はじめに
スズキは軽乗用車「ワゴンR」の1993年の発売から25周年を記念して、ワゴンR、ワゴンRスティングレーに特別仕様車「25周年記念車」を設定して、9月10日より発売します。
特別仕様車「25周年記念車」やスズキの人気ロングセラーモデルワゴンR・ワゴンRスティングレーについて詳しく見ていきましょう。
ワゴンRの歴史
ワゴンRはスズキが販売している人気のトールワゴン型の軽自動車です。
1993年に初代ワゴンRが発売され、広い室内と使い勝手の良さで軽ワゴンという市場をつくりました。
全国軽自動車協会連合会発表の年間軽自動車販売台数では2006年から2011年までの5年間軽自動車の販売台数1位、その後も年間10万台以上の販売台数を記録しする大人気モデルです。
3代目から派生モデル「ワゴンRスティングレー」が設定されています。
スティングレーは押し出し感の強いデザインやエアロパーツにアルミホイール、充実した装備などで人気があります。
ワゴンRの販売台数はN-BOXやスペーシアなどのスライドドアのハイトールワゴンに最近は押され気味ですが、スライドドアが不要な層や価格設定も低めなのでロングセラーモデルとして今も人気があります。
国内累計販売台数約460万台だそうで、名実ともにスズキの代表モデルと言える大事なクルマですね。
ワゴンRのライバル車は?
ワゴンRの後に出たダイハツのムーヴがライバル車で、販売台数は2台でデッドヒートを繰り返しています。
ムーヴは派生モデルとしてムーヴキャンパスもある分有利ですね。ムーヴキャンパスはかなり人気車種ですし。
全国軽自動車協会連合会発表の直近の2018年7月の軽四輪車通称名別新車販売確報でもムーヴが10,196台で6位、ワゴンRが8,446台で7位となっており、若干ムーヴに押され気味ではあります。
ワゴンRとワゴンRスティングレーの車名の由来は?
それぞれの車名の由来ですが、スズキの公式HPではワゴンRの「R」はREVOLUTIONレボリューション(革新・画期的)とRELAXATIONリラクゼーション(くつろぎ)の頭文字であり、「軽自動車の新しい流れを作る新カテゴリーのクルマ」で「生活にゆとりを与えるクルマ」という2つの意味を込めたそうです。
ただこれは後付けでセダンもあるけど、ワゴンもあるという「ワゴンもあーる」というジョークからワゴンRとなった説もあります。
ワゴンRスティングレーの方はこちらも英語「STINGRAY」から来ており直訳すると「赤エイ」ですが、ワゴンR STINGRAYはSTING [刺激] とRAY [光線] による造語だそうです。
このクルマの走る姿が夜の闇を切り裂いて放たれる光線をイメージして名付けられたそうです。
更にワゴンRのは 当初は「ジップ(ZIP)」という名前で発売予定であり、急遽ワゴンR変更されたとうエピソードもあるそうです。
ワゴンRという名前は結構しっくりきますし、もしかしたらジップという名前だったら25年も続かなかった可能性もありますね。
3種類の特別仕様車「25周年記念車」
今回、25周年を記念して、ワゴンR、ワゴンRスティングレーに特別仕様車「25周年記念車」が設定され9月10日より発売されます。
この特別仕様車「25周年記念車」の主なトピックは発進時にモーターのみで走行できる1マイルドハイブリッドが全車に搭載されます
また安全面ではスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート」を全車に標準採用して安全面もサポート。
「セーフティ・サポートカー」の「サポカーSワイド」に該当させてきました。
内外装では、個性的な3つのデザインをベースに、外観の加飾やインパネカラーパネル色の変更などの専用装備、
車体色は新設定の紺「ノクターンブルーパール」および赤「フェニックスレッドパール」をはじめ全6色を設定してきました。
特別仕様車「25周年記念車」の主な専用装備ですが、全車共通で助手席シートヒーター(2WD車)と専用エンブレム[25th ANNIVERSARY]がバックドアに標準装備されます。
またメーカーオプション名にはなりますが、フロントカメラ、左右のサイドカメラ、バックカメラ等がセットになった全方位モニター用カメラパッケージも6万円台で設定されています
それでは3種類の特別仕様車を詳しく見ていきましょう!
■ワゴンR 25周年記念車 HYBRID FXリミテッド
こちらはHYBRID FX セーフティパッケージ装着車がベース車両となります。
専用色インパネカラーパネル[ネイビーパール、シルバー]
シルバーインサイドドアハンドル
IRカット機能付フロントガラス、プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)
ネイビーパールとシルバーのインパネが素敵ですね!
日差しを軽減してくれるUV&IRカットガラスも特に女性ユーザーの方には嬉しいですね
フロントグリル[スモークメッキ、スチールシルバー]
専用ファブリックシート表皮、チルトステアリング、運転席シートリフター
シルバードアハンドル
14インチアルミホイール
アルミホイールは見た目も変わりますから標準装備は嬉しいですね
以上が特別装備となっています。
価格は1,312,200円から1,429,920円となっています
3車種の中では、FXリミテッドが一番デザイン的に好みですね。価格も一番買いやすい価格ですし、売れ筋モデルになるのではないでしょうか。
■ワゴンR 25周年記念車 HYBRID FZリミテッド
続いてのFZリミテッドはHYBRID FZ セーフティパッケージ装着車がベース車両となっています。
専用色インパネカラーパネル[マットブラックパール、シルバー]
マットブラックパール&シルバーのインパネはスポーティさがあっていいですね!
専用ファブリックシート表皮
メッキバックドアガーニッシュ
シルバードアハンドル
15インチタイヤ&アルミホイール
この15インチホイール新型N-BOXでカスタムターボの15インチホイールに似てますが、非常にカッコいいと思います。
以上が特別装備となっています。
価格は1,425,600円から1,543,320円となっています
■ワゴンRスティングレー 25周年記念車 HYBRID Xリミテッド
最後のXリミテッドはスティングレー HYBRID Xがベース車両となります。
フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ
専用色インパネカラーパネル[マットブラックパール、シルバー]
本革巻きステアリングホイール[専用シルバーステッチ]
フロントグリル[メッキ、ダークグレー]
専用ファブリックシート表皮、専用ドアトリムクロス
メッキバックドアガーニッシュ
15インチタイヤ&アルミホイール
が特別装備となっています。
スポーティな印象のスティングレーですが、この特別車は更にCoolな印象です。
価格は1,526,040円から1,643,760円となっています。
さいごに
2017年2月にフルモデルチェンジされた6代目ワゴンRはヘッドアップディスプレイや濡れたまま収納できる傘立てを軽初装備してきたりとスズキもかなり力を入れている車種です。
今回の特別仕様車はマイルドハイブリッドが全車に搭載されているので発進時にモータのみで発進できるのは静かなのは他車に対してアドバンテージありますし、内外装も特別仕様車ならではの装備で魅力的です。
新車効果も薄れてライバル車のダイハツムーヴに押され気味だった販売台数も今回の特別仕様車の発売で逆転を狙えるか今後の販売動向が楽しみですね!