こちらはスポーツ走行を想定した車種になりますが、S660にもパドルシフトが採用されています。
マニュアルとCVTのラインナップで、CVTに限定してパドルシフトが用意されています。普段からガンガンスピードを出して走る訳じゃなく、時々ドライブがてらにワインディングして、少しスポーツ走行を楽しみたいという人にはパドルシフトを選択するといった感じでしょう。
ミッドシップのスポーツタイプの車でも問題なく対応できる点からパドルシフトを採用しているので、CVTとは言えパドルシフトが実用的なものとなっていると言えるでしょう。
パドルシフトの後付けはできる?
後付けできるものと、できないものがあるので注意が必要です。
最低条件として、マニュアルモードがある事が絶対条件となりますので、マニュアルモードがあればつけれる場合が多いので、販売店に問い合わせしてみましょう。
マニュアルモードがあれば、次にパーツを探しそのパーツメーカーに自身の車が対応しているかどうかを確認してみましょう。その際は車検証などを用意して確認するとスムーズに対応してくれます。
自分で取り付ける場合は、取説通りに装着すればそこまで難しいものではありません。工賃はおよそ1~3万円くらいと、通常修理ではない事からバラつきがありますし、場所によっては断れる事もありますので、事前に整備工場に問い合わせてからの方がいいでしょう。
まとめ
今回はふつふつと人気が高まってきているパドルシフトについてご紹介させていただきました。
スポーツ走行をしない人以外にも用途やメリットもあるパドルシフトですが、まだまだ搭載車種も少ないのが現状です。現在乗っている車にも対応さえしていれば、簡単に装着する事ができますので、思い切って後付けで着けてみてもいいかもしれません。
よくある質問
■パドルシフトってなに?
ハンドルの後ろに設置されたスイッチで変速操作ができるものです。基本的にドライバーが変速を操作しなくてもよいAT車でも、パドルシフトを操作すると自分の好みに応じて変速することができ、マニュアル車のような感覚で運転できます。
■パドルシフトの「パドル」ってどういう意味?
パドル(Paddle)とは、小型の船を漕ぐ時に使う「櫂(かい)」のことです。平たくて細長いパドルシフト用のスイッチが、櫂にそっくりということから名付けられたようです。
■パドルシフトが使いたい!後付けできるの?
パドルシフトが装備されない車向けに後付け汎用キットが発売されているほか、車種によっては上位グレードで標準装備されているパドルシフトを移植したりする方もいるようです。ただし、愛車のATにマニュアルモードが備わっていない場合は、後付けはできないでしょう。