長距離ドライバーにとっての安心の休憩スポット
夜通し車を走らせたり、何日もかけて遠距離を移動したりしなくてはならない長距離トラックなどのドライバーにとって、道の駅は安心の癒しスポットでもあります。
この点、24時間営業ではなく、夜間は営業していない道の駅であっても、ドライバーのために駐車場やトイレ、自動販売機などを解放している道の駅は少なくありません。
ですが、24時間営業をしている道の駅は、特に長距離ドライバーが通る割合が多い幹線道路上にあることも多く、ドライバーに寄り添う設備や環境を整えているところが多いのです。
トラックのドライバーといえば、運転席などで座った姿勢のまま足を上げて眠るといった仮眠スタイルが定番ですが、やはり、それでは体は思ったようには休まりません。
24時間営業の道の駅ではドライバーがごろんと寝転がることができる広間を設けていたり、短時間でも熟睡しやすい仮眠室を貸し出したりしているところもあります。
血行を促して安心ドライブを
長距離の運転をずっと続けていると肩がこったり、足がむくんだり、目も辛くなってきて、頭も重くなってきます。
同じ姿勢で長時間運転をし続けることで、血行やリンパの流れが悪くなってしまっている状態です。
こうした状況は体に悪く、エコノミークラス症候群をはじめ、高血圧や糖尿病などの持病と相まって脳梗塞や心筋梗塞の引き金となる動脈硬化を起こすリスクもあります。
そのため、ところどころで道の駅を見つけては車を停め、少し歩いたり、ストレッチをしたりと体をほぐしてあげることも大切です。
そんな状況もカバーしてくれるのが道の駅の便利なところで、24時間営業をしているところでは、ドライバーのためにマッサージチェアを用意しているところや有料のマッサージ店が店を構えていて、24時間営業しているところもあります。
また、血行を促して気分的にもリフレッシュできるシャワーブースが完備されていたり、うれしいところでは地元で沸く天然温泉に24時間いつでも入れるといったところもあったりするほどです。
温泉に入ってリラックスができれば、体も心も癒されます。
連日の仕事でお風呂に入れていないというトラックのドライバーの方にはうれしい設備です。
景色が楽しめる露天風呂風の温泉などもあり、家族連れなどにも人気です。
交通費の軽減や小さなお子さまが電車内で騒ぐのを心配して、渋滞覚悟で6時間も10時間もかけて帰省するという家族連れにも利用されています。
ドライバーの代替がなく、運転するのがパパだけというファミリーなら、パパに温泉に入ってリラックスしてもらい、他のみんなは大広間でごろ寝をして仮眠をしてからリスタートするのがいいでしょう。
安全運転のためにも、休憩やリラックスは大切です。
朝食から夜食まで
24時間営業している道の駅があれば、時間帯を問わず、食べたいものにありつけます。
朝4時、5時の早朝からゴルフ場へと向かう方も、朝イチでの仕事のために走っている方も、地元産の干物や熱々の味噌汁と炊き立てのご飯、季節を感じるお新香で朝ご飯が食べられます。
ランチ時は一番にぎわい、土日祝日などは道の駅にランチを食べにくる人もいるほど、グルメなメニューが揃うのも魅力です。
地域にもよりますが、海鮮丼から焼肉丼、ステーキ丼といった地元の海の幸や大地の恵みを楽しめるメニューから、道の駅自慢のじっくり煮込んだこだわりカレーやここでしか食べられないご当地ラーメンなども揃います。
おやつ時には甘いものやスナックメニューも豊富です。
熱々の今川焼やたこ焼き、お好み焼きや焼きそば、から揚げやフライドポテトなどの軽食から、ソフトクリームや焼き立てメロンパン、今話題のスイーツまで揃います。
夕食はもちろん、深夜でもいつでも食べたいものが食べられますので、自分のドライブスタイルに合わせて、しっかりエネルギー補給ができるのです。
まとめ
道の駅は長距離トラックのドライバーや、深夜や早朝も車を走らせる帰省客やレジャー客などの休憩スポットとして24時間営業しているところも少なくありません。
運転の疲れを癒すシャワーブースや天然温泉が用意されているところや、つかの間の睡眠がとれる広間や仮眠室などが用意されているところもあり、体を休めて安心のドライブを継続できます。
イートインコーナーやショップも稼働しており、時間を問わず、ご自身のドライブスタイルに合わせて食事をとり、体を休めることが可能です。