マツダ デミオとは
※写真は、デミオの2002年発表モデルです。
1996年、マツダがコンパクトカーの新たな形として提案したのがデミオです。日本国内に止まらず世界で販売されています。
当時人気を誇っていた多くのミニバンは、機械式立体駐車場に入れられないという問題が多発していたことから、デミオはその制限高さぎりぎりまでに対応できるよう設計されています。
初代デミオの、ある意味そっけないほどのシンプルさが時代に受け入れられ、競合車以外のクラスからもデミオに移行するユーザーが頻出するくらいの人気がありました。
マツダ デミオの中古車 モデル別中古車相場・中古価格
※写真は、デミオの2014年発表モデルです。
デミオの中古車相場と市場価格については、年式・モデルによって様々です。相場と価格に関して、初代から順を追って見てみましょう。
■初代マツダ デミオ(1996年8月~2002年7月)
マツダ デミオ(2001)
初代は1996年に登場し、生産終了は2002年です。海外ではMAZDA121として販売されていました。
初代デミオは、機能的な「道具」に徹するということをテーマにしたことが功を奏し、上級クラスや軽自動車へ移行したユーザーの心をつかみ、マツダを経営危機から建て直すことに成功したという、まさにマツダの救世主といえるコンパクトカーなんです。
平均価格 | 約27.4万円 | |
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価格帯 | 約24.9万円~38万円 |
■2代目マツダ デミオ(2002年8月~2007年6月)
マツダ デミオ(2007)
2002年にフルモデルチェンジし2代目となりました。
ヨーロッパでの使用状況に合わせて高速操縦安定性と空力の改善がなされています。
2005年にはマイナーチェンジが行われ、デザイン一新、燃費性能の向上などが変更点として挙げられます。
平均価格 | 約19.6万円 | |
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価格帯 | 約0.6万円~59万円 |
■3代目マツダ デミオ(2007年7月~2014年8月)
マツダ デミオ(2013)
2007年に登場したのが3代目。汎用ミニバンコンセプトから一新して、一般的なコンパクトハッチバックスタイルに生まれ変わりました。
2011年にはマイナーチェンジが行われ、その際に初めて市場にマツダの次世代技術SKYACTIV TECHNOLOGYが投入されました。さらにはDSCやTCS、DSC一体の電子制御式ブレーキアシストを標準装備にし、安全性能も強化されています。
このようなマイナーチェンジが行われた結果は売り上げに大きく反映され、発売1か月の売上が月間販売計画の6,000台の約2倍以上の、13,500台の受注がありました。
平均価格 | 約38.7万円 | |
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価格帯 | 約5万円~105.9万円 |
■4代目マツダ デミオ(2014年9月~2019年9月)
マツダ デミオ
2014年に誕生した4代目デミオは、「魂動 -Soul of Motion」をコンパクトカーに合わせて再構築したデザインを採用し、それに合わせタイヤをぎりぎりまで四隅に配置したほか、ヘッドライトのデザインは、野生の動物の鋭い目をモチーフとするなど、それまでのデザインと一線を画するようになりました。
また、エンジンについては、「P3-VPS」型1.3L直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」を改良したほか、新開発された1.5Lディーゼルエンジン「SKYACTIV-Ð1.5」を設定しました。
そして、2019年にはデミオの車名をMAZDA2に統合する形でデミオの歴史は幕を下ろすことになりましたが、MAZDA2がその歴史を引き継ぐことでしょう。
平均価格 | 約122.9万円 | |
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価格帯 | 約53.9万円~226.3万円 |
まとめ
※写真は、デミオの2014年発表モデルです
以上、マツダデミオの中古価格などについてまとめてきました。
人気車種なので各世代、非常に多くの数が中古車市場に流通しています。予算の都合に合わせて、希望に合った個体に出会えるといいですね。