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運転記録証明書とは?必要性から発行方法や場所・内容や委任可能?徹底解説

運転記録証明書とは?必要性から発行方法や場所・内容や委任可能?徹底解説

安全運転を書類上で確認ができる運転記録証明書。でも実際に使ったことがある人はあまり多くないのかもしれません。今回は発行、発行できる場所・取得方法や手数料、委任状での発行は可能なのか等、全て解説していきます。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


運転記録証明書とは?

出典元:自動車安全運転センター

「運転記録証明書」とは、過去5年間までの間に交通違反や事故、さらには運転免許における行政処分の記録等についての証明をしてくれる書類のことを指します。

タクシーやバス、トラックなどを運転する職業に就こうと思っている方は、安全運転を徹底出来るドライバーであることの証明を求められるので、その際に運転記録証明書の提出を求められる場合がほとんどです。

さらに、優良運転者を表彰する場面であったり、SD(Safe Driver)カードを取得する際にも運転記録証明書は利用されています。この運転記録証明書は、自動車安全運転センター法(昭和50年7月10日施行)の規定に基づいて設立された「自動車安全運転センター」という組織が発行しています。

必要性は?

本来、この運転記録証明書は、事故・違反を繰り返す方への警告と指導を目的として制定されました。特に運送、運輸を職業とするトラックやバス、タクシーの運転手にとっては、常日頃から安全運転を心がけるのが必須条件になるので、この書類を証拠として取得しておく必要性が出てきます。

この書類の存在を通して、交通事故防止への啓発であったり、運転への意識と注意喚起をする目的を併せ持っていますし、その結果として事故や違反の未然に防ぐことにつながります。

発行するとSD(Safe Driver)カードも付いてくる

出典元:自動車安全運転センター

運転記録証明書を発行すると、同時にSDカードが付いてきます。このSDカードは、1年以上無事故無違反であれば取得出来るというカードになっています。無事故無違反の期間によってカードの色が変わってきます。

SDカードの種類と条件
グリーンカード(若草色):1年以上2年未満
ブロンズ(銅色):2年以上4年未満
シルバー(銀色):4年以上10年未満
ゴールド(金枠なし):10年以上20年未満
スーパーゴールド(金枠あり):20年以上

このカードを保有していると「SDカード優遇店」ステッカーが貼ってある店において様々な優遇を受けることができます。

運転記録証明書の発行方法と発行可能な場所は?

運転記録証明書の発行及び申請においては、事前に警察署/交番/駐在所/自動車安全運転センターに備え付けの証明書申込用紙に必要事項を記入して、郵便局か免許センターで申請する必要があります。

運転記録証明書の発行申請をする際には、証明期間は過去1年間、3年間、5年間から選ぶことができます。その際の発行手数料は郵便局、免許センター共に一律630円です。

郵便局で申請を行った場合は10日ほどで郵送されてきます。免許センターで申請すると、郵送の他に直接受け取ることも可能です。郵送の場合であれば3~7日、直接受け取る場合は当日~3日ほどで取得することが可能です。

委任状で発行は可能?

もしも書類を取得したいとなった際に、仕事の都合で郵便局や免許センターに行くことが出来ないという場合には、代理人に依頼して取得することも可能です。
その際には、取得する本人から委任されたことを証明する書類はもちろん、本人の免許証番号、代理人の身分を確認できるものも必要になるので、事前に用意しておきましょう。

その他の証明書

今回の運転記録証明書以外にある証明書をいくつかご紹介します。

・無事故・無違反証明書
この書類は、優良ドライバーであることを証明する為の書類です。基本的には、トラック運転手やバスの運転手などの運転を生業とする人に向けて利用されており、運転免許を取得後、無事故無違反で他の模範となっている場合に贈られる優良運転者の表彰時などに使われます。

・累積点数等証明書
この書類は、交通違反や交通事故によって自分自身の免許点数が現在何点になっているのか正確に把握することが出来る書類です。

・運転免許経歴証明書
この書類は、高齢などを理由に運転免許証を自主返納した際に、全ての免許を取り消された人が交付申請を行うことの出来る証明書です。運転免許証に代わる、身分証明や本人確認の際に利用できます。

まとめ

運転記録証明書に関しての解説はいかがでしたでしょうか。正しく書類の内容を把握し、適宜ご自身にとって必要なものを取得し、運用するようにしてください。

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