「走り」そのものを楽しむ上質なクルマ、BMW
BMW。メルセデスと並んで世界的に名を知られているドイツの自動車メーカーで、走りそのものを楽しむことができるクルマであるとの評価を得ています。
シルキーシックスと呼ばれるエンジンにスポットが当たることが多いですが、足回りの作りこみもしっかりしており、まさにFun to Driveなクルマと言えるでしょう。
今回は、BMWの人気シリーズをご紹介いたします。
贅沢の極み!BMW4シリーズ
BMW 430iクーペ
BMW 420i グラン クーペ
カブリオレ
BMW4シリーズには、クーペ、グランクーペ、カブリオレの3タイプがあります。
いずれもスポーツ仕様で、BMW独特のダイナミックなボディとパワフルなエンジンを搭載しつつも、スタイリッシュなデザインです。
広々とした室内空間
迫力のあるフロントフェイス、ボディデザインに自然に溶け込むエア・カーテンやエア・ブリーザー。早さを追及する一方、室内空間にもとことんこだわりました。
美しい流線型のアルミ製トリムや、前列だけではなく後部座席にもレザーシートを使用しています。
まさに贅を極めた夢のスポーツカーです。
■グランクーペは4ドア仕様!!
BMW・428i グランクーペ「ラグジュアリー」
BMW4シリーズのグランクーペは、クーペのボディ形状を維持しつつ、ファミリー向けに4ドア設計されたものです。
「本当はクーペが欲しいけれど、4ドアでなければ不便…」といったニーズに応えた製品です。
■便利だが、2ドアのカッコよさには負けるか
BMW・428i グランクーペ「ラグジュアリー」
確かにうれしい設計ですが、同じ4シリーズのクーペと並べてみると、その差は歴然としています。2ドアの方がはるかにスタイリッシュです。重心が後方にずれるため、走行性にも差がでます。
2ドアのクーペには、多少の不便を凌駕するさまざまな魅力があります。ゆったりとした運転席や広い視界、安定した走行性は格段に快適です。
すべてのニーズに答えたモデル!BMWX5 xDrive40e
いま、車に求められているすべてのニーズを兼ね備えたモデルが「BMWX5 xDrive40e」です。
ダイナミックな4輪駆動のボディにパワフルな4気筒のツインターボエンジンを搭載する一方、電子制御式のエアサスペンションで積載重量に応じてなめらかな走行安定性を維持します。
さらに、近距離ならガソリンを一切使わないゼロ・エミッション走行を実現。走行モードは3種類あり、長距離運転や街中運転など、シーンに応じて使い分けが可能です。
電気自動車充電用コンセントや、BMWのウォールボックスを使って、充電は自宅でも外出先でも手軽に行うことができます。
他を寄せ付けない、圧倒的で革新的なコンセプトの車です。
長距離も街中でも!
■車内のスペースは?
BMW5シリーズの魅力は、もちろん機能やデザインだけではありません。
インテリアには、ウッドトリムやレザーシートなど上質で高級感あふれる素材が使用されています。
ゆったりとした室内空間もまた大きな魅力です。バックレストは角度と幅を調節できるだけでなく、ヘッドレストの高さも電動で調整できます。
また、ラゲージ・ルームのドアは上部と下部の2分割で開閉するタイプで、下部を開いた状態にするとフロアが開口部に向かって伸びるので、荷物台として利用でき、とても便利です。
たっぷりと荷物を積載できるうえ、大きな荷物や重い荷物も楽に積むことができます。
目指したのはサーキット走行!M2クーペ
もともと1シリーズのクーペverという位置づけの2シリーズですが、そのMモデルとなる「M2クーペ」。
Mモデルとは、走りのBMWのなかでもサーキット走行をも意識した走りの最上級に位置づけられるモデルとなります。
■値段は張るが、役に立つ
幅広のタイヤを覆いこむワイドフェンダーは迫力十分で、リアに回りこんでM2のエンブレムを見ることなく、それと知ることが出来ます。また直6DOHCターボから繰り出される370psはボディサイズとのバランスも抜群です。
お値段は770万円ですが、同じクーペボディのBMW M4や同じクラスのライバル車に比べて割安感も十分なだけでなく、価格以上の保有、そして運転の楽しみを味わうことができるでしょう。
■スポーツモードでも安定した走行がM2の魅力
M2の走りは、BMW「M」名に恥じないものとなっています。通常走行をイメージしたコンフォートとモードとサーキットを含めたスポーツ走行時のスポーツモードが搭載されていますが、両モードでの安定性はさすがBMWといった仕上がりです。
より安定性が求められる通常走行時の重厚感は勿論、スポーツモードでもBMWらしいハンドリングや軽快感と安定性を上手く両立させたバランスのよい仕上がりです。
安定性に不安を覚えることなく、スッとノーズが入っていく回転性などはまさにその代表といえます。
「安全すぎてつまらない」でも「難しすぎて操れない」でもなく、いかなるドライバーの満足をも満たしてしまう、そんな車がM2だと言えます。
【BMW M2クーペ 試乗】シフトダウンの音を聞くだけで、心が洗われる…岩貞るみこ | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2017/01/07/287988.html小さなボディに骨太な意志。ぐっとくる面構え。クーペゆえの大きめなドアを開けるとずしりと重く、乗り込んで締めると完全に下界と空気が遮断される。
環境にも優しくなったBMW320d
BMW320d スポーツ
BMW320d
BMW320d、このdとはディーゼルを意味します。ディーゼルというと一昔前は、黒い排気ガス上げて環境に悪いイメージもありましたが、今のディーゼル車は環境にやさしい作りになっています。走りのイメージが強いBMWですが、近年ではクリーンディーゼル車の開発により環境を意識した企業であることも示しています。
その320d、クリーンディーゼルにより環境にやさしいとはいえ走りが損なわれてしまっているのではないか、その疑問は杞憂でした。BMWらしい足回り、そしてエンジンも2000rpmあたりの低回転域でもしっかり反応、これぞBMWという味わいを残したまま、燃費も21.4km/hと非常に高い水準です。
少しお高め!BMWM5について知りたい
BMWM5
M5のベースとなるBMW5シリーズは、ミドルクラスセダンとして位置づけられメルセデスであればEクラス、国産であればマークX等と同じカテゴリーに属します。しかしながらこのM5は外見こそ5シリーズと大きく変わるものではないものの、スペック、そして実際の走りは5シリーズとは全くの別物です。
まず心臓部分であるエンジンには、V84.4Lのツインターボを搭載。最大出力560ps、最大トルク63.9kgmのパワーは低回転域からでもその力を発揮します。これは最近の車の傾向にありがちな低排気量の車をターボ化するものではなく、大排気量へのターボ化によって全回転域でのトルクの盛り上がりを可能としているものです。
■価格は中古マンション級!!
これだけのパワーがあるということになると、当然、扱いにはシビアな一面もあります。超ワイドタイヤは、轍などで路面の安定しない一般道はやや挙動が不安定になることもあります。また、単なるミドルクラスセダンと思ってアクセルを踏み込むと、あっという間にスピンするリスクを孕んでいます。
しかし、この羊の皮を被った狼を手なずけることができれば、ドライバーを今まで味わったことのない未知の世界へ誘ってくれます。
さてその価格は1495万円と、郊外なら世帯向け中古マンションが買えてしまうようなお値段であり誰にでも手が出せる代物ではありませんが、これだけのスペック、運動性能を鑑みれば適性といえるのではないでしょうか。
日本でも人気のシリーズ!BMW330eMスポーツとは
BMW330e
BMW 330e Mスポーツ
BMW3シリーズは、スモールサイズセダンに位置づけられていますが日本での人気は高く、街中でも容易にその姿を見ることができます。
BMW330eMスポーツは、BMW3シリーズでも上位に位置づけられるPHEVセダンで、FR構造を維持したまま作られているのが特長です。
走行時は、エンジン、モーターのみ、エンジン+モーターのハイブリッドモードという3つのモードがあり、その状況に応じて切り替えることが可能です。
またMスポーツとは、足回りやスポイラーなどをスポーツ志向に振ったモデルで、BMWの大体のグレードで用意されているパッケージです。これによって軽快なハンドリングやスポーツ走行を楽しむことが出来ます。
今話題のPHEVの乗り心地、メリット・デメリット
PHEVとはプラグインハイブリッドカー、つまり直接コンセントから充電することが可能なハイブリッドカーのことです。PHEVに共通して言えることはその静粛性(快適性)と燃費であり、これが大きなメリットであるともいえます。
BMW330eでは、BMWを保有し運転する楽しみを得ながら、快適性とフトコロへの優しさまで得られてしまうという代物です。
デメリットと言えば車重と価格でしょうか。ガソリンモデルよりも200kg増となる車重は走りの面ではマイナスになります。
価格もガソリンモデルより高くはなりますが、このクラスで選択できる唯一の500万円台の車であることを鑑みれば、十分価値のある一台ではないでしょうか。
一度是非、味わって欲しいBMWの世界
環境問題が叫ばれる昨今において、魅力的な車を作り続けることは難しくなりつつもあります。特に国産車は一部のスペシャルカーを除いて、単なる移動手段としての位置づけによる車も増えてきているように思われますが、外国車にはまだ失われていない車としての味わいが多く残っています。
その代表的なメーカーの一つがBMWであると思います。従来から続くFun to Driveなモデルだけではなく、昨今の環境問題を意識したスペックのモデルを開発しながらも、BMWが言う「駆け抜ける喜び」を失うことなく魅力的な車を数多くリリースしています。
一度、自分に合わせたモデルのBMWを探し、そして体験されることをお薦めします。