BMWのコンパクトSUV X2ってどんな車?
BMW X2新型
「感動するほど素晴らしい車」に値するとして、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーエモーショナル部門賞を受賞したBMW X2は、小型SUVの位置づけで30代の方をターゲットに2018年4月18日より受注を開始しました。
BMWはX1からX6まで発売されていて、数字が大きくなるごとに大型なモデルとなり、奇数番号の車名は通常のSUV、偶数車名の番号はそのクーペ版(SAV)と位置づけられています。
そのBMW SUVシリーズで唯一欠番となっていたのが、今回発売されたX2です。
BMWはこの車を、「走りを追求したSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」とし、昨今で人気のカテゴリーでも一目置かれる車を創り出しました。
■BMW X2 ライバルは
X2
BMWとしては、競合はメルセデス・ベンツ「GLA」、レンジローバー「イヴォーク」を想定しているそうです。
しかし、同クラスのライバル車は、同門のミニ・クロスオーバーやアウディQ2、ボルボXC40あたりや、国産車ではトヨタのC-HR、ホンダ・ヴェゼル、マツダCX-3、そして、レクサスUXとも競合するのではないでしょうか。
また、BMWジャパンは、は機能性に加えて、BMWらしい「走り」の面で差別化を強調しています。
走行性能を調整できる「ドライビング・パフォーマンス・コントロール・スイッチ」により標準モードのCOMFORT、燃料消費効率を重視したECO PRO、スポーティーな走りを楽しめるSPOTモードから選択して走行できるのがドライバーにとっては魅力のひとつになりそうです。
■BMW X2のスペック:ちょうどいいボディサイズ!
BMW X2新型
X2は小さいようで大きく感じる不思議な錯覚を覚えさせてくれます。それは、低くワイドに構えたグラマラスな肢体を持つX2ならではの感覚なのかもしれません。日本においては立体駐車場に入るサイズの車が求められますが、X2はその問題もクリアしています。
そのようなBMW X2sDrive 18iの基本スペックを見ていきましょう。(2018/4月発売モデル)
・ボディタイプ:SUV
・ドア数:5ドア
・乗員定員:5名
・型式:DBY-YH15
・全長:4375㎜
・全幅:1825㎜
・全高:1535㎜
・ホイールベース:2670㎜
・トレッド前/後:1565/1560㎜
・車両重量:1500㎏
■BMW X2のパワートレイン・燃費
日本で発売されるBMW X2に採用されているエンジンは以下の通りです。
・1.5L 直列3気筒ガソリンエンジン
・2.0L 直列4気筒ガソリンエンジン
デザインに注目されがちなX2ですが、2リッターターボの4WDで1500㎏の車体を走らせるのですから燃費にも注目したいものです。(カタログ燃費より)
・エンジン型式:B38A15A
・最高出力:140ps(103kW)/4600rpm
・最大トルク:22.4㎏・m(220N・m)/1480~4200rpm
・種類:直列3気筒DOHCターボ
・総排気量:1498cc
・過給機:ターボ
・燃料供給装置:デジタル・モーター・エレクトロニクス
・燃料タンク容量:61リットル
・使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
・JC08モード燃費:15.6㎞/リットル
BMW X2の新車価格・中古車価格は?
X2のグレードは、標準車とM Sportの2タイプという割り切った設定になっています。「M」はスポーティーなグレードのみに使われる名前です。
標準車のFFとxDriveの価格差は38万円です。M SportのFFとDrive M Sportの価格差は34万円ですので、悩みどころと言えます。
それでは、都会派SUVと言われるBMW X2の気になる販売価格を紹介します。(2019/6/20現在)
■BMW X2の新車価格
モデル: sDrive 18i
・車両本体価格(税込):4,390,000円
モデル:sDrive 18M Sport X
・車両本体価格(税込)4,840,000円
モデル:xDrive20i M Sport X
・車両本体価格(税込)5,180,000円
モデル:xDrive18d M Sport X
・車両本体価格(税込)5,340,000円
モデル:M35i
・車両本体価格(税込)6,840,000円
※価格は、消費税を除く税金、保険料、登録の諸費用、付属品価格等を含まない車両本体価格です。
■BMW X2の中古車価格
Cセグメントとしては、値段はかなり高めなのは事実。しかし、X2が発売されてまだ日は浅いのですが、市場には中古車も出回っています。
新車には手が出せないが、中古車なら購入できそうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのようなX2の中古車価格帯はどのようになっているのでしょう。
モデル: sDrive 18i
・中古車価格帯:278~435万円
モデル:sDrive 18M Sport X
・中古車価格帯:298~438万円
モデル:xDrive20i M Sport X
・中古車価格帯:339~575万円
モデル:xDrive18d M Sport X
・中古車価格帯:399~464万円
モデル:M35i
・中古車価格帯:597~629万円
BMW X2の試乗記・口コミ評価
そもそもこのクルマ、SAC、即ちスポーツ・アクティビティー・クーペだそうだ。つまりはBMWが提唱しているSUVのクーペ版。これまでも『X6』のように、なだらかにスロープしたルーフラインを持つ本当のクーペ風モデルは存在したが、X2をクーペと言いくるめられたところで、少なくとも僕はそれに反応したくはない。残念ながらこのクルマはクーペ風に見えない。
『CS』という名が付けられた、かつてのBMWクーペ同様、Cピラーの根元にBMWエンブレムをあしらうなどしているが、どう見てもチョップドルーフのSUVにしか見えないのである。ただ、普通のSUVと比較した時、明確に若々しいスタイリングとスポーティーなイメージは持っているのだから、敢えてクーペと呼ぶ必要があるのか少し腑に落ちないのである。
足まわりはしっかりとよく動くタイプで、コーナーへ向かってステアリングを切り込むと、フロントがインを向くと同時にグーッとロールが始まる。クーペの名を与えられたとはいえ、素性はSUVだからそれなりのロールは発生する。しかしそのロールをなんとも感じさせないところが、BMWの足まわりという印象だ。
ただし乗り心地はちょっと硬い。ほかのBMW同様にランフラットタイヤを採用するので、どうしても路面の継ぎ目などは拾いやすい傾向にある。しかしペースを上げていくと乗り味は安定する。やはりドイツ車は速度が速いほうが落ち着く。
BMW X2のハイパフォーマンスモデルM35i
2019年1月より発売が開始されたM35iは、最高出力302ps、最大トルク450Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載。
専用チューニングのMスポーツ・サスペンション、Mスポーツ・ディファレンシャル、Mスポーツ・ブレーキを採用することで、より正確なトランクションコントロールや高いコーナリング性能を実現しています。
外装デザインはMパフォーマンスモデルの専用装備を組み合わせることで、ダイナミックさを強調。ヘッドライトやフォグランプ、キドニーグリル、ミラ・キャップを、Mパフォーマンスモデル専用とし、さらに、空力性能が高いMリアスポイラーを装備しました。
■X2にカブリオレも登場か!?
BMWX2のカブリオレ登場か?予想CG
カブリオレモデルが設定される可能性があると、今、まことしやかに噂されています。
標準モデルよりもシャープなヘッドライトや、拡大されたエアインテークなど、カブリオレ専用モデルのデザインが採用されるのではないかと、レスポンスが入手したX2 カブリオレのレンダリング画像からも予想されます。
カブリオレのライバル車は、英ランドローバーが販売する、レンジローバー・イヴォーク コンバーチブルとされています。
ただ、このイヴォークは、見た目は良いのですが重量が2020㎏と、ベース車より260㎏も重くなることから、走りの面においてはX2に軍配が上がるのではと期待があります。
ライバル車のルーフがソフトトップであるのに対して、X2 コンバーチブルでは、リトラクタブル・ハードトップを採用することで、差別化を図るのではとの噂も出てきているので、X2 カブリオレが登場する日も近いのではないでしょうか。
まとめ
本記事では、BMWのX2についてご紹介しました。
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