トップへ戻る

フランスの人気車「ルーテシア」とはどんな車?2019年に新型も

フランスの人気車「ルーテシア」とはどんな車?2019年に新型も

ルノーの人気コンパクトカーであるルーテシアは、本国であるフランスでも多数売れているモデルです。ヨーロッパで売れに売れているルーテシアですが、日本ではそれほど一般的ではないとも言えるかもしれません。フランスだけでなく、ヨーロッパで人気のルーテシアとはどのような車でしょうか?新型モデルの情報もありますので、今後注目のモデルの概要を解説していきましょう。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

ルノー ルーテシアとはどんな車?

ルノーのルーテシアというモデルは、クリオという名前でフランスで発売されています。日本ではルーテシアという名前で販売されていますが、1990年の初代が発売されてから、全世界で1500万台を販売している、超人気車なのです。

欧州のBセグメントでは、2013年以来販売トップに立っているモデルです。新型では、およそ6年半ぶりのモデルチェンジとなり、5代目のモデルとして発売されます。

ルーテシアの概要

本国では、クリオという名前で販売されていますが、ルーテシアと言う名前で日本で販売されていたのは2006年からです。クリオとしては3代目のモデルになりますが、日本では3ドアと5ドアのハッチバックが導入されました。

当初日本に導入されたのは、1.6Lのガソリンエンジンの1種類のみとなっています。5速MTと4速ATの組み合わせで販売されていました。2010年3月からは、マイナーチェンジされたモデルが販売。横滑り防止機能が設定されるなど、さらに安全に運転できるようになっています。

クリオという名称が商標登録されていた関係で、クリオという名前で輸入されているモデルと、日本でも正式に導入されたルーテシアという名前が混在しています。本国で人気のモデルだけに、魅力がたっぷりのモデルとなっているのが特徴。

現行モデルのルーテシアの内装

ルーテシアの内装は、落ち着いたカラーコーディネートにより、色調が抑え目になっています。エントリーモデルということながらも、それほどチープ感がない内装がポイントとなっています。黒やグレーを基調としたデザインになっており、誰でも乗りやすい内装です。

日本で人気のスポーティ仕様のルーテシアRSになると、赤のアクセントがあり、独自デザインになっているのが特徴。アルミ製のペダルや、スポーツシートなどドライバーをやる気にさせる内装がポイントとなっています。

ルテーシアが持っている実用性はそのままに、スポーティなデザインとシートが装備され、スポーツ走行がしやすいデザインとなっているのが人気の理由です。

新型ルーテシアもシックで落ち着いたデザインに

3月開催のジュネーブモーターショー2019にて発表されるクリオ(日本名:ルーテシア)新型

これまでのルーテシアも、落ち着いたデザインとなっていましたが、2019年3月に発表の新型のルーテシアではさらに質感の向上を目指しています。ダッシュボードやドアトリム、さらにはセンターコンソールなどにソフトコーティング素材を使用しているのが特徴。

またパーキングブレーキは電動化されることで、運転席周辺のスペースがさらに拡大しています。ステアリングホイールも、エアバッグが小型化しているので、よりコンパクトなデザインになっているのがポイントです。

高めの位置にあるセンターコンソールには、シフトレバーが設置されています。ダッシュボード中央には、Bセグメント車で最大級の9.3インチのマルチメディアモニターを装備しています。

シートはサポートが大きく張り出しているので、座り心地も良さそうです。これまでのシートよりもドライバーをサポートすることができそうなデザインとなっています。

マルチメディアモニターは、ドライバーの方向に向けてレイアウトされているので、操作がしやすくなっているのがポイント。マルチセンシング、ナビ、インフォティンメントの役割をはたしています。

新型ルテーシアでは、デジタル化されたデジタルコックピットを採用しているのも特徴です。メーター部分にあるスクリーンに、ドライバーに見やすく情報を提供することができます。センターコンソールに置くだけで、スマホの充電が可能です。ワイヤレスでスマートフォンを充電することが可能なのも、利便性が良いので嬉しい機能です。

ホイールベースが長くなっているので、リアシートのスペースが向上しています。コンパクトカーでありながらも、後席のスペースが向上していることは、同乗者の快適性を向上させるので、ルーテシアの魅力をさらにアップさせることでしょう。

グローブボックスが大型化されていることや、391リッターというクラス最大のラゲッジスペース容量も利便性を向上しているポイントです。

新型ルーテシアの外装・エクステリア

ルーテシアの外装は、従来のモデルから流線形の独特のデザインとなっていました。コンパクトカーとしてのかわいいさと、存在感を両立したデザインになっているのが特徴です。

新型の外装では、官能的なフォルムはそのままにダイナミックなデザインになっているのがポイントです。フロントグリルが大型化されており、大型のインテークを備えているのも特徴的。

ボディサイズは、全長が14mmコンパクトになり、全高は30mm低くなっています。より空力性能や運動性能を向上させるのに、ボディサイズの変更が良い影響を与えています。ヘッドライトやテールランプにLEDランプが標準で装備されているのも、一つのポイントです。

基本的な外装としては、ほとんど大きな変更がないのが特徴です。変更になっている点は、ヘッドライトテールライト、また前後のバンパーのデザイン。マイナーチェンジに近いのではと感じさせるほど、大きな変化がありません。

ボディカラーもシックに

新しいルーテシアで選択できるボディカラーは、先代と同じように落ち着いた色合いとなっています。鮮やかでありながらも、シックな色合いになっているのが、ルーテシアのデザインとマッチしています。

新型では、新色のバレンシアオレンジとセラドンブルーを加えて、全10色のボディカラーを選択可能。エクステリアカスタマイズパックとして、赤、オレンジ、黒が選択できます。

ルーテシアのパワーユニット

ルーテシアに搭載されるのは、ルノーの主力エンジンである1.2Lターボです。ユーロ6に適合したエンジンで、パワフルに走るには十分なパワーを出しています。最高出力は118psとなっており、また最大トルクは20.9kgmとなっています。

ダウンサイジングターボを搭載しているので、排気量が小さくても必要なパワーを出すことが可能です。価格が抑えられた0.9L3気筒ターボエンジンが搭載された「S MT」が限定販売されていました。

1.2Lターボエンジンに組み合わされるのは、6段デュアルクラッチトランスミッションで、ギアの変速が良く理解できるギア構成になっています。小排気量のエンジンと組み合わせると、どこで変速しているのかがはっきりと理解できるシフトフィールを提供します。

ダウンサイジングターボは、大排気量のようにあり溢れるほどのパワーはありませんが、心地よく走ることができます。シャシーはルノー日産三菱アライアンスが開発した「CMF-B」プラットフォームを採用。

これまでも高速では良好な直進性を見せ、コーナリングでは自然なフィールを見せていたので、コンパクトカーとして十分な性能でした。新しいシャシーになって、さらに走行性能が向上することが期待されますので、発売後が楽しみになります。

スポーティなRSに搭載されるパワーユニットは、従来のモデルと比較するとさらにパワフルです。1.6Lながらも最大出力は200馬力となっており、ハイパワーを小さな排気量から出しています。

ルノーが長年F1で培った技術が、コンパクトなエンジンから生み出されるエンジンパワーの理由となっています。RSの場合には1300kgに満たない車には、充分なパワーですが、スポーツ走行にはぴったりのエンジンです。

燃費の面では、従来のモデルではJC08モードでは17.4km/Lとなっています。またRSになるとおおむね11~12km/Lほどの燃費になるようです。コンパクトカーとしては標準的な燃費でしょう。

次期ルーテシアは技術進化が確実!

新型ルーテシアでは、さらに先進技術が搭載されることがポイントとなります。スマートコックピットで、最新のコネクティビティ技術が反映されています。

マルチメディアモニターが装備されているので、ドライバーも気軽に操作することが可能。全ての機能が集約しているので、ドライバーには嬉しい機能です。

また新型のルーテシアには、先進の運転支援システムが搭載されることも決まっています。ルノーとしては、先進の運転支援システムが小型車の自動運転につながるとしています。それで、新型のルーテシアにどのような運転支援システムが搭載されるのか楽しみです。

予想されているのは、ステアリングから手を放しても良いほどの自動運転ではなく、日産セレナの「プロパイロット」のような、半自動運転の技術になると予想されています。ルーテシアがコンパクトカーであることを考えると、半自動運転になることが妥当と言えるでしょう。

ハイブリット版も登場か?

新しいルーテシアでは、ハイブリッド版が登場することが予想されています。2019年3月時点で発表されているのは、ルノーグループが新開発したハイブリッド技術の「E-Tech」が搭載される最初のモデルとなります。

どのような技術になるのかは、ジュネーブモーターショー2019で発表される予定です。48ボルトのマイルドハイブリッドが搭載されると予想されています。コンパクトカーにハイブリッド技術が搭載されて、どのくらいの燃費になるのか今後のニュースにも注目できるでしょう。

人気のコンパクトカーは売れる理由あり

これまでルーテシアは、クリオという名前でフランスでも、欧州でも売れ続けてきました。コンパクトで積載性も良く、きびきび走るというコンパクトカーの要求を満たしているのが販売台数の多さにつながっているのでしょう。

新型にモデルチェンジされることになりますが、外装の面では大きな変化がないとしても、内装の質感アップや、ハイブリッド技術、自動運転など注目の装備が追加されることが分かっています。どのようなモデルになるのか、今後のニュースにも注目していきましょう。

  • カービュー査定

関連する投稿


蘇った名車 アルピーヌA110、新旧A110に迫る!

蘇った名車 アルピーヌA110、新旧A110に迫る!

フランスのアルピーヌ・A110が蘇り再生産されていますが、やはりA110と言えば1963年から製造のアルピーヌA110を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?今回は新旧アルピーヌA110について見ていきます。


走りのスゴいクルマ 5選!異次元のドライビンクフィールを感じよう!

走りのスゴいクルマ 5選!異次元のドライビンクフィールを感じよう!

今どきのクルマはどれも良く出来ていて、もはや大きな欠点のあるクルマなんてありません。一方で、クルマの平均的なレベルが上がるにしたがって、クルマに乗って感動したり、感心したりする事も少なくなって来たような気がします。でも、世界には一度ハンドルを握ると、「おおっ!スゴいっ!」と感じるドライビングフィールのクルマが、まだまだ沢山あります。 クルマはやっぱりドキドキ・ワクワクするもの。そんなクルマたちをご紹介いたしましょう!


おすすめのマニュアル車5選!運転を知的ゲームに変える?!

おすすめのマニュアル車5選!運転を知的ゲームに変える?!

今や、世の中のクルマのほとんどがオートマ車になってしまいました。でも、まだまだマニュアル車も様々なモデルが発売されています。 運転を奥深く、知的なゲームにしてしまう、おすすめのマニュアル車をご紹介いたします!


小さめステーションワゴンならSUVを蹴散らす使い勝手!おすすめ3選

小さめステーションワゴンならSUVを蹴散らす使い勝手!おすすめ3選

猫も杓子もSUV!という現代では、ユーティリティを求める車選びならSUVしか選択肢がないように思われがちかも。しかし、背が低めでも車両後部に広大な荷室を有するステーションワゴンなら、安定した走行性能や乗り心地といったSUVに欠けがちな部分を堪能できつつ、お値段はリーズナブルなものも多数。この記事では、おすすめワゴンの中でもちょっと小さめなモデルを3台ご紹介していきます。


ただの外車じゃつまらない!最新輸入車 個性派3選!

ただの外車じゃつまらない!最新輸入車 個性派3選!

日本は国産車の人気が高く、輸入車はまだまだニッチな存在といえるかも。それでも世界中の様々に魅力的な車たちを国内にいながらにして楽しめるのは、実はかなり幸せなことですよね。そこで今回は、フランス、ドイツ、アメリカの最新輸入車の中でも、個性際立つ独自の魅力にあふれたモデルを紹介していきます。きっと輸入車が気になってくること間違いなしです。


最新の投稿


ホンダ新型「ステップワゴン」発表!新モデルに加え、新色や便利な機能も追加

ホンダ新型「ステップワゴン」発表!新モデルに加え、新色や便利な機能も追加

ホンダは2025年5月15日、ミニバン「ステップ ワゴン(STEP WGN)」の一部改良モデルと新グレード「エアー イーエックス(AIR EX)」及び「e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラック エディション(e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION)」を発表。発表翌日の5月16日より、全国のHonda Carsにて販売を開始しています。


【軽自動車販売台数ランキング】ダイハツの復活が止まらない?それでも1位はやっぱり「ホンダ車」! 年度末の販売台数人気ランキングに変化はあったのか

【軽自動車販売台数ランキング】ダイハツの復活が止まらない?それでも1位はやっぱり「ホンダ車」! 年度末の販売台数人気ランキングに変化はあったのか

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年4月新車販売台数ランキングによると、これまでと変わらずホンダ「N-BOX」が1位となったほか、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」といった3位まで入れ替わりはなく、スライドドアを有する人気のスーパーハイトワゴンたちの膠着状態が継続しています。このほか、スズキ「アルト」や、「ジムニー」といったスズキ勢が好調なようです。


クルマを毎日利用する人の半数以上がガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」【パーク24調査】

クルマを毎日利用する人の半数以上がガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」【パーク24調査】

パーク24株式会社は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象「ガソリン価格」に関するアンケート実施し、結果を公開しました。


【新車販売台数ランキング】4月はどんなクルマが売れた?トヨタ勢が強すぎてホンダ・日産が押され気味!?

【新車販売台数ランキング】4月はどんなクルマが売れた?トヨタ勢が強すぎてホンダ・日産が押され気味!?

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年4月の新車販売台数ランキングによると、1〜4位までは変化がなく、いつも通りの力強さを見せつけましたが、5位以下では「アクア」や「ノア」「ヴォクシー」などトヨタ勢の躍進がみられるなど、ランキングに変化がありました。


mobiAI、韓国Ciel Mobility社およびインドネシアJasnita社とオンデマンド型公共交通に関する戦略的MOUを締結

mobiAI、韓国Ciel Mobility社およびインドネシアJasnita社とオンデマンド型公共交通に関する戦略的MOUを締結

日本を拠点とするモビリティ・物流向けAIソリューション企業 mobiAI株式会社は、インドネシアの通信技術企業 PT Jasnita Telekomindo Tbkおよび韓国のモビリティプラットフォーム企業 Ciel Mobilityと、オンデマンド型公共交通(Demand Responsive Transport、以下「DRT」)事業の共同展開に関する覚書(MOU)を締結したことを発表しました。