情報を知っていれば、リスクは減らせるはずです。
■トヨタ レクサスLSの搭乗者を守る性能
万が一、事故に遭遇した場合に搭乗者をどのように守るのか見ていきましょう。前方や車両側面から衝撃が襲ってきた場合、SRSエアバッグが発動します。最大11個のエアバッグが乗る人を包み込むように守る作りなので、前方からだけではなく、サイドからもエアバッグが展開します。そして後方からの衝突ですが、シートベルトで体を固定しているので、首だけが衝撃を受けるむち打ち傷害になる場合があります。このような状況から身を守ってくれるのが、アクティブヘッドレストです。運転席と助手席に搭載したこの機能は、後ろから衝撃を受けた場合、シートのヘッドレストが前方に飛び出し、搭乗者のクビの後方への倒れ込みを低減させます。
そして、万が一、歩行者をはねてしまった場合に歩行者のダメージを軽減させるのが、衝撃吸収ボディです。エンジンフードやフェンダーは衝撃吸収構造になっているので、歩行者の頭部や脚部への衝撃を緩和します。
