マツダ・ベリーサの特徴や燃費
マツダが2004年6月に発売したベリーサは、当時大衆車として人気を博していたデミオのワンランク上のモデルとして発売されたコンパクトカーです。
ベリーサという名前はイタリア語で真実を意味する「Verita」と英語で満足を意味する「Satisfaction」を組み合わせて作られています。
ベリーサは知名度こそあまり高くないものの、非常に優れたコンパクトカーです。
惜しくもベリーサは2015年に生産終了しましたが、11年間一度もフルモデルチェンジがなされることはありませんでした。
この点も、ベリーサの魅力を愛するファンにとってはありがたいことで、ユーザーは長い間ベリーサに親しむことができました。
■マツダ・ベリーサの魅力
ベリーサの最大の魅力はそのエクステリアデザインならびにインテリアデザインですが、確かな走行性能を持った車としても人気を得ていました。
また、静粛性も高く、ゆったりとした落ち着いた乗り心地も魅力です。購入後のオーナーからは、走りも静粛性も、乗り心地もよく、まさにクラフトマンシップにあふれた車だと人気が高いです。
■マツダ・ベリーサの乗り心地
マツダ ベリーサ
走行性能と並んで多くのユーザーが魅力を覚えている点が、乗り心地です。
ベリーサは良好な加速性能を持つ一方で適度なサスペンション性能を備えており、運転時の震動や騒音は気になりません。しかも、ベリーサは全てシート素材がレザーで作られており、本革もオプション設定されているという高級仕様です。
レザーならではの肌触りは運転時の満足感を高めてくれるでしょう。さらに、上級グレードに当たるCグレードではアームレストがつくなど快適装備が充実しているため、より質の高い乗り心地を求められます。
■マツダ・ベリーサ 燃費性能は
ベリーサの燃費はどれくらいなのでしょうか。
ベリーサは全車「グリーン税制」対象車に設定されています。
平成17年度基準排出ガスを75%低減レベルの高い環境性能があります。
また、当時のメーカー発表の10・15モードの燃費は16.8km/L(FF)でした。
ベリーサに設定されている特徴的な機能で「e-4WD」というものがあります。これは時速30km/h以下で作動する4WDシステムで、ベリーサの2WD車にも装備されています。
e-4WDとは、日立製作所が開発したモーターアシスト式四輪駆動システムのことで、後輪をモーターで駆動する方式になっています。
このe-4WDで低μ路における発進性能は、エンジンの出力を4輪に伝達する通常の四輪駆動車と同程度でありながら、燃費の5%向上と、車重の15%軽量化、新規開発部品点数の大幅な削減などが可能にないのでりました。
マツダ・ベリーサのエクステリア
ベリーサはコンパクトカーらしく小さくまとまったフォルムに仕上げられており、特徴的なデザインとなっています。
デミオと共通するDYプラットフォームを使用していました。
デミオが直線的なラインが目立ち角ばった形状をしているためどこか重たい印象を受けますが、対するベリーサは曲面を多用しており、やわらかく軽やかな見た目となっています。
マツダ・ベリーサのインテリア
ベリーサはデミオと区別すべく、インテリア面を中心としてグレードアップが図られていました。ベリーサはエクステリアデザインも優れていますが、インテリアデザインもユーザーを魅了する素晴らしさで溢れています。ベリーサのインテリアはレザーが標準装備されているため、車内には独特の気品が漂います。車内のカラーリングもツートンカラーが採用されているため、華美に過ぎずシックな美しさが演出されています。
もしあなたがベリーサのインテリアに大きな魅力を覚えるなら、オプションとして設定されている本革仕様のモデルを購入してみてください。
本革仕様ならば、ベリーサ特有のゴージャスさもさらに磨きがかかるためおすすめです。
マツダ・ベリーサの口コミ・評判
郊外では市街地の燃費と比べ、だいぶ良くなります。
時速60~70km走行で、信号が少ない道路では15~16km/l、
条件が良いと、17km/lに届くこともあります。
ベリーサの数少ない難点として、燃費が挙げられます。他メーカーの同グレードの車に比べると燃費は多少悪い印象は否めませんが、日常使用できる範囲内です。燃費性能をそれほど気にしない方には、問題にはならない数値ではないでしょうか。
マツダ・ベリーサの中古価格
ベリーサの平均中古車価格は73.4万円です。
最低本体価格は2万円で、最高本体価格は200万円となっています。基本的に、年式が新しく、オプション装備も充実している車両が高額であり、逆に低価格帯には年式の古い車が集中します。
また、エクステリアデザインを中心として熱烈なファンがついている車なので、未使用車に高値がついている珍しい車でもあります。
マツダ・ベリーサはデミオへ・・・
よくある質問
2015年にベリーサは生産終了してしまいます。
以降はベリーサのブランドはデミオに統合され、現在に至るまで再生産の噂も出ていません。もともとベリーサはデミオより高級なモデルとして作られた車でしたが、ファミリアよりは高級さで劣るため立ち位置に悩んだ車でもありました。満足なブランディングができず、人気を今一つ高められなかった点がベリーサの生産収量の原因と言えるでしょう。
当然ながら、現在ではベリーサの新車は販売されていません。
しかし、中古車市場ではまだまだ十分な数が流通しており、100万円も出せば年式も新しくそれなりにオプションがついた車両を買い求められます。「デザイン性が高くて乗りやすいコンパクトカーが欲しい」という方にはベリーサがおすすめです。
■ベリーサの燃費は?
当時のメーカー発表の10・15モードの燃費は16.8km/L(FF)でした。ベリーサは全車「グリーン税制」対象車に設定され、平成17年度基準排出ガスを75%低減レベルの高い環境性能があります。
■ベリーサとはどんな意味?
ベリーサという名前はイタリア語で真実を意味する「Verita」と、英語で満足を意味する「Satisfaction」を組み合わせて作られています。