BMWのX6とは
《photo by BMW》BMW X6 新型
BMWのX6とは、BMWのSUVです。
BMWはこのX6などに代表されるXシリーズを、SUVではなく「Sports Activity Coupe(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」という造語で表しています。
※本記事ではSUVとして扱っています。
BMWは7月3日、新型『X6』(BMW X6)を欧州で発表した。
初代X6は2008年1月、米国で開催されたデトロイトモーターショー2008で発表された。初のSUVの『X5』で成功を収めたBMWが、SUVにクーペデザインを導入し、X5のクーペ版として誕生したのが初代X6だ。BMWはX6を、「スポーツ・アクティビティ・クーペ」と呼ぶ。
2014年秋、フランスで開催されたパリモーターショー2014において、現行型の2世代目X6が発表された。今回、この現行X6がデビューからおよそ5年を経て、3世代目となる新型にモデルチェンジを行った。
BMW X6のスペックとサイズと魅力的な内装について
BMWのX6、そのサイズからご紹介します。エントリーモデルのX6 xDrive35iのサイズは全長4925mmx全幅1990mmx全高1700mmとかなり大きなモデルになっており、サイズは全てのX6シリーズ共通です。
BMW X6シリーズには3種類のモデルが存在します。X6 xDrive35i・X6 xDrive50i・X6 M Sportの3種類がありますが、大きく分けると、35iと50iという分け方が分かりやすいと思います。
xDrive35iは、直列6気筒DOHCターボを搭載し、xDrive50iとX6 MはV型8気筒DOHCツインターボを搭載しています。
■BMW X6 インテリア
BMW X6
X6のインテリアは、レザーシートの材質にもこだわりが表れています。
また、インテリアトリムにも再高級素材が使用され、スポーティさの中にも 豪華さがあふれています。
X6に限ればこの標準装備で十分ではありますが、更に上を行くオプション設定が豊富にラインナップされている事も忘れてはならない事柄です。
シンプルで画期的なデザイン、エクスクルーシブなスポーツ性の徹底されたスポーティさ。上質という言葉を裏付けるクラフトマンシップ。BMW X6 のインテリアは、細部に至るまで徹底して完璧さを追求しています。
BMW X6
典型的なBMW スタイルのコックピットは完璧にドライバーの視線で設計され、高いシートポジションで死角の少ないワイドな視界を確保しています。スポーティスタイルのシートは、荒れ地の走行でも高速道路のコーナーでも、身体ポジションをしっかりとホールドします。
クーペのようなシルエットと、身体全体を包み込むようなシート、すべてのインテリアのフォルムが心からの安らぎと安心を演出しています。
色彩の明暗がもたらすコントラストを纏った全てのパーツ一つ一つが、あなたの視線を一目で奪うに違いありません。一切妥協しない姿勢と、吟味された上質な素材と高級感に溢れたレザー・インテリアの組み合わせが 完成度を証明します。
BMW X6 ハイブリッドの評判
・BMW X6 ハイブリッド
このBMW X6ハイブリッドに搭載されるシステムは、4.4リッターV8ツインターボエンジン407Psに2基のモーター91psと86ps、3個の遊星ギヤシステム、4個の多板クラッチを組み合わせたフルハイブリッドであり、総合的なシステム出力としては485psと79.6kgmです。
しかしながらこのシステムの主役はやはり、まだエンジンであることは間違いない事実です。このハイブリッドシステムは電池で走れる限界は時速60Kmで距離2.5Kmが限界となっている事も事実です。
一般道などを電池走行していても、坂道や少しアクセルを踏み込めば、それほど粘ることなくエンジンが目覚める事になります。本格的なEV化はまだもう少し先になるようですが、完全EV化されることを願う車の一台という事は誰しもが期待する事でしょう。
BMW X6 新車価格をグレード別で紹介
X6 xDrive35i
このモデルは、X6のエントリーモデルになります。
価格は979万円からです。
ちなみに全車装備されている物としましては、
xDriveステータス・ディスプレイ
ダイナミック・ダンピング・コントロール
ドライビング・パフォーマンス・コントロール(ECO PRO、スポーツ・プラスモード付)
前後アクティブ・スタビライザー
リヤ・エア・サスペンション
ドライビング・アシスト・プラス
BMWヘッドアップ・ディスプレイ
BMWナイト・ビジョン
HDDナビゲーション・システム
トップ・ビュー&サイド・ビュー&リヤ・ビューカメラ
PDC/パーク・ディスタンス・コントロール
バング&オルフセン ハイエンド・サラウンド・サウンド・システム
40:20:40分割可倒式リヤ・シート
リヤ・エンターテインメント・システム
マルチ・ディスプレイ・メーター・パネル
となっています。以上がX6に全車装備されている物で、その他にもオプション設定されている装備もあります。
X6 xDrive35i M Sport:基本装備などはX6 xDrive35iとほぼ同じですが、M Sportモデルにはそれに加え、M SportはMエアロダイナミクス・パッケージ、BMW Individualハイグロス・シャドーライン・エクステリア、電子制御式サスペンションのアダプティブMサスペンションなどが装備されています。
価格は1059万円から。
X6 xDrive50i:50iは、ツインターボで高精度直噴システム、バルブトロニックを新たに採用した最新の4.4L・V型8気筒ガゾリン・エンジンを搭載します。
価格は1283万円から。
出力は450ps/5500rpm、650Nm/2000-4500rpm を発生し、0-100km/h加速は4.8秒と圧倒的な動力性能を実現。35i同様に燃費は約20%向上しています。
X6 xDrive50i M Sport: X6 xDrive35i M Sportと同様に、基本装備に加えMエアロダイナミクスパッケージ・BMW Individualハイグロスシャドーラインエクステリア、アダプティブMサスペンションなどを追加装備されたモデルです。
価格は1383万円から。
■BMW X6 ハーマンとは
ハーマンとは南ドイツ、ラウプハイムに本拠地を置いている、最も世界で一番大きいと言われている、モータースポーツ・チューニングメーカーであります。その技術は各企業やモーターカー業界では最先端技術を駆使した信頼性の高い設計と評判です。
X6にもエアロパーツの供給など行っております。
ついにモデルチェンジか、BMW X6新型の噂を検証
まだ噂の域を出ない情報ではありますが、どうやらX6の新型のワールドプレミアは9月のフランクフルトモーターショーあたりが有力です。
まとめ
BMWの数あるXシリーズの中でも、ひと際目を引く大きさとフォルムは、圧倒的な存在感とダイナミックなスポーティさを醸し出しています。大きなサイズ感にもかかわらず、俊敏な足回りは乗るもの全てに満足感を与えてくれる事でしょう。