1 道の駅日光とは
世界遺産に指定されている日光の社寺や鬼怒川の観光スポットへの経由地、玄関口として位置づけられており、駅内の観光情報館内では日光市観光協会のスタッフが窓口で直接案内をしてくれる道の駅となっています。
商業施設には、日光地場産の新鮮な野菜・フルーツのほかに、この道の駅ならではのオリジナル商品の販売をしており、観光客だけではなく地元の人からも愛され、連日賑わいを見せている道の駅です。
■道の駅日光の場所とアクセス方法
道の駅日光の場所は栃木県日光市にあり日光街道(一般国道119号)と会津街道(一般国道121号)、例幣使街道(一般国道352号)の日光杉並街道を代表される3街道が合流する場所にあるまちなかの道の駅となっています。
アクセス方法
【首都圏から電車で】
新宿駅から新鹿沼で東武線に乗り換えて「下今市駅」から徒歩5分
東京駅から宇都宮でJR日光線に乗り換えて「今市駅」から徒歩5分
【車】
日光宇都宮道路今市ICより10分
駐車場
普通乗用車71台・障がい者用3台
■道の駅日光施設内各店舗の営業時間
道の駅日光施設内の各店舗の営業時間は下記となります。
【日本のこころのうたミュージアム・船村徹記念館】
営業時間 9:00~17:00 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始が休館
【商業施設】
営業時間:9:00~18:00 定休日:毎月第3火曜日(祝日の場合は翌日)
【和食レストラン・蕎麦処】
営業時間11:00~19:00 定休日:不定休
■日光街道ニコニコ本陣の愛称で親しまれている
道の駅日光は「日光街道ニコニコ本陣」の愛称で地元の人や観光客からも呼ばれており、活気あふれる道の駅となっています。開店後にはすぐに駐車スペースがなくなり、午後には人気商品などが完売するほど、連日賑わいをみせている場所です。
また、名前の通り、施設内のスタッフの人たちはいつでもニコニコして観光客への温かい出迎えをしてくれるので、足を運べば自然と「ニコニコ」して楽しめること間違いないでしょう。
2 道の駅 日光の魅力
「日光街道ニコニコ本陣」の愛称で親しまれている道の駅ですが、魅力はこれだけではありません。寄れば必ずはまる理由がこの道の駅日光にありますので紹介していきます。
■特産品をスーパーでの買い物感覚で購入できる
道の駅といえば農産物や特産品などの買い物も楽しみの1つといえます。橘高氏は農業がとても盛んで、新鮮な野菜やフルーツ、地元名産お漬け物や湯葉などが並んでおり、買い物を楽しめます。
商業施設の中はスーパーのような作りとなっており、自分の行きつけ感覚で買い物をすることができます。手作りのお惣菜やお弁当コーナーが充実しているので、ここでお弁当を購入して「明智平展望台」や「日光杉並木」の絶景を楽しみながらランチタイムを楽しむのもいいのではないでしょうか。
駅弁などでは高額弁当として有名な「日光埋蔵金弁当」は素材の味付けをそのままにお手頃な価格で購入する事もできます。
写真は明智平
■日本のこころのうたミュージアム・船村徹記念館
船橋徹記念館とは日光市ゆかりの文化勲章受章の日本を代表する作曲家「船村徹氏」が北島三郎氏、鳥羽一郎氏、美空ひばり氏など日本を代表する著名人に提供した楽曲を大迫力の3Dグラフィック映像で体験することができる「夢劇場」や日光市にゆかりのある歌手の手形を触ることができるコーナーなどがあります。
この他にもミュージアムショップでは、道の駅日光や船村徹氏にちなんだオリジナル商品や日光にゆかりのある品を販売しています。
※船村徹氏とは
日本音楽著作権協会(JASRAC)の名誉会長であり日本作曲家の最高顧問を務めた人で戦後歌謡界を代表する作曲家の一人です。手掛けた曲数は5000曲以上にのぼり、歌謡曲の作曲家として文化勲章を初めて授章した人です
■金谷ホテルのパンが買えるベーカリーショップ
金谷ホテルは1873年(明治6年)に開業し現存する日本最古のクラシックホテルとして有名で登録有形文化財と近代化産業遺産に登録されています。そこで食べることができるパンをこの道の駅でも頂くことが可能です。
金谷ホテルベーカリーで作られるパンは厳選された良質な素材にこだわり、日光の名水、そして明治の時代から受け継がれている職人魂とレシピから生まれるパンとなっています。看板商品の「ロイヤルブレッド」を含む、定番のあんぱんやメロンパン、道の駅限定のコロッケサンドをはじめ焼きたてのパンがバラエティ豊かに揃っていて日光のお土産として人気です。
■そば処 蕎粋庵(きょうすいあん)が美味しい
そば処 蕎粋庵は地元の食事を使用しコシの強い二八手打ちそばと風味豊かなつゆが食べやすい蕎麦となっています。素材を生かし、職人さんが心を込めて作った手打ちそばは絶品です。
かきあげとおそばをつゆに浸して食べる「日光ひたしそば」、天ぷらやデザートなどボリュームたっぷりの「豪幸そば御膳」、この道の駅オリジナルの「炭そば」などを堪能することができます。
炭そばは体の中の毒素を吸い取り、血圧や血糖、コレストロールの値を下げると言われているのを知っていますか?見た目とは違って驚くほどなめらかなのど越しで一口食べたら病みつきになること間違いないでしょう。
■建物が新しくてキレイ
道の駅日光は2015年4月27日と比較的新しく開駅されているので建物が新しくてきれいです。その為、トイレはウォッシュレット付きで設備も清潔に保たれています。第3駐車場には電気自動車用急速充電気があり、足が不自由な人の為の車いすが6台あるなど設備は十分に整っているといえるでしょう。
■天然氷を使ったかき氷もオススメ
日光市は夏になると「かき氷の激戦区」となることで有名です。その理由としては美味しい天然水で作った氷をふんだんに使用しているからです。道の駅日光にも夏になれば様々なメニューのかき氷を味わうことができます。
マンゴーをたっぷりと使った「マンゴーかき氷」や黒蜜ときな粉が絶品の「黒蜜きな粉かき氷」など甘いものが好きな方はもちろん、あまり食べない方でも楽しむことができるでしょう。
3 道の駅 日光と車中泊
写真はイメージです
日光東照宮まで有料道路を使えば20分で行くことができるなど周囲に様々な観光スポットがある道の駅日光ですが、普通乗用車は71台しか駐車することができません。その為、この道の駅で車中泊をすることができるのか気になるかたもいるでしょう。ここでは、車中泊ができるのか、できたとしても注意しないといけないことはあるのかなど紹介していきます。
■道の駅日光では車中泊は可能?
道の駅日光での車中泊は禁止されていませんので原則可能です。ただ、車中泊ができる駐車スペースは52台と少なめになっています。
公式サイトでは71台と記されていますが、これは夜間が封鎖される第2駐車場が入っての数字で、隣接するコンビニ前は車中泊が禁止となっているので実質使えるのは45台程度しか駐車することができません。
タイミングによっては「車中泊ができない」可能性もありますので十分に注意しましょう。
特産店閉店後でないと混雑する
道の駅日光の駐車スペースが狭いことはわかり「早く行って場所を確保しておかないと!」と思う方もいるかもしれません。しかし、この道の駅は平日でも賑わっており、駐車場の7割近くが埋まっていて施設が営業している時間帯は「居座れる雰囲気」ではありません。
車中泊を考えているのであれば、特産店閉店後から一般利用客の数が減っていきスペースが空きますので、その時間帯を狙うといいかもしれません。
ただし、夜間になれば第2駐車場は閉鎖され、コンビニ前の駐車場では車中泊はできませんので、閉店後から時間が経っていると他の車中泊利用者で埋まっている可能性も十分にありますのでご注意ください。
この道の駅で車中泊をしたいのであれば、タイミングを見極めて行いましょう。
■24時間コンビニが併設されているから便利
この道の駅がすぐに車中泊利用者で埋まるのはスペースが狭いからだけではありません。24時間営業しているコンビニ「セブンイレブン」が隣接されており、他の道の駅と比べても利便性が高いからです。
24時間営業しているコンビニがあるということは、道の駅自体が閉館していたとしても弁当を購入したり飲み物を購入することが簡単になります。本来であれば、車中泊をする場合は事前に必要なものを購入しておかなければなりません。(足りないものがあったときに買い足すと、その場を離れている間に他の車中泊利用者に使われてしまいため)。しかし、この道の駅ではコンビニが近くにあるため、車を動かさなくても買い物をすることができるため、車中泊に非常に便利です。
4 まとめ
道の駅日光「日光街道ニコニコ本陣」の魅力や車中泊について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。特産品や新鮮な野菜をいつも行っているスーパーのように買い物することができる商業施設、厳選された食材を使ったパンを味わうことができる「金谷ホテルベーカリー」や職人さんの心がこもった蕎麦を食べることができる「蕎粋庵」など日光市の観光の思い出に1つプラスになることは間違いありません。車中泊をする場合は駐車スペースが狭いので注意しないといけない点がありますが、24時間営業のコンビニなどがあり、車中泊がしやすい環境が整っています。
この記事を読んで何か1つでも興味が出てきたのであれば「道の駅日光」に遊びにいってみてはいかがでしょうか。