ワゴンRとスイフトスポーツ一部改良!MTがなくなった?
《画像提供:Response》《写真提供:スズキ》 スズキ ワゴンR ハイブリッド FX-S(フォギーブルーパールメタリック)
ワゴンRは、1993年に誕生した軽ハイトワゴン。当時としては珍しい全高を高く取ることで室内空間を広く取ることに成功した革新的なハイトワゴンの先駆者的モデルです。
現在販売されるのは2017年に登場した6代目モデルで、主に「ワゴンR」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR カスタムZ」の3種。同じくワゴンR名を冠した「スマイル」も存在しますが、こちらは更に全高を高めスライドドアを装備した全く別のもモデルです。
2023年10月2日、この「ワゴンR」「ワゴンR スティングレー」「ワゴンR カスタムZ」に加え福祉車両ウィズシリーズ「ワゴンR 昇降シート車」「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」を含めたワゴンRシリーズのCVT車の一部改良が発表されました。
スズキは、今回の一部改良について、「法規対応に伴う一部仕様変更」としていますが、これは「後退時車両直後確認装置」の追加だといいます。
これに伴って、販売価格の変更が行われており、ベースとなるFX(2WD)が129万6900円から、最上位グレードとなるHYBRID T(4WD)が188万8700円まで。全グレードに対し、7万7000円の価格上昇となったようです。
これと同時にコンパクトカーの「スイフト」の走行性能を高めたスポーツ版となる「スイフトスポーツ」の6AT車も一部改良が行われています。
《画像提供:Response》《写真提供:スズキ》 スズキ スイフトスポーツ(チャンピオンイエロー4)
この一部改良も、ワゴンRシリーズと同様、「法規対応に伴う一部仕様変更」で、「後退時車両直後確認装置」の追加が行われているといいます。
こちらも価格が変更されており、223万6300円と、改良前と比較し13万6400円の増額となりました。
ここまでの記載でお気づきの方もいるかも知れませんが、ワゴンRシリーズもスイフト・スポーツも現代では珍しい“MT”を設定するモデルでした。ですが、どちらも一部改良はCVT車もしくはAT車のみに限られており、MT車は含まれておりません。
スズキの公式HPにアクセスするとそれぞれのMTのモデルはラインアップから消滅しており、選択出来ない状況となっております。
一部メディアでは、“ATから対応した”としており、“MTモデルの消失”というわけではないという話もありますが、今のところ正式な発表はありません。